【感想・ネタバレ】オクトーバー・リストのレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年01月08日

【あらすじ】
本書は最終章で始まる。(中略)真相が明かされるのはラスト2章!前人未踏の超絶技巧サスペンス。

なるほど、真相がこうならばこれは最終章から始めないといかんよね。第2章で「ああ、ガブリエルの正体ってこういう……」と納得しつつ大丈夫1章を読むと「ああ、あのシーンは全部仕組まれたことだったの...続きを読むか……」と納得。解説で阿津川辰海氏が言っていたように徐々にズームアウトしていき、物語全体が見えるようになっていく手法がすごかった。
イメージとしては『カメラを止めるな!』が近いかな、違うかも……。一気読み必須のサスペンス。

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Posted by ブクログ 2023年03月04日

最終章から始まって、時間を遡っていくという手法。真相がわかるのは2章になってから。そうだったのね、と
初めのページを読み直したり

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年03月04日

久しぶりのディーヴァー。よく考えられた作品で、少しも飽きることなく読めました。最後の2章(最初?)で「おぉ。そんな事だったのか」となりますよ。ディーヴァーのあざとさに辟易して暫く読んでなかったが、これくらいの作品なら偶にはいいか。

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Posted by ブクログ 2022年12月07日

泡坂妻夫もかくやと思わせる構成の大仕掛けが、作者のテクニックで破綻なく、さらには作者の持ち味であるどんでん返しまで加えて仕上げられている。
一流のコース料理を味わったような気分。
お見事。

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Posted by ブクログ 2022年08月31日

結末から始まる物語なんて、大傑作の映画『メメント』に対する挑戦みたいなものだと思ってたら、負けず劣らずの名作となりました!

正直めちゃくちゃ読みにくくて、「これ、誰だっけ?」「この人、さっき何してたっけ? いや、時系列で言えば『この後』どうなることになったっけ?」と、何度も読み返したりしながら進め...続きを読むましたが、後半から物語が始まりへと繋がっていくと、一気に加速! そしてどんでん返しのラスト2章! 「えっ? んっ!?」が止まらないです!

再読必須! 真相がわかってからの『答え合わせ』で、時系列が繋がっていくのが気持ちいい!
さすが、どんでん返しの魔術師……名作です!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年05月06日

オクトーバーリストという重要な顧客リスト。ファンドの社長の高跳び、そして怪しげなチンピラ、娘を誘拐されたガブリエルは、なぜ血まみれなのか。一緒にいるダニエルが支え、逃走する。娘を救い出せるのか、大金の行方は、そしてオクトーバーリストとは何なのか。
時間を遡るかたちで進んでいく真実にうまい!の一言。ニ...続きを読むューヨークのベーグル、アッパーウエスト、イーストの雰囲気、地下鉄は57ストリート。街を歩きながら、周りを見渡し、その様子を伺うシーンが素敵にニューヨーク。
最後の3時間が秀逸。裏を描くその裏を描くといったところか。

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Posted by ブクログ 2021年11月17日

 物語をさかのぼっていく、という手法のミステリー。
 子供を誘拐された女性が、大金と「オクトーバーリスト」を要求される。

 「オクトーバーリスト」がなになのか、女性はわからない。
 つか、なんか追われてるんですけど。

 なんか、やばいんですけど。

 もうわけわからない感じで進んでいく。
 いや...続きを読む、さかのぼっていく。

 チャプターにそえられている意味深な写真が、さらにいったいなになの、って気持ちにさせる。
 うまい、うますぎる。
 
 そして…。
 
 ディーヴァーやばいです。
 まさに驚愕の結末。
 って、始まりなんだけど。

 すべてのピースがかちっとはまった瞬間が、たまらん。

 面白かった。

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Posted by ブクログ 2023年12月01日

終わりから始まるミステリー。娘の誘拐、そしてオクトーバーリストの謎とは? #オクトーバー・リスト

■あらすじ
怪しい男から娘を誘拐したと脅迫されている女性。タイムリミットは迫っていた。この事件には「オクトーバーリスト」と言われる情報が関係しているらしい。彼女はアパートで娘が無事もどってくるのを待っ...続きを読むている、そして身を案じる仲間たちが娘を連れ戻しに行ったのだが…

■きっと読みたくなるレビュー
終わりから始まるミステリー。

なかなかのパワーワード、どんな物語なんだ?と思われるかもしれませんが、実はそのまんまです。最終章である「第36章」から時間が巻き戻るように物語が綴られていき、ラストは「第1章」で幕を閉じるという作品。私が大好きな映画「メメント」に近い進行ですね。

本作、漫然と読み進めてしまうと混乱しがちなので、ノートに人物と関係性を書くのがオススメです。人物は多くないので手間がかかるほどでもないですし、人間関係を理解できたほうが絶対楽しめますよ。

さて物語ですが、とにかく分からないことばっかりなのに、常に差し迫った状況なんです。しかもさらに不安を掻き立てるような情報が交錯してくるから、さらに胸騒ぎが大きくなっていく。

こいつ何者なの?何故こんなことするの?オクトーバーリストって一体なんなのよ?

先に気になってしょうがないので読み進めるのですが、そうです本作は逆進行。読めば読むほど、むしろ気になることが増えてくるという恐ろしい展開。でも気になるから読み進めちゃう…そしてまた分からないことが増える…助けて。

ただすべてが分からないわけではなく、先に戻ることによって判明することも出てくる。場面も人物も次々切り替わったり、細かい展開もスピーディでストーリーテリングが上手いのよ。めっちゃ楽しく読み進められました。

そして本作は登場人物の距離感が素晴らしいんです。特にメインの男女二人の関係性が見ものなんですよね~ 物語が進行する(遡る)ことによって、気持ちが少しずつ変化して(戻って)いく様子が面白いのよ。

そしてなんといっても物語の終盤(というか序盤)。そもそもどういう事件だったのか、娘の誘拐は何故おこったのか、オクトーバーリストとは何なのか… ついに謎が明らかになった時、あまりに綺麗な真相と収束に、とりあえず目ん玉が飛び出ました。

あっという間に「最初まで」読んでしまった、ドエンタメなサスペンスミステリーでした。

■ぜっさん推しポイント
全て読み終わって、あらためて最初の「第36章」や、各章を飛ばし読みをしてみる。あのシーンはどうだったのか、奴はどうなったんだ…なるほど、そういうことだったのかと唸ること請け合い。

そして本書は、各章の冒頭に関連する写真が添えられているんです。部屋に飾りたくなるような写真ばかりで大好き。私のイチ推しは「第10章 土曜日午前10時30分 45分まえ」の写真。皆さんはどの写真がお気に入りですか?

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Posted by ブクログ 2023年07月30日

事件の様相が逆から語られていくサスペンス。娘を誘拐され、「オクトーバー・リスト」を要求される女性と彼女を支え助ける男性たち。そこに凶器を手にした誘拐犯がやってくるところから物語は始まります。普通なら物語のクライマックスに当たるであろうシーンなのですが、なんせ状況が分からない。そもそもオクトーバー・リ...続きを読むストって何なの?
読み進むうちにどんどんわかるだろうと思いきや、実は案外わからない。いろんなことが起こっているにも関わらず、謎が増えます。なんでこんな事態になってるの? 小さな「仕掛け」に関してはその都度わかりますが、大本がさっぱりわかりません。
と思ったら。やっぱり来ましたどんでん返し。結末がわかっているのにどんでん返しがあるのか? と思いましたが。ありました。なんとまあ、そういう仕掛けだったのか!

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Posted by ブクログ 2023年04月28日

時間軸を逆にしたからこそ面白い。
そうでなければ、ディーバーが好むジェットコースターにも、大どんでん返しにもならなかったと思う。
こういう小説の校正、大変そう。

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Posted by ブクログ 2022年09月17日

こんな事もできるのね
騙されました、完璧に
読みにく~~と思いつつ進み
終わりに来て、はあ~~
で、最初に戻ってしまった

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Posted by ブクログ 2022年06月24日

最終章から始まる逆行ミステリー。まえがきや目次すら最後に配置するという徹底ぶり。阿津川辰海氏の序文(解説)までもが逆なんで脳がバグる。ラストまで読んだら最初に戻りたくなるし、一章から普通に読みたくなる。とにかくすごい

答え合わせ感覚でパラパラ読み直したけど、ちゃんとそれぞれが繋がってるし、ほんます...続きを読むごい本やな……。
第1章読んでから第36章読むと「うわぁぁ!!」ってなる(笑)
あんまりいうとネタバレになるんでアレですが、ジェフリー・ディーヴァー、天才じゃね?

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年03月13日

逆行するストーリー、読んでて疲れる、記憶が定着せずんっ?となる
最後の複数段階回収は見事、読み返さなくても理解出来た(が読み返したくなる)

面白かったし感心したが、なんかモヤっとした感じが残るのはなんだろう、良い人がいない・応援したくなる人がいない感じかな

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年02月26日

娘のサラを誘拐されたガブリエラ。
犯人からは身代金50万ドルと共に勤め先の投資会社の上司が残した”オクトーバーリスト”なる謎めいた書類を要求される。
知人のダニエルとアンドルーが犯人との交渉に向かい、ダニエルの仕事上のパートナー、サムとホテルでその交渉結果を待っていたところ、結果を携え扉を開けて入っ...続きを読むてきたと思ったのはダニエルではなく犯人だった。。。

から始まる完全なる時間逆行物語。

フラッシュバックを巧みに取り入れるものや、衝撃的な結末から始まり”過去に遡る”作品には時として出会うのだが、ここまでストイックに過去方向にしか時間が流れていかない物語は初めて。

いかんせん構成上の企みの縛りがきつすぎて、巻末こそディーヴァーらしさが現れるが、9割方は結末(始まりにして真相)までの余興感が否めない。
それでも、細かなつなぎで途中放棄の念を覚えさせられることなく最後までたどり着けたし、何といってもこの試み自体が感嘆に値する。

本筋の感想ではないが、恥ずかしながら、「マクガフィン」なる演出上の用語を初めて知った。
ことばを知るのも読書の楽しみのひとつ。

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Posted by ブクログ 2022年01月23日

後ろの章からから読む小説。後ろから読むため、置かれている状況がまず分からず、初めは各章のつながりがなかなか把握しづらかったです。結末の章が分かってるんって、面白ないやんと思ったのですが、途中からは、徐々に視界が晴れて世界が広がっていくような感覚を体験できました。この逆から読むストーリーを作ったディー...続きを読むヴァーはやはり天才。普通の作品よりも、はるかに難しかっただろうなあと感心。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年09月22日

<感想はネタバレしてますので、読む予定の方は注意してください>

いろいろ変わった本は読んできたが、これもその一冊。時間さかのぼりミステリで、36章ある小説で最初が36章。それからどんどんさかのぼって最後が第1章である。その後に「著者まえがき」が来て目次(最後に目次が来る本なんてまずないのでは)、そ...続きを読むして阿津川辰海の序文が、これも5節からカウンドダウンで書かれてる。最初に結末が明かされるミステリというのもどうかと思いながら読む。

話の中心はガブリエラ・マッケンジーの6歳の娘のサラがジョセフという男に誘拐され、彼女の知人のダニエル・リアドンとその友人のアンドルー・ファラデーが、タイムズ・スクエアの倉庫で拉致されている娘の救出に向かっていくという話だ。

途中、からんできた刑事を殺して、警察に追われたり、子どもが誘拐されたことで必死になっている主人公が事件を起こしながら進行していく。

ところが2章まで来て、話は一転する。マッケンジーは女性警官で、おとり捜査で、ターゲットは同行の男で、誘拐事件自体がでっちあげ。犯人は仲間である。むしろ同行して助けてくれてる男がワルなのだ。おとり捜査というより詐欺ものですね。

さらに1章で、ガブリエラがロシアマフィアの事務所でマフィアのボスと会話している。

彼女の父はマフィアの手助けをしていた元刑事。彼女はそれを引き継いでいた。

ボスは右腕の娘がダニエルと一味に暴行され、その時の写真で娘の父を強請り口座のID、パスを聞きだし口座から金を奪われていた。ガブリエラはマフィアのCEOの恨みをはらすためにおとり捜査を仕組んだことが分かるというもう一つのどんでん返しを入れている。

これだと、1章から読むと、おとり捜査の顛末というだけで新鮮味はないので、最終章から書く意味が出てくるわけだ。なるほど。

娘の指が送られてきて、次(前?)の章ではマネキンの指であることが説明される。交通事故にあう同僚。これも警察の目を引くためのダミーであることが次の章で分かる。派手なベッドシーンが張り込みのヘッドフォンから聞こえてくるが、次の章でそれはアダルトチャンネルの音で、そのスキに主人公たちは逃走するなど、さかのぼりミステリを利用しての小技も多い。そして最後に大技が決まるという仕組みだ。

全体としは素晴らしいのだが、読んでる時はかなり頭を使う。100-7を繰り返すような小説で、読み心地はあまりよくない。

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Posted by ブクログ 2021年09月05日

このミステリはすごい。章が降順で進んでゆき、物語の真相が最後の2章でやっとわかる。大ドンデン返し。後ろから再読しよう。

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Posted by ブクログ 2023年08月11日

時系列が逆行するつくりのサスペンスミステリー文庫本。

第36章から始まって第1章で終わるのだが、前半は何で追われているかがわからないイライラ感、中盤から終盤は前半に至るまでの理由解明が当たり前すぎての中だる感、最後の2章ですべてがどんでん返しされてしまう恍惚感を得ました。
シリーズ外でもこんな長編...続きを読むが書ける著者は凄過ぎます。

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Posted by ブクログ 2023年08月05日

最後から時間を遡って物語が進む形式は斬新で新しかったけど、最後まで物語の流れがよくわからないまま進むのは自分にとっては少し読み心地が悪かった。自分は時系列通りに少しずつ全体像が明らかになっていく構成の方が好き。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年11月20日

リンカーン・ライムシリーズを続けて読み終えた後、更にシリーズ続編を読もうと思っていたにもかかわらず気になっていた本書に手をつけました。

なぜシリーズ続編ではなく、本書なのか?

それは下記説明にもある通り、本書は最終章から始まり、ページが進むにつれて章を遡っていく(時間が過去へと巻き戻される)とい...続きを読むう異質な作品であるからです。

しかも著者はジェフリー・ディーヴァー、そうです、大どんでん返しの魔術師が書いたミステリー作品だからです。

最終章から始まるということは、時間軸としての結論はわかっているんです。

しかし、時間を遡ることで、そこに仕込まれていたプロットが明らかになり、読者を驚愕させる。
(私もまさかの筋書き(台本)に驚かされた著者の思うツボの読者です)

しかし、まだまだ私の力不足。

最初から最後まで時間を遡っていく本書の構成が読みづらい。

ゆえに☆3つと厳しい評価となりました。

ドハマリしてりいるリンカーン・ライムシリーズ程のどんでん返しに次ぐどんでん返しみたいな楽しみ方は出来ませんでしたが、著者の作品は今後も楽しみに読み進めていきます。


説明
ドンデン返しの魔術師が技巧のかぎりを凝らした
前人未踏&驚愕連続の “逆行” ミステリー!

本書は最終章ではじまり、第1章へとさかのぼる。

娘を誘拐され、秘密のリストの引き渡しを要求された女ガブリエラ。隠れ家にひそみ、誘拐犯との交渉に向かった友人の帰りを待っていた。しかし玄関にあらわれたのは誘拐犯だった。その手には銃。それを掲げ、誘拐犯は皮肉に笑った……。

だが読者よご用心。全ては見かけ通りではない。章ごとに物語は時間軸をさかのぼり、あなたの知らなかった「事実」が次々に明かされ、白は黒に、黒は白に反転をくりかえす。謎のオクトーバー・リスト。それを狙う者たち。迷路のようなニューヨークの街で展開される人狩り。世界最強のサプライズの魔術師ディーヴァーが繰り出すサスペンスとサプライズ。そして全ての真相が明かされるのはラスト2章!

『ボーン・コレクター』『ウォッチメイカー』などでミステリー・ファンを狂喜させてきたベスト・ミステリー作家の神髄がここにある。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年10月31日

最終章からさかのぼって第1章で終わるという斬新な試み。
試みは面白かったが、整合性等を把握するためには時間を空けて読みにくく、またディーヴァー作でもあり、さかのぼるからにはある程度のトリックがあると考えながら読むと、結末(始まり)はある程度想定内であり、あまり面白くなかった。ただ、この話にするならこ...続きを読むの手法にするしかないかな。

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Posted by ブクログ 2022年06月05日

「逆向きに語られる長編小説」「どんでん返しの衝撃度では、史上トップクラス」と言われる本書。そうなんです!まるで、ジェットコースターが後ろ向きに走っているかのようなストーリー仕立て。構成に頭がついて行かない!ラスト2章の超ド級のどんでん返し。まさに、ジェットコースター宙返り。お試しあれ。

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Posted by ブクログ 2022年06月04日

面白かったが、ちょっと期待し過ぎてしまった。か弱い女性と思った主人公が実は正反対という設定は、「その女アレックス」を思い出した。また、過去に遡っていくという展開は映画「メメント」を思い出した。。。あとがきを、読んだ。というか前書きか。やはりメメントに言及していた。確かに「特異」で技術的にすごい作品か...続きを読むもしれない。でも私には分かりにくく感情移入できなかった。各章の何時、何時間前というのは分かりにくい。写真もわかりにくかった。残念。

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Posted by ブクログ 2022年05月01日

時間逆行ミステリ。第36章から始まり、次に35章(36章の40分前)、34章(35章の1時間50分前)と、少しずつ時間をさかのぼって事件が描写されるという変な形式です。逆行形式でも何とか話について行けたのは「逆さになってもディーヴァー」というか、書き方の巧みさなのかな、とは思いましたが、でも正直第4...続きを読む章くらいまではイマイチだったかも。登場人物のひとりが「俳優に似ている」と言われており、何となくブラピを想像してたら全然違った!(笑)

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Posted by ブクログ 2022年04月30日

はじめはよく分からず、終わりはどうなるのかと思ったけど。さすがでした。時間あれば、もう一度読み返したい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年02月18日

2022.2 うーん 確かに大ドンデン返しなんだけれど、緻密なディーヴァにしては大雑把で、ドキドキ感もない話でした。
ストーリーが逆行するので読むのも苦労するし。翻訳も今ひとつ。

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Posted by ブクログ 2021年12月12日

 ''キャサリン・ダンス''や''リンカーン・ライム''シリーズで著名なミステリー作家ジェフリー・ディーヴァーの画期的?な作品です。

 第36章から始まる時系列が逆転した小説で章が進む(1章に近づく)毎に時間を遡ってス...続きを読むトーリーが現れるのです。

 ガブリエラの娘サラが誘拐され現金50万ドルと''オクトーバー・リスト''なる書類を要求された。犯人は、ガブリエラの上司チャールスがマネーロンダリングを請け負っている顧客の1人だったが、チャールズは資金を全て持出し失踪した。

 ガブリエラは、娘を取り戻すためにチャールズ・プレスコットが持っている''オクトーバー・リスト''を探し捜査で立ち入り禁止のオフィスに侵入しリストを見つける。

 章が変わる毎に、過去に遡るのでついつい通常の小説の様に前章の記憶が読んでいる章の枝葉付けをするのですが読んでいる章は過去なので前章の出来事は参考にならず…いやはや頭の切り替えが大変な小説です。

 想像すら出来ない犯人の動機と主人公のダーティぶりに何だか惹かれてしまいました。

 ジェフリー・ディーヴァーのライムシリーズとダンスシリーズは、全て既読ですが本作は事件そのものは単純ながら時間逆行という趣きが随分違ったので楽しめました。

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Posted by ブクログ 2021年08月24日

正直皆さんの感想を読んでいなければ、流れが分からず混乱していたことでしょう。としても、なかなか馴染めないなと思いながら、最後の2章で、なるほどそうだったのか と、大どんでん返しと言うか、ようやくストーリーが理解出来たと言う感じ。そして、最初の第36章に戻って再読し納得。
最後に行きつくまでは、正直ハ...続きを読むラハラドキドキ感がなかったかな。
もう一度読み返せば、理解度が増えてもう少し没入できるかもしれない。

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Posted by ブクログ 2021年07月27日

ラストから始まるミステリー、なるほど、そういう事かと思う一方、なんかズルイとも思ってしまう。この手法に、次の作はありえないかな。
読むのも大変だった。

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Posted by ブクログ 2021年07月26日

読むのに疲れた・・
面白いと言えば面白いのだろう。
でもこの人実は・・とかつい疑って読んでしまうしそうなるとどんでん返しと言われるジェフリー・ディーヴァーだから!という目線で読むので新鮮味がなくなってしまうような気もする・・

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