感情タグBEST3
やや悲観的に
の著者の以前の作品 例えば「繁栄」等では、楽観主義的な思想 見込みを披露していたが、この著書では、やや悲観的な調子が目立つ。印象に残った箇所として下記が挙げられる。
11% 不安定な自給自足から、より安定した相互依存へ
イノベーション アイデアの発明ではなく、実用化。手頃な価格で現実に使えるようにすること。
原子力は、イノベーションに必須の「試行錯誤」が大変に困難なので、進歩できない。
発明やイノベーションは、理解されるより先に使われることが多い。
理論付は後付。
人びとが長期的な影響を過小評価するというイノベーションに関する重大な真実の好例
家畜化による遺伝子の変化は、犬や牛にみられる以外に、ヒトにも見られる。
基礎研究はそのままでは役に立たない。
イノベーション 工学を経由して初めて役に立つ。先に実用化が成功して、それから原理を研究するという逆転研究も実に多い。
イノベーションの敵は「既得権」。だから大企業や政府はイノベーションできない。
反イノベーションを金儲けのネタにしているグリンピースのような団体がある。この団体はイノベーションから直接利益を得られなくても構わない裕福な人々が運営している。いわゆる世田谷自然左翼。
既得権益を守ろうとしてイノベーションが遅れた代表例として携帯電話がある。
既得権益を守ろうとしてイノベーションが他国(中国)で起こり、たち遅れた代表例としてドローンがある。
西側諸国では、安易で安逸な安定をのぞみ、停滞してゆく。
Posted by ブクログ
これは読んで損なし。
海外の学者タイプの本は、なかなかリズムが合わず読みにくいけど、我慢して最後まで行けば、学びばかり。
移動時間、暇な時間が有意義なひと時になった。
Posted by ブクログ
イノベーションは圧倒的な飛躍によるオリジナリティ溢れるものではなく、連続するプロセスである。
だから同時期に類似の発明がされている。
またイノベーションを起こすには自由と協力が必要だ。
Posted by ブクログ
”イノベーション”というのは、多数派ではないこと=周りに理解されないことに耐えて地道にやり続ける、たくさんの失敗にめげず修正をやり続ける、ということなのがよくわかる。政府の考える「選択と集中」はまったく逆。
よく誤解されているような”一人の天才のヒラメキ一発”によるものでもまったくない。むしろ対極にあるものだ。
凡人がよってたかって時間をかけて出来てきたものが現在”イノベーション”と呼ばれているものなのだ、ということを大量の実例を挙げて実感させてくれる。
何か新しいことをやりたいと思っている人は読むべき。
Posted by ブクログ
すぐれたアイデアや発明を実際に人々の役にたつ実用的で手頃な価格のイノベーションに変えるのに多くの労力がかかる。
遠くの領域と結合して、イノベーションは起こる。失敗は、できないやり方の発見。
Posted by ブクログ
イノベーションはどのように起こるのか、何が促進し、何が阻害するのか。ハイテクからローテクまで様々なイノベーションを検証して共通する事象を考察する。
・イノベーションは段階的で、漸進的で、集積的でどうしても避けられないプロセス
・自由と失敗の中で、実用化できるほど安価に利用できるものとなって社会を大きく変革する
→規制による弊害
→失敗できない技術のイノベーションの困難さ
・トロッコ問題のようなトレードオフを受け入れるエビデンス
・世の中の準備が整わないとイノベーションは実現できない
例)キャスター付きカバン
・変化を起こすのは発明ではなく商業化
例)マクドナルド:簡単な食事は皿やフォークなしで食べられる形式を標準にして用意できる
・集団が小さいと脱イノベーションが起こる。スキルを学習する必要があるので、テクノロジーは小規模集団内の限定された専門化によってサポートできるまでに縮小。
・セレンディピティ:もともとは探していなかったものを、偶然に深い洞察力によって発見する
例)グーグルは検索エンジンを求めて起業したわけではない。インスタグラム創業者はゲームアプリをつくろうとしていた。
・アマラ・ハイプサイクル:初期の失望とのちの過大評価のあいだに、人びとが正しく理解する瞬間がある。15年後?
・分権・都市・脱物質化
・規制はイノベーションを遅滞させ、特許はイノベーションを促進しない。
Posted by ブクログ
成長とはより少ない資源からより多くの利益を得ること
少ない資源であれば、地中から掘り起こすことなく
地上にあるもの(海の中は含まれるか)を利用するようになりそうだ
原子と電子の再配列
ここは私自身も抵抗を感じている
でも何故といわれると明確な理由もない
自由と失敗で進化する
最近、失敗していないな
Posted by ブクログ
イノベーションがいかに人類に豊かさをもたらしたかについてで、蒸気機関や電球などのエネルギー、ワクチンや水道などの公衆衛生、鉄道や飛行機などの輸送、ジャガイモや遺伝子編集などの食料、0やS字パイプなどのローテク、通信とコンピュータ、農業や家畜化なと先史時代といったそれぞれの分野の代表的なイノベーションを紹介。そしてイノベーションの本質、経済学、偽物、抵抗、現代における欠乏について論じている。
イノベーションには信じられているような瞬間的なものではなく、漸進的で段階的である。誰かがいないとなかったイノベーションはなく、他の誰かが辿り着いただろうというものがほとんど。原子力発電は安全性が求められ、イノベーションに不可欠な幾度もの実験ができないのでイノベーションが起きにくい。政府の形は社会学的シーラカンスといえるほどイノベーションがない。特許を巡る法廷での争いに多くの貴重な時間とお金が浪費されている。
前著に比べるとやや悲観的なトーンが見えるのは、Covid-19の影響か。
Posted by ブクログ
とても面白い本でした。
イノベーションは自由から生まれる。
イノベーションと発明はイコールではない。ハイデルベルクは発明者でもイノベーションを生んだのはルター。
イノベーションはあるアイデアとほかのアイデアの組み合わせであり、それを生み出すための中心的な概念が自由。
自由とは「交換し、実験し、想像し、投資し、失敗する自由であり、統治者や聖職者や泥棒による奪取と制約からの自由であり、消費者の立場からすると、自分が好きなイノベーションに報い、そうでないものを拒む自由」。
極端に自由を主張する無法とは一線を画す。
Posted by ブクログ
エネルギー、公衆衛生、輸送技術、コンピュータ技術など、これまでに人類が起こしてきたイノベーションの歴史を説明しつつ、それらの共通点やイノベーションの本質に迫る内容。
一般的に「イノベーション」というと、優れた天才発明家による突然の閃きや革新的アイディアによる技術の進歩というものを思い浮かべてしまうが、
実際には生物界における「進化」のようなゆるやかなプロセスであることが多いということがわかった。
アイディアを発見する人だけではなく、それを広める人、コストを下げる人、流通を確保する人が必要で、
技術的な突破口を開き、それらを大量に製造する方法を考え出し、安価に広く普及させるという一連のプロセス全てが「イノベーション」の要素である。
また、イノベーションが起きる原動力となるのは自由な環境と、異種間の積極的な交流、多くの失敗が許容される環境で早く、たくさん失敗しながらとにかく実験を繰り返す事だということが、多くのイノベーションの歴史を振り返る事で理解することができた。
とにかく多くの実例が紹介されているので、この本を読めば世間でイノベーションと言われているものの歴史にある程度触れる事ができ、そこから自分の興味のある分野を広げるきっかけにもなると思います。
本棚に置いて定期的に読み返したい本です。
Posted by ブクログ
人類の様々なイノベーションは発明というかたちで特許というかたちで我々の生活を便利にしてきた。エネルギー、公衆衛生、輸送、食料、通信等様々な分野にまたがりこれからも続いていく。どのようにして発明しどう製品に結び付けていくのかはとても参考になる。イノベーションはセレンディピティであることが多い、遊びの要素、CRISPR遺伝子編集、オープンイノベーション、等どれも知的好奇心をくすぐる良書だと思う。
Posted by ブクログ
今こそイノベーションが大切。
破壊的イノベーションこそが閉塞した現状を打破する為の云々かんぬん…
といったフレーズは巷でよく聞かれるが、そもそもイノベーションって何?
今までイノベーションとされてきたモノはどうやって産まれたのか?
というのを考察した内容。
本著で語られている様に、イノベーションは一人の天才・一つのひらめきから産み出されるのではなく、知識の交換、数多の失敗やそこからの小さな改良や改善の積み重ねによって産まれるという話は興味深い。
つまるところは、『繁栄』でも語られていたようにアイデアの交配こそがイノベーションの産みの親ということかな。
技術、経験といったものが積み重ねることでイノベーションが産まれるという話を聞くと人類の歩みの深さの様なものを感じら壮大な気分になる。
だかこそになるのか、特許による技術の保護が逆にイノベーションを阻害しているという後半の下りは知的財産の保護が以前に増して叫ばれているが現代において中々に考えさせられる内容と思う。
物事を長期的に俯瞰して見る事で、一般的なイメージとは異なる視点で語ることができる著書の洞察力は素晴らしいの一言。
読む度に新しい世界を開くようで、知的好奇心をくすぐられます。
Posted by ブクログ
膨大なことをよくコンパクトに1冊にまとめるものだと思う。いまだに「天才」や「自由」を追い求めるような「イノベーション」本が多いけど容赦なしにリドレーは。
Posted by ブクログ
先史の農業革命から、電球・飛行機・水道といった有名な事例、さらには遺伝子編集といった最新のものまで、人類の歴史におけるイノベーションの数々を丁寧に掘り下げることで浮かび上がるイノベーションの本質的なメカニズムや阻害要因などを明らかにした一冊。
著者は、過去のイノベーションの分析を通じて、それらの事例に共通するのは”一握りの天才の閃きによる画期的な発明がもたらした成果”などではなく、むしろ「偶然の発見」や「既存のアイディア同士の新たな組み合わせ」、さらにはそれらを「試行錯誤」を繰り返しながら漸進的に進化させることにより、やがて安価で実用的かつ信頼性の高い製品やサービスとして定着していく一連のプロセスであるとして、そのようなイノベーションを育むためには、リスクテイクや失敗に寛容で、実験と学習を繰り返すことができる環境が不可欠であると主張する。
イノベーションこそが人類の発展を支える礎と信じて疑わない著者からすれば、イノベーションはこれまでも常に既得権益との戦いの歴史であり、今日でも遺伝子組み換え作物や原子力発電に対する否定的な見方、GDPRのような「予防原則」に基づく規制、さらには知的財産保護までもが、イノベーションを減速させ、社会の健全は発展を阻害しているとして、イノベーションを取り巻く欧米各国の状況に警鐘を鳴らす。”イノベーション・レッセ・フェール”ともいうべき「一方の極論」として耳を傾ける価値はある。
Posted by ブクログ
イノベーションに対する認識を改めることができる本.
大企業や政府機関で「イノベーションを起こすぞ」なんて呑気に言っている御仁に読んでいただきたい.
イノベーションは「ある一人の天才が突然のひらめきで完成されたイノベーションを誕生させ一夜にして世界を変える」的なイメージがあるけど,本当は違う.
歴史で辿ってみると一人の天才,英雄で完結したわけでもなく,一夜にして誕生したわけでもなく集合的・漸進的な活動が後から振り返ってイノベーションと言われているんだということがわかる.
イノベーションは進化のように「アイデアの生殖」の繰り返し.ゆっくりと進行する,時間が経ってその分岐,差異を認識されるに過ぎない.
イノベーションを仕掛けようと思ったら,「イノベーションを起こそう」と偉い人が掲げるのではなくそれが起きた環境や状況,経済を理解してその環境に近い環境を与えることが必要だなあと思う.
自由(交換,実験,想像,失敗),失敗の許容,時間的猶予,非計画性(一見無価値と思われる試行への許容),見返り,助成金ではなく懸賞金
では,なぜイノベーションは誤解されるのかー>知的財産権と人間の本性(単純化,偉人が欲しい)
普段の日常生活で見聞きすること,大したことないと思っていることも後から振り返れば大きなイノベーションだったと言われるものがあるんだろう.(数年前のブロックチェーンとか).著者はイノベーションが人々に理解されるのは15年と見積もっている.
本の構成としては,エネルギー,公衆衛生,輸送といった分野でのイノベーション誕生物語が最初に展開されるが,正直枝葉末節に興味がない人にとってはだるい… そんな人はまず第8章を読もう.
ただこれらの膨大な事例は無駄ではない.イノベーションとはこうであると説明しようと思ったら帰納的に事例を並べて説得力を守らせるしかないだろうから.
大企業や帝国,国家ではイノベーションは起こしにくい.保守的,失敗を許容,予防原則を張るから.
規制は大企業に恩恵がある.参入障壁となりそれを乗り越えられる力を持つ組織だけが生き残るから.製薬,農薬,GDPR
知的財産権もイノベーションを阻害する.アイデア(イノベーションに必要な配偶子)を閉じ込める.アイデアの生殖(セックス)がおきない.
=============ー
イノベーション:
アイデアを実用的で頼りになる,手頃な価格の現実にすること
1週間の40時間を誰かに提供し,睡眠を除いた72時間を誰かにさあさえてもらって消費できる.人類の相互依存の強化.個々の専門化・消費の多様化
ー>論理的でマクロないい捉え方だ.でもITで1の仕事で100の成果が出せるようになっているのに人類はそれに比例して楽になっているとは言えない.やはりその恩恵は投資家やイノベーション企業の経営者が多くとっているんだろうか.
イノベーションはその時代時代で現れるべき時に同時多発的に発生.「孤高の天才発明家」はいない.エジソンの電球ですらそう.象徴的でない人は忘れ去られる
イノベーションは段階的・漸進的・集積的,後から振り返ってまとめられるだけ.
原子力産業が斜陽なのはトライアンドエラーができないから
アメリカの成功理由は「財産権」と「試行錯誤」
天然痘 感染者の膿を取っておいて,非感染者に移植(肌に傷をつけ塗り合わせる)ー>ワクチンの先駆け?
イノベーションは偶然から始まることが多い.もしくは偶然という要素が必要不可欠なことが多い.(エジソンのフィラメント発見,シェールガス採掘技術の発見,天然痘の対処方法の発見,蒸気機関機器の不備etc)
偶然からイノベーションへの昇華には膨大な実務(PoC)が必要
蒸気機関車:誰もが馬の方が良いと持っていた
イノベーションは長期的な影響が理解されない
イノベーションは集合的で漸進的
18世紀,聖職者は教区民にジャガイモを食すことを禁じていた.聖書に書いていないという理由で.(ジャガイモはスペインがアンデス山脈から持ち帰ってヨーロッパに広まる
アンモニアの生成法は偉大なモチベーション
植物の成長に窒素は欠かせない.ー>空気中の窒素から窒素化合物を生成できるようになることで農業にプラス(火薬の材料でもある)
鳥糞石(グアノ) 太平洋の海鳥のフンが長年堆積してできた石.尿素,アンモニア,リン酸塩,カリウムなどの養分を含み
アンモニア生み出す細菌が発見.最近,植物に撒く粉末肥料として販売された.ハーバーボッシュ法は過去のものになるかも知れない
トイレのS字パイプ ローテクなイノベーション
通信 情報を電気で伝えること,情報伝達の即時化
犬の家畜化,農業の誕生,そして生命の誕生も自然が起こしたイノベーション.イノベーションは40億年前から連続して緩やかに続いているだけでつい数千年は人類が人工的にそれを引き起こすようになったに過ぎない
帝国ではイノベーションが生まれにくい 保守化 上層の抵抗,変化への不寛容.
イノベーションんが越えなければいけない試練. 役に立つこと,価値が低コストで実現されること.(宇宙開発は芸術)
Posted by ブクログ
前半は面白かったが、後半の著者の考察、意見はいまいち。著者が、新自由主義者で、反ヨーロッパであることが読んで分かる(著者はイギリス人)。イノベーションの悪い面についても言及が必要だと思うが、それは全くない。最後のcovid19後の寄稿も発生直後に書いたものであることを差し引いてもあまり納得感はない。
Posted by ブクログ
チェルノブイリと福島の事故を含め、原子力が電力一単位あたりで出す死者の数は、石炭の2000分の1、バイオ燃料の50分の1、ガスの40分の1、水力の15分の1、太陽光の5分の1、風力の2分の1。
18世紀の戦争によって軍に穀物の倉庫や家畜小屋が襲われたため、それを免れるジャガイモの栽培がヨーロッパで広まった。
現在、世界のエネルギーの約1%が窒素固定に使われており、人間の食糧に含まれる窒素原子の約半分を供給している。2010年の飢餓による年間死亡率は、1960年の100分の1になった。
1988年、サトウキビ畑から空気中の窒素を固定する能力があるグルコンアセトバクター・ジアゾトロフィクスが発見された。これを様々な植物の細胞内に生息させることが試みられ、トウモロコシ、コムギ、コメで収穫量とタンパク質含有量が顕著に向上することが示されている。
緑の革命が環境問題や農民の自殺のような社会問題を引き起こしたとするのは、フェイクニュースであることが判明している。
1838年、モールスは電線を介して符号を用いたメッセージを送ることに成功し、1843年に電線を敷設する予算が承認された。電信線の海底ケーブルは、1850年に英仏海峡を横断し、1866年に大西洋を横断し、1870年にイギリスからインドまでが開通し、1872年にはオーストラリアまで届いた。
クリシュナ・ヴィーラマは、4700~7000年前のイヌの骨化石から採取したDNAを分析し、現代の犬やオオカミのDNA配列と比較し、イヌはオオカミから約4万年前に分岐し、2万年前に東西に2分したと結論付けた。
人々はイノベーションについて最初の10年は過剰な期待をし、20年後には過小評価する。今日の経済成長の主エンジンの源は、より多くの資源を使うことではなく、より少ないもので、より多くを行うイノベーションを利用することだという流れが急増している。
著者は、GM作物や除草剤ラウンドアップへの抵抗や予防原則に対して批判的であることが興味深い。規制によって携帯電話やドローンの開発が遅れたことを挙げている。知的財産権もイノベーションを阻害すると主張する。知的財産権がもたらす額の4倍が訴訟に注がれていると言う。
Posted by ブクログ
イノベーションとは、発明ではない。
発明を人々が安価に使えるようになるまでの
一連のプロセスであり、1人の天才が
実現するものではない。
イノベーションは、
偶然により起きる
組み合わせで起きる
人々の間のアイデア交換で起こる、
従って、人々が出会う場が多い都市で起きる
組み合わせを試す、失敗への許容が有る
ところで起きる
逆に、
既得権を守る組織、
多くの規制がある国
人の集積を妨げる要因がある地域
(高い土地代など)
では、イノベーションが起きない
ただし、本としては、冗長すぎる
第8章の半分くらいが趣旨なので
13分の1の半分、1/26はいらないのでは、と
思ってしまう
本当に忙しいビルゲイツやザッカーバーグが
推奨しているのだろうか
Posted by ブクログ
イノベーションとはどういったことか知りたい人におすすめ。
【概要】
●各分野のイノベーション
エネルギー、公衆衛生、輸送、食料、ローテク、通信とコンピュータ、先史時代
●イノベーションの本質、経済学
●偽物のイノベーション
●イノベーションへの抵抗
【感想】
●歴史から見たイノベーションを各分野において説明している。雑学として読むのも面白いと思った。
●イノベーションを示す際にはいろいろな抵抗があるのも良く理解できた。過去の例を見れば枚挙にいとまがない。社会の発展にはイノベーションが必要であるため、イノベーションを阻害することがあってはならないと思った。
●改革に自由な発想は必要であり、アイデア出しの時点で真っ向から否定するのはよくない。ただし、明らかに組織の目的と合致していないものは不要であるため、別の機会を得て提示する必要があるのだろう。
Posted by ブクログ
1、2章と8章以降を読んだ。前半はイノベーションの個別事例。8章以降は総括。
帝国はイノベーションに向いてない、イノベーションは偶然、失敗を重ねるのが大事、と昔どこかで読んだ話だが、根拠となる事例がまとまっているので知識と論点の整理によい。
中国が、習近平になってから、分権から集権へ向かっているのでイノベーションが少なくなるという見方は、多くの識者が書いてるので常識なのだろう。
Posted by ブクログ
イノベーションの説明が雑多で著者の主張に合う事例を抽出したような印象を受けた
GM作物・原子力発電規制に対する見解が独特なので一般的な意見と角度を変えて比較する必要がありそう
急遽追加されたcovid19寄稿は抗ウイルス薬を期待しているがオワコンとされたワクチンが切り札となりつつ有る現状からは近未来というか翌年の予測すら難しい事が実感できる