感情タグBEST3
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母からの推薦で学生時代に読んだものを再読致しました。 本作で阿刀田高氏のファンになり、しばらくはブラックジョークに凝ったのを覚えています。 時間が有れば、是非、再読をしたい私の中での不朽の名作です。
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直接的なグロテスクな描写はほぼなし。短編集だから長々とした情景描写があるわけでもなし。なのにひとつひとつ、読んだ後に背中がうすら寒くなるような感覚…。見えるものが怖いんじゃない。見えないから怖い。
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ブラック・ユーモアのジャンルでは、阿刀田さんの処女作(だと思う)。短編が18編おさめられています。
いやぁ〜最高だった♪やっぱり、阿刀田さんのこのジャンルの作品にはずれはないね。このジャンルはほぼ全部読んでるけど、つまんないと思った作品は皆無です。
今回も例に漏れず、全ておもしろかった★その中でも特によかったのは、『ギャンブル狂夫人』かなぁ。他の作品にも共通して言えることなんだけど、絶対にオチがわからない。毎度、話がおもしろくて×2、結末はどうなるの!?ってドキ×2してて、オチに辿り着くころには興奮はMAXで、そんで、もう予想外の結末読んで、ヴォルテージあがりすぎて頭大爆発!!って感じ(笑)
あぁもう大好きすぎる。すでにこのジャンルの本、数十冊は2、3度は読み返したなぁ。
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阿刀田さんの初期の作品ということで読んでみました。
クセになる感じ。もっと読みたい!
ギリシャ神話の話など著者の世界観が出ていたなと思います。
特に面白かったのは
「冷蔵庫より愛をこめて」オチが予想できなかった。なるほど!!
「あやかしの樹」気持ち悪いけどオチは最高
「わたし食べる人」
「歌を忘れない鸚鵡」切ない
「最後の配達人」
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奥付は昭和58年第6刷。筒井康隆とともに著者の作品を高校生の頃に読んだ。あの頃の自分は短編を好んで読んでいた、というより好きな作家の作品に短編が多かったのだろう。そしてブラックユーモアを好きになるきっかけにもなった。本書の作品は、すべてが戦慄の結末で落とされている。「幸福通信」「最後の配達人」が印象深い。
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「奇妙な味」という分野の作品ではあるが
あとづけのくくりで先行作はいくらでもあるし
あらゆる短編いやお話のどれもが
喜劇と悲劇というおかしみとかなしみ
怒りと恐怖ををある面でもつのだから
何にでも通ずる形ではある
その枠を意識して作られたお話としてこの本はどうかというと
時代をこえて読み続けられるへ選ばれるのは運だと思う
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ものすごくブラックな作品たち。
時には結末部分を読んで
思いっきり背筋が寒いことに気付く作品も…
面白かったのは
ほんのちょっとの火遊びが大やけどになってしまった
「夜の真珠貝」かな。
よくよく文章を読んでいきますと…
「あーあ」な展開がそこに待ち受けております。
…肝心の表題作は…
まさに「狂気」
歪んだ愛はついに凶行に及びます。
狂気って恐ろしいもの。
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事業に失敗して精神病院に逃げこんだ男が退院してみると、妻はいきいきと働いていた。巨額の借金も返済したという。そんなとき、あの男とめぐり合った。あの男は妻の不貞を告げ、一緒に新商売をやろうと誘う。あの男の正体がやがてあばかれ……。ブラック・ユーモアで絶妙に味つけされた、才筆の出世作。
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星新一と並ぶショートショートの名手と呼ばれるもあんまり知られていない気がする阿刀田高の短編集。星新一はスマートさの中に潜めた切れ味鋭さがあったけれど、阿刀田高は男女の情愛の絡まった少しウェットな質感の作品が多いかな。でもブラックユーモアの質は劣らない。