【感想・ネタバレ】三島由紀夫 悲劇への欲動のレビュー

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Posted by ブクログ

前意味論的欲動という概念を掲げて、三島由紀夫の生涯をバランスよく捉えていると感じた。

没後50年経っても三島が色褪せないどころかますます存在感が増している理由が、この本を読んでよくわかった。

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2021年03月02日

Posted by ブクログ

一冊だけで理解したかったら、現代ではこの一冊。
 文筆以外にこれだけ色々な事に手を出したのは、自分への劣等感の現われか?
 昭和天皇が人間宣言をし、アメリカの配下に下ったことに憤慨し、天皇殺戮を計画するもかなわず、自衛隊決起を促して自死に至った。今後全集を読み解くのに必要な知識が得られた一冊。

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2023年01月02日

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三島由紀夫がなぜ自死に至ったのか
その深い理由等に興味があった

本著は、彼の作品の解説と三島自身のことについて主に書かれていた

もっと他の本も読んでみようと思う

知りたかったことは、よく分からなかったが、作品についてなかなか内容が濃く面白かった

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2021年01月08日

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著者・佐藤が言うように三島の行動の軌跡を「前意味論的欲動」を軸として描くことに成功しているかどうかはともかく、幅広い爪痕を文学と社会に残した三島のコンパクトな評伝として受け取ることができる。新書というコンパクトな形にこれだけの史料内容をよく収め得たな、とその編集力(編集者の力量かもしれないが)にまず感嘆する。

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2020年12月30日

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「三島由紀夫」という人物は、自分がこの世に生を受けた時には既に没しており、またある種の神格化が進んでいた。
いかなる著作もその悲劇的最期と分かち難く結び付けられ、そのためか「難解」「国粋主義的」そういった印象を持っていた。市ヶ谷での顛末が大きくクローズアップされる以上、それはある程度は仕方あるまい。
しかるに、本書においては各作品が出版された当時の受け止められ方や空気感、時代背景などが極力客観的に描写され、作品へのバイアスを解くと同時に人間・三島由紀夫を浮き彫りにしている。

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2020年11月21日

Posted by ブクログ

一次資料・二次資料を元にした三島由紀夫評。

作品というよりも、三島由紀夫その人の全てが身ぐるみ剥がされて見聞されるような印象を持った。

辛いし恐ろしい。少しだけ憧れる。

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2021年05月01日

Posted by ブクログ

著者の言う「前意味論的欲動」の概念がよく分からない。なぜわざわざそんな概念を立てねばならなかったのだろうか。引用する三島の言葉、「悲劇的なもの」「身を挺している」は、なるほど三島理解のキーワードになると思える。

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2021年02月13日

Posted by ブクログ

やはり三島は痛い、可哀想なひと
学生時代は熱狂したが、今は憐れにしか思わない
輪廻転生にすがるのは最後の最後にしたい

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2020年12月22日

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