感情タグBEST3
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初めて辻村深月さんの本を読んで見事にハマった!分かりやすくて面白い!けど後々伏線回収されて読み終わった後も上下巻を行ったり来たり笑後で色々辻村さんの本読んでみるとこういうファンタジー系は珍しいっていう印象。今後ぜひファンタジー系も出していただきたい( ˊ̱˂˃ˋ̱ )
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みんなが違う時代に生きた中学生というのはなんとなく察せた。
アキがまさか帰ろうとしないという手段に出るとは思わず驚いた。そしてこころがその日鏡の中に居なかったとはいえ、入ったあと隠れてもいないのに襲われなかったのは見つからなかったというのを考えてもなぜ?という気持ちになった。
そして時代が違うからこそアキが大人になってこころの支えのひとつになってるのは感動した。
忘れてしまっててもなにか心に引っかかるものがあったのかもとうれしくなった。
また、この鏡の城が弟を思うお姉ちゃんの想いから出来てたのも感動だった
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上巻読んでた時みんな面白いって言ってるけどダラダラ話が続いてて本当か?って疑心暗鬼でした。
ですが、終盤の真実が明かされるところの今まであちこちに隠されてた伏線が一気に回収されて鳥肌ビリビリでした。
東条さんと家の前で再会したシーン辺りから一気読みしました。
文句なしに傑作です。
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まさむねが急に転校することになって、りおん以外のみんなが雪科第五中学校に来ることになった!
みんな嫌なことにならないといいなと思っていたら、なぜかみんな存在しなかった!
まさむねがパラレルワールドだと深く考え過ぎていたが、本当は年代が違うだけだった!
5時を過ぎても帰らないあきは食われてしまって、連帯責任として城にいたみんなまで食われてしまった!
こころだけが生き残ったから、みんなが死ぬ間際に言っていた「願いを あきを」という言葉でこころは願いの鍵を使って「あきのルール違反をなかったことにしてださい」と言った。
最後に記憶が残らないから、みんなでフルネームを教え合って、みんなの苗字がおもしろかった!
まさむねが名前だと思っていたけど違い、名前は青澄(アース)という地球という意味の名前でかっこいいなと思った!
なんとオオカミ様がりおんの姉みおだったことを見抜くのもすごいし、一番衝撃的だった!
エピローグでなんだかんだ言って3、4人の人は繋がりがあるんだなと思った!
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読みやすく、面白い。
伏線回収もすごい。
これを読んだ時は自分も不登校気味だったこともあって、感情移入が凄かった。
登場人物達の心情、人間関係がリアルで、
終いには涙も流した。
結末を知った状態で読み返すと、一回目とは違う面白さがある。
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7人それぞれに、物語があり、人生があり、そこに深く、暗く、決して窺い知れない澱みがあった。
こころは、たまたまそれを知ることができた。知ろうとして、歩み寄り、繋がって、多くを得た。
けれど。
読書を終えてあの城から現実に戻った、自分たちはどうだろう。
自分の日々を生きるので精一杯だ。
誰かの底にある澱みや、奥底にある暗闇を、そもそも窺い知ろうと思わないときの方が、大人になってずっと多くなってしまった。
この本に出会えてよかった。
私と同じように目の前のあなたや、彼方にいる誰かの人生の物語を想像して、尊重して、大切にしようと思えたから。
素晴らしかったです。
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とても面白くて泣いた。自分に対しても独りじゃないんだよって言われてる気がした。最後までとても面白かった。とても優しいお話だと感じた。また読みたい。
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上巻と同じく金曜ロードショーから
【映画と比較】
映画版では省略気味だったところ(昴がゲームクリエイターを目指すくだり等)が補完されているのもあり、原作を読むことで全体的に分かりやすくなった印象。
【個人の感想、思い】
大人と子どもの間とも言える中学生。
小学生よりも行動範囲が広がるが、大人ほど自由に出来るわけでもなく学校が全てになってしまうからこそ苦しいこと、助けを求められない、助けてくれる人や場所を見つけられないということはどの時代にもあるのではないかと感じる。実際、こころも最初の頃は学校と家が全てだと思っていた部分もあったが、孤城の仲間や喜多嶋先生と出会ったことで視野も広がっている姿が見られるようになっていた。
本作のセリフにもあった「闘わなくていい」は一見逃げのように感じられるかもしれないが、個人的には生きづらいと思う全ての人の頭の片隅に置いておいて欲しい言葉だと思った。
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学校という小さな世界。
子供の時は、それが全ての様に感じていた。
最後は泣きました。
久しく読書から離れていた私を、また本のある生活に戻してくれた大切な一冊です。
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「一日でいいから皆学校に来てくれ」。上巻で同じ中学の生徒であると判明したこころたち。マサムネは、新学期に意を決した頼み事をする。ハワイにいるリオンを除いた五人は仲間のために学校に向かうが、マサムネはおろか他の誰も学校へは来ていなかった。どうやら現実世界では会えないことに気付いた七人、ただオオカミさまは七人の予想を間違いだと言い切る。そして近づくタイムリミット。城が閉まる前日、アキが17時までに城を出なければならない約束を破り、城へ来ていた子供達は連帯責任でオオカミに食べられてしまう。 その日城に行く事が出来なかったこころはみんなを助けるため荒れた城の中へ入り、それぞれの記憶に触れ、城の謎とみんなと違う時軸を生きていた事に気づく。 城が閉ざされ現実の世界でこころの前に現れたのは。オオカミさまの正体は。
読んでよかった。それぞれの過去と思いが作り上げたかがみの孤城。上巻を読んでいた時は、自分はこんな大人な中学生だったろうかと考えていたけど、それは7人全員が誰よりも苦しみ踠いて、傷つけられてきたから、他人の痛みにも敏感で優しくなれるから何だと思う。アキちゃんも自己中心的でこの年代の女子の良いところも悪いところも全て詰め込んだような性格ではあるけど、肝心なことは何も言わない、言えないそんな女の子で。そんな彼女がカウンセラーになって、こころやウレシノを救ってくれた。過去のアキちゃんは、自分が助けた命に救われた。過去と未来は点ではなくて線なんだろう。そしてこの先もこれからも繋がっていく。伏線回収も含めてとても綺麗な作品だった。
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みんな読むべき。長めの物語なのにするっと入ってくるし、本当にラストの書き方が好きすぎる。ベタかもしれないけどその中にも複雑に心情が書き込まれていて涙が止まらなかった。いい本でした。
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学校にいっていない子。その子達ひとりひとりが個人で抱える悩みを現実的に表現していて、心を動かされた。「闘う必要はない亅 「たかが学校亅と言われても、やっぱり学校へ行かないことへの不安はあって、「普通」から遠ざかっていく日常に心が痛むのが伝わった。せっかく出会えた仲間と「助け合えない」現実にとても心が苦しめられた。けれど、こころが生きていた時間に、すでにその助け合いがあったのだということを知って感動した。「普通」という概念にとらわれずに、「自分」として生きていくことは大切だと思った。一人では生きていけない。周りの助けがあるからこそ、人は生きる力を得られるのだと感じた。強くなれるのだと感じた。
学校にいっていない子。今まで改めて考えようとしなかった子達に、ほんの少しでも勇気を、安心を、与えられる人であれたらなと思う。
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私はポプラ文庫、子供はポプラキミノベルを同時に読み始めました。
私は本を読むの早いほうですが、子供の方が読み終わるのが早かったです。
内容はファンタジーでありながらも、学校に通えなくなった中学生の心情も悲しく、どこかに助けを求めるような内容でした。
映画版はまだ観ていないので、これから観るのも楽しみです。
でも、この話の鍵でもある喜多島先生のところはどうなっているんだろう?
それもまた楽しみ。
ポプラキミノベルの方は、あとがきと挿絵があって読ませてもらいました。
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上下巻合わせて半日足らずで読んだ。そのくらい、夢中になって読んだ。下巻の最後は涙が止まらなかった。あー、なるほど、こう繋がってたのか…。中盤からラストにかけては怒涛の展開で止まらなかった。全ての辻褄があってスッキリしたのと同時に、感動で涙が止まらなかった。最後はとても心が温かくなる結末で、本当に素晴らしい小説だと思った。辻村深月さんは天才!これから、アニメ映画も観ようと思う。こんな素敵な作品に出会えて、幸せです。
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素晴らしい作品を読むことができました。 主人公の夢の話か妄想か? パラレルワールドの話か? 童心に戻って楽しめた部分が多々ありました。 こころがアキに「大人になって」と伝えた事がこう効いてくるのかと、読んでいるこちらが救われました。
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上巻を読み終わってから2時間後...
明日仕事なのに2時まで止まらなかった☺️
睡眠時間惜しんで夢中になれる本に出会えて幸せ
上巻の謎がすごい勢いで解けていってめちゃくちゃ気持ちよかった
この夏の星を見るから辻村深月さんの本読み始めたけど、大好き
他の作品も全部みたい
アニメ映画なってるらしいからそっちも見てみよーっと
小説でもジンと来るシーンあったから泣いちゃうかもしれない笑
追記
映画見ました
30分で追いつける!進撃の巨人!みたいなダイジェスト版を見えるような気持ちになっちゃった笑
すまん
匿名
よかった
映画化をキッカケに本作に興味を持ち読みましたが、
個人的には期待以上におもしろく、感動しました。
機械があれば、ぜひ劇場にも足を運んでみようかと思いました。
重たい話かと思ったらネタもたくさん散りばめられていて、シリアスなのにクスッと笑えるコメディ要素もあって、ミステリーとしても伏線の回収が見事で、ラストシーンはそれぞれの未来に涙が止まらなかった。
自分の中では『君の名は』以来の大ヒット作。
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正直、本を読み慣れてる方やミステリー系をよく読む方なんかは途中で散りばめられてる伏線に気付きおおよその展開や結末がわかると思います。
けれど、その上でも伏線回収がとても綺麗だなと感じました。
義務教育期間である中学生までは本当に家と学校が世界の全てのように感じ、この本を読んで自身も過去に色々と悩んでいた事を思い出しました。
大人が思っている以上に子供の世界には暗黙の了解や上下関係やカースト等など、複雑な決まり事やルールなんかもあって、子供も子供で大変だよな、と。
個人的にはアキ、すごく頑張ったなと思いました。
最後の日、もうみんなと会えなくなると分かりながら鏡をくぐるアキの心情を思うと胸がギュッと締め付けられました。
お城では問題児と言われていたアキが未来でみんなと再開し、みんなを優しく包み込み、強い味方となり、本当に素敵なラストだなと思いました。
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面白い。話が上手くまとまっており、伏線と回収が綺麗。
中学生7人が集められて一つの鍵さがしのゲームをする。それぞれが問題を抱えている。
その問題を解決していく物語と思ったが、そうではない。そこが面白い。
以下ネタバレ
学校にいけない理由への対策とか
どう対処するかってことじゃなくて本質的な
心の部分が描かれており
明確などう行動するじゃなくて、心情なと世界の一部を切り取ってみていく話でよかった
うまく言語化ができない
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面白かったし、読みやすく、伏線もキレイに回収されて、スッキリできます。
不登校になった事情や、それぞれとの間に少しずつ築かれていく関係性が良い。
昴の言葉遣いの違和感は時代によるものなど、設定が細かなセリフに現れていて手が込んでるなぁと思った。
お母さんとケンカしたり、信頼していたりという絶妙な関係性が丁寧で良い。また担任の伊田先生や真田さんのどうやっても話が通じない感じがリアル。それぞれの抱える問題を単純に解決しないところが良い。
最後のオチは、なるほどなぁ、と思いました。
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ジャンル的にはSFらしい?という前情報しか知らなかったですが、読み終えた時は感動しました!
ミステリー要素もあり、ラストに驚きと感動を与えてくれました!
この作品に出会えてよかったです!
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こういう話に勇気をもらって学生時代の私は生きてたと確かに思う今の私が読めてよかった物語。
冷たくてやさしくて、勇気を貰いたい時にまた読み返したい。
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最後の7人の中学生たちが、自分たちの年代を答え合わせしていくあたりから、私も震えが止まらなかった。
ファンタジー小説は苦手だ。下巻を読み始めても、読み進めてる最中も、あー辻村深月は私には合わないんだなーって残念に思ってた。
でもさすが直木賞作家なんだな。ファンタジーをファンタジーで終わらせない。SFにもミステリーにも昇華させてくれる。
過去に同い年で出会った者たちが、未来に7歳差、14歳差、21歳差で再会するって素敵な世界線だなぁ。
ほんとにほんとに心地よい時間だった。
辻村深月さんのファンタジーだけは、これからも信じて最後まで読もう。絶対に軽やかで幸せな気持ちになれる未来があるから。
Posted by ブクログ
学校以外の居場所があると、そこで馴染めなくても、心の支えになる。
大人になった今はそういう心の拠り所を、メインコミュニティ以外に複数持つことの大切さを実感するけど、学生の時にはやっぱり学校が全てのように感じてしまっていたかも。
現実世界でそういう居場所が複数あればいいけど、それが難しければ、ネットの世界でもいいと思う。現実世界では会おうと思わなければ会えない人たちと交流して、離れているからこそ本音を言い合えたりして。鏡の世界はネットの世界に似てる。
Posted by ブクログ
トリックは想像してた通り。でもエピローグで明かされる予想外の事実に感動して涙が出た。他と明らかに違う雰囲気で何か知ってるのかな〜と思ったらそういうことだったのね... ; ; オオカミさまの正体も明かされて点と点が繋がった時は面白かった。最近悩める学生の話を読むと、みんな幸せに生きて欲しいという感情になる。私も社会人になったんだな。