【感想・ネタバレ】ガソリン生活のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年02月10日

久しぶりの伊坂作品。我が家の目の前の道路が出てきて、楽しさ倍増。長男・良夫が運転する車(緑デミオ)に「助けてほしい!」と女性が飛び乗って来た。なんと、超有名女優で引退した荒木翠だった。そして降ろした直後に翠が交通事故で亡くなっていた。同乗していた不倫相手とともに。その写真を撮っていたのは記者の玉田。...続きを読む玉田はパパラッチだったのか?良夫と弟の亨が真相を迫っていく。やばい奴として翠の夫、謎の男トガリが怪しい。この話しでナイス・アシストとするのがクルマ達。彼らを通して犯人も分かるし、人間を客観的に観察できました。⑤

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Posted by ブクログ 2023年08月07日

めっちゃ好きすこれ

伊坂作品の中ではかなり地味めなやつだけど読み終わったあと自分の車に話しかけてしまったよ

ミステリー度低めでも自分の生活に変化を与えてくれた大切な作品になった

最近玉虫色のデミオ見ないなー

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Posted by ブクログ 2023年04月29日

「吾輩は車である・・・。」かな。(*^_^*) 何だか、自分が車になったみたいな感覚で読んでた。読み終わった時のほっこり感とスッキリ感が心地いい。急に車が愛おしくなって、乗って話しかけちゃった。やっぱり、伊坂さんの世界は面白ね。(^_^)v

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Posted by ブクログ 2023年03月27日

常に週刊誌に追われている女優、車の炎上事故、とにかく厄介な乱暴者と彼らが隠した死体
複数の事件と、それに関わったり関わらなかったりする家族の話が、終始車目線で語られる物語

車目線の語りだと
当然、関係者の会話も、車に乗っている時に交わされたものしかキャッチできない
会話の続きを聞かせてよ!とデミオ...続きを読むと同じように、読みながらやきもきしたりもしたが
一方で、車同士のコミュニケーションによって、登場人物たちが知り得ない情報を掴めることもある
本当なんでこんなこと(車目線で500ページ超えの長編書こうとか)思いつくんだろう

車あるある
「ワイパー動くよ」とか「開いたボンネットが塞がらない」とかは声出して笑った

人物のセリフでも印象的なものが多かった
解説でも出てきたけど、サッカーのゴールキーパーを引っ張り出してきて、「守ろうと思って守れるなら世話ないわよ」と言い切る母、その通りすぎる、好き
"じゃあ、何なのかな、コンプレックスって。日本語にすると」「きっと、こだわり、なんじゃないかな。"も10歳の少年の発言にはっとさせられる

ファミレスに来ていたオー!ファーザーの由紀夫ファミリー、検問で自分が大金を隠した車を引き当てちゃった警察官
友情出演?も見つけて、テンション上がった

お気に入りフレーズ数最高記録を達成した、好きな表現の多い作品だった

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Posted by ブクログ 2023年03月24日

「伊坂幸太郎」の長篇作品『ガソリン生活(英題:Gasoline Life)』を読みました。

『火星に住むつもりかい?』、『夜の国のクーパー』、『残り全部バケーション』に続き、「伊坂幸太郎」作品です。

-----story-------------
聡明な弟「亨」と、のんきな兄「良男」の でこぼこ...続きを読む兄弟がドライブ中に乗せたある女優が、翌日急死!
一家はさらなる謎に巻き込まれ…!?

車同士が楽しくおしゃべりする
唯一無二の世界で繰り広げられる仲良し家族の冒険譚!
愛すべきオフビート長編ミステリー。
(解説/「津村記久子」)
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スキャンダルの渦中にある有名女優「荒木翠」が、芸能記者のクルマに追いかけられている途中に自動車事故によって死亡… という出来事を中心に描かれている物語なのですが、、、

なんと、メインの語り手がクルマ… 「望月家」の愛車である緑のデミオというファンタジックな設定のミステリ作品です。

人間とのコミュニケーションはできないけど人間の知らない事実をクルマの仲間から掴んでしまったり… 人間がクルマ以外の場所で会話した内容を知ることができなかったり、、、

やきもきしたり、もどかしさを感じたりしながら、緑のデミオに感情移入しながら読みました。 

 ■Low(ロー)
 ■Drive(ドライブ)
 ■Parking(パーキング)
 ■エピローグ
 ■解説 津村記久子

大学生の「望月良夫」は弟の「亨」を乗せて母親の愛車である緑のデミオを運転中に、偶然会った女優の「荒木翠」を目的地へ送り届けることに… だが翌日、「翠」はパパラッチの追走事故により事故死する、、、

本当に事故だったのか? 「良夫」と大人びた小学5年生の「亨」は、「翠」を追いかけ回していた強面の芸能記者「玉田憲吾」と知り合い、事件に首を突っ込み始める… 姉「まどか」、母「郁子」まで「望月一家」が巻き込まれて、謎は広がるばかり――。

不倫の噂、脅迫といじめの影―? 大小の謎に「望月ファミリー」は巻き込まれて、さあ大変… 仲良し家族の冒険譚でもありましたね、、、

でも、主人公は、やはり町を走る個性的なクルマたち… 彼らの楽しいおしゃべりが印象的でした。

「伊坂幸太郎」作品にしては、序盤のテンポがやや悪い感じはしましたが… 中盤以降のテンポの良さ、懲悪勧善の展開、心温まるエンディングで、読後には気になりませんでしたね、、、

登場人物等のイメージが沸きやすいオマケ(正式な名称?は、『伊坂さんが選んだ、寺田克也さんイラストから成る、ガソリン生活をもっと楽しむためのキーワード辞典』というモノらしい)が付いていたり、

ブックカバー裏に『書き下ろし番外編 スペシャル掌編小説ガソリンスタンド』が収録されていたりと、

そんな工夫も印象的な作品でした。

また、登場人物の会話の中に、、、

「スティーヴン・スピルバーグ監督」の『激突!(原題:DUEL)』や「ロバート・ゼメキス監督」の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、「スティーヴン・キング」作品のホラー小説『クリスティーン』等のクルマが重要な役割を担って登場する名画・名作から、

「アガサ・クリスティ」の生んだ名探偵『エルキュール・ポワロ』や『機動戦士ガンダム』まで、私の好きな作品が登場・紹介されるのも嬉しかったですね。

これまでに自分の乗った愛車のことを思い出しながら、愉しく読めました。

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Posted by ブクログ 2023年03月10日

世界観がすごい良かった。
車同士が会話してても絶対人間には伝わらない、という設定がとても素敵。
ほんの少しの超常的なことでその一線を超えてしまいたくなりそうなところを、絶対に踏まないからこそ面白かった。
独特な文化の違いや言い回しの違いはリズミカルでユニークで可愛いし、いつの間にか車に心を持って行か...続きを読むれていた。
気持ちいいくらい一途な愛情やいつか必ず来る一方的な別れへの恐怖など、物語の中では絶対分かり合えないことを知りながら 外から読んでいると、車が愛おしくて仕方がない。
車は自分で動いていないのに、大冒険の一つ一つがすごく楽しくて嬉しくて応援してしまう。
緑デミおかえり!

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Posted by ブクログ 2024年04月09日

これぞ伊坂作品とも言える疾走感。

主人公は緑のデミオ
彼が車仲間たちから聞いたことや、搭乗者から得られた情報が物語の主軸となる

とにかく人間も車も、みんな個性派でセンスがいい
主人公がコンパクトカーなのもちょうどいい
お隣さんがすごく年季のいったカローラなのも、車のネーミングセンスも、すべて素敵...続きを読む
ボリュームはあるけれど、深く考えずに読めるので、重い作品を読んだあととかには最適です

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Posted by ブクログ 2024年04月06日

うちの車も大切に、安全運転で乗ってあげよう!と思いました。笑
またこの小説のクルマたちの考え方や、
感情のコントロールは人間として、
見習うべきことが沢山あるなあと思いました。

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Posted by ブクログ 2024年04月01日

伊坂ワールド全開でした(笑)
車目線のお話で、直接人間に影響を与えることはできないけど私たち人間には想像もできないような会話が行われてたのがとても面白かったです。
様々なことが後で繋がるのもさすが伊坂さんでした。
ほっこり系です。

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Posted by ブクログ 2024年01月06日

この本の語り手は「車」。とある家族の「自家用車」の目線から日々の事件や出来事を描写していく面白いお話。車同士は会話できる設定なので、たまたま駐車場で居合わせた車と仲良くなったり、そこで事件の糸口が見えたり、とにかく斬新wそしてその乗用車の持ち主一家のキャラも最高で、会話やりとりのコミカルさ・シニカル...続きを読むさは伊坂幸太郎さんワールドが爆裂しているし、伏線の貼り方や回収も面白かった。空気感自体はほのぼのした感じのお話なので、マイルドなエンタメとして楽しめる一冊。

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Posted by ブクログ 2023年12月02日

望月家パートと車パートで繰り広げられる、500P超え長編ミステリー。愛すべき登場人物、愛すべき車wうちの車も大事に乗らないと。

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Posted by ブクログ 2023年11月21日

物語の語り手がなんと車!
車同士で話して情報を共有していたり、電車を尊敬していたり、自転車とは話が通じなかったり…
一家の次男、亨も頭が良くて味のあるキャラしてて面白かった。
私の家の車もお話してるのかな〜とか思って、車が愛おしくなった。
エピローグが良すぎる。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年11月17日

脳内で繰り広げられていたのは、まさにカーズで、車が喋るってあんな感じかぁと思いながら読んでました笑
伊坂さんの描く子供らしくない子供が大好きで、とても楽しく読みました。初めから伏線張っていって、最後に怒涛の回収ラッシュは気持ちが良かったです。あと、『オー!ファーザー』に出てきた由紀夫がしれっと登場し...続きを読むてきてかなり良かった!他にも誰か出てきた人いるのかな?そこはちょっと気づきませんでした。
毎回面白いキャラクターが登場してくるのが楽しみで、期待を超えてくるのがいいですよね笑

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Posted by ブクログ 2023年09月26日

車がしゃべるという新しいお話、500ページ超えだけど、安定の伊坂節であっという間に読み終わった
道ゆく車も会話してるのかなとか思っちゃう、エピローグの幸福感まぶしすぎて最高

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年05月03日

伊坂幸太郎の本に外れはないという法則。
ほんとに外れないな。怖いほど。

まさかの車に実は自我があり、車同士が会話できるという世界。でも人間と車は会話できないので、この現実でも起きていることなのかもしれない。
でも、自分たちがこの世界に全く関われないというのはどういう思いなのだろうか。あと、車の周囲...続きを読むの状況を全て把握できるっぽいがライトが目というわけではないのか…?

ただ、結局最後の最後まで車と人間の会話はすれ違い続けるし、肝心の人間の会話が良いところで聞き取れなくなることが往々にして発生するため、割とやきもきするのは確か。
あと、伊坂幸太郎作品は絶対に勧善懲悪になるのでスッキリはするのだが、勧善懲悪のためには悪人がいるのでそれの悪行を見るのが最近苛ついてしまう。地味に伊坂作品の中でトップに近いレベルの悪人だったのではないだろうか。今作のやつは。

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Posted by ブクログ 2023年04月11日

車同士がおしゃべりする発想!!面白い!!家の車もご近所さんやたまたま停まった所でお話してるのかな☺️たまには昔の車も思い出してあげよう。

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Posted by ブクログ 2023年03月26日

車たちがおしゃべりする世界
良い感じに伊坂ワールドが展開していて面白い

日常のちょっとした場面もしっかりと伏線があって、読みながら感心しました笑
車を大事にしたいなと、感じた

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Posted by ブクログ 2023年03月20日

10年ぶりくらいの伊坂幸太郎さん。
大学生のころ凄く好きで(最初に読んだのは『砂漠』)、初期の作品はほとんど読んだのですが、途中からはたと読まなくなり、10年近く。なんだか突然読みたくなった。

相変わらずの仙台(笑)でなんだかホッとした。
今回の物語は車の視点で語られる、面白い切り口。車の擬人化で...続きを読む「ワイパー動いちゃう」とか「貨物電車を見ると寿命が延びる」とか面白い。
毎日お世話になる車、もちろん生き物ではないけど、そんな風に持ち主や家族のことを見守ってくれてるのかな、と思うと愛おしい。

車同士は話せるけど、違う者同士(車と人、車と自転車など)は話せない(なぜか車と電車は話せる)。車は人の言葉がわかるけど、人は車の言葉は聞こえない。
車同士の会話で、実は人間よりも多くの情報を得て、人間よりも早く事件の真相にたどり着いたりする。

伊坂さんらしい、ほのぼの・おどけた感じも、やっぱり好き。

ダイアナ妃も、実はそうだったらいいな、なんて思う。

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Posted by ブクログ 2023年01月08日

おもしろかった。車たちの会話がかわいい。人間たちのキャラクターもいい。可愛げがなくて頭のいい弟の亨が特にいい。
テンポよい展開の中で人の善と悪の二面性が描かれ、ムカつくヤツにはきっちり落とし前をつける爽快感がいい。
人は2つのことを同時にやると3つ目の不意の出来事に対応できない、という一説に納得した...続きを読む。車を運転するときには注意しようと思った。

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Posted by ブクログ 2022年12月30日

緑のデミオ目線で語られる、優良ドライバーの望月家の物語。
本書の中では当然のように車たちがおしゃべりするのだが、その車たちの会話がとにかくユーモアたっぷりで楽しい。私たちの世界でいう「顔を歪める」が車界では「ワイパーを歪める」になっていたり、気持ちが高揚するとピストンが上下する感覚に襲われたりと、な...続きを読むにかと車に絡めたものばかりでふふっと笑ってしまう。「違和感があるね」 「半ドアか?」がいちばん好き。

伊坂さんの作品の中では、明るくてハッピーな方なのでとても読みやすいと思う。ここも伏線だったのか!という展開に、ワイパー動くこと間違いなし。

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Posted by ブクログ 2022年12月25日

最高に面白かった。いや、ワイパー動いた。

伊坂幸太郎作品はこれで3作目だったけど、
今のところ、一番好きかもしれない。
全体的にテンポが軽くて、ギャグ満載のほのぼのした雰囲気で物語は進むけど、場面によって緊迫感やスリルの感じることもできて、読んでてとてもワクワクできたし、エピローグの幸せ純度100...続きを読む%な結末は最高。登場人物、あるいは車のそれぞれの個性はもちろん、その発するセリフもユーモアに富んでいて作家自身のセンスを感じた。

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Posted by ブクログ 2024年02月16日

読み始めた瞬間、カーズやんけ!と思って多少げんなりしたのですが、読み進めるとスグに考えが変わった。自らの意思では動けない車と車のだけのコミュニティが形成され、見聞きした情報を元にした噂話や推理がコミュニティの中で活発にやり取りされる。
車は知ってるけど人は知らない、人は知ってるけど車は知らないという...続きを読む状況を巧みに使って、本作品に中心となる望月家が事件に巻き込まれる様子が描かれている。なかなか面白い構図の作品です。
人や車の軽妙な語り口も、さすがの伊坂幸太郎です。読んでて疾走感があり、次々読み進めてしまいました。

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Posted by ブクログ 2024年02月02日

めちゃめちゃ長かった〜!
最初3つの短編集かと思ったら全部1つのストーリーだった。
魔王みたいな読みにくさは全く無かったけど、ここまで話を長くするほどの感動もなかったなぁ汗
でも最後のエピローグはすごく良かった。
車も家族だね。!!

てか車が喋ってるとカーズのキャラクターや声が思い浮かんでしまう笑...続きを読む

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Posted by ブクログ 2023年11月17日

伊坂幸太郎らしいちまちました伏線が後で繋がってくる展開。好きな人にはたまらないんだろうけど、そんなに上手くいくかという展開も。
ただ、望月家の人々(緑デミも含めて)が皆良くて、エピローグに至っては多幸感に包まれるあたりは上手いな〜という印象。

特に小学生離れした次男の亨が最高!
実は良い人?の玉ち...続きを読むゃんと亨の最後の方のやりとりにはニマニマ。
悪は懲らしめられる展開なんだけど、唯一残った荒木翠の夫が懲らしめられなかったのが心残り。モラハラ夫を懲らしめて欲しかったな〜。

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Posted by ブクログ 2023年09月17日

ゆったり〜。車同士で話すのが可愛くて、自分の車も話してるのかな〜って想像するとさらに愛おしくなった。色んなとこに連れてってあげたいね!

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Posted by ブクログ 2023年09月02日

ストーリーというか、設定を楽しむお話かと。最初は苦手かなぁと思う設定でしたが、読み終えると自分の車に話しかけたくなりました。

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Posted by ブクログ 2023年09月01日

機関車トーマスの車バージョン。
車にも感情があるんだし安全運転しようと思った。

少し回りくどかったけど、暑い夏の息抜きにはちょうど良いお話でした。

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Posted by ブクログ 2023年08月09日

なんか諸々解決されてない気がするのはなんだろう
何が解決されてないのか言えないんだけど、このスッキリしない感じはなんだろう

ストーリーとしてはとてもおもしろかったしあっという間に読んでしまったんだけど
おもしろくて進みすぎて何か置き忘れてきたのかもしれない

物にも生活があって感情があるみたいな話...続きを読むは気持ちが穏やかになるし少し優しくなれた気がする

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Posted by ブクログ 2023年07月31日

不思議な世界感
緑のデミオが車同士でお話しする、車トークのおかげで知らない事実が出てきたり面白い部分もあるけど、流石にちょっとくどかった。
ストーリー内容の割に、車トークのせいでちょっと長かった。

弟の享が面白いし、後半はけっこう面白かった。
最初の方の世界観に入るまでが長くしんどかった。
オーデ...続きを読むュボン系の世界観としっかり伏線があって、小話もあって最後は良い話。

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Posted by ブクログ 2023年02月21日

母郁子さんや享くんなど、ひょうひょうとした会話が作者らしい。車たちはとても近くで家族を見ているんだよなという気がする。うちの車は私たちのことをなんて話すでしょうか。

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