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見出しを見たら、うーんどんなもんかな深刻なイジメの立ち直るまでの道のりかな、新興宗教も絡んでる、盤根錯節の話かとためらいがあった。読み出したら止まらないので、3日でした。春香の春の字が意味があるのがまた良い、元々明るく表情のある娘だった、最後の種明かしではそんな表情が浮かんで、余計安心出来たよ。謎解きの様だけど、種明かしを痛快にするのではなくて、森沢明夫さんらしい人間味がある、とてもいい物語です。出だしの暗鬱な場面から家族が戻って安心する淳よかったじゃん。千太郎と孫の物語も出来ると思う見たい
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読み終わった後、心が清々しくなる物語でした。
終盤に近付くにつれ、伏線が回収されていくのがとても気持ち良かったです。
物語の構成、そして読みやすさがとても秀逸だったと思います。
是非、気になった方は読んでもらいたいです。
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3章のうち1章が読むのがつらくって、、、
その分3章、特にラストは圧巻。
読後感はすばらしい。
苦手な霊能者、詐欺。
家族がバラバラに。
この時点で読むのを止めようかと思ったけれど。
キーワードはコールドリーディング。
森沢さんらしいキャスティングで、登場人物にまったく無駄がない。
その収まり方も面白い。
読んでよかった、人に優しくなれる1冊でした。
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お互いに支えられる家族の絆や、人と人との繋がりがほのぼのと書かれていて、こんな関わりが持てたら平和な世の中になるのだろうと思いました。
ホッコリとした気持ちになりました。
沢山の人に読んでほしいですね!
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目次を読むと、「崩れていく家族」「エスカレート」「騙されたのは誰?」とある。家族崩壊の暗い話かと思いきや、最後は予想外の展開で、一気に読み進めてしまった。普通ってなんだろう。という私も、普通にとらわれすぎているのかもしれない。悩みがあればあるほど、一呼吸置いて、視野を広く持つことが大事なのかな。あっぱれ、一人娘の春香ちゃん。
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不登校、霊能者とあるのでドロドロした物語かと思いきや、読後感のとてもいい物語でした。
途中からこの人は誰?と謎が増えてきて、謎解きも素晴らしかったので、とても楽しめました。
「夏美のホタル」とチラッとリンクしていたのも嬉しかったです。
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不登校、いじめ、家族、母娘、居酒屋で知り合った知人、洗脳する人される人、いろんな人たちの心の動きがうまい具合に混ざり合って、最後はホワっと温かくなります。でも今まで読んだ森沢明夫さんの本よりも、少し怖さを感じました。コールドリーディングの怖さでしょうか。
「人は誰でもそれぞれ事情を抱えているもので、そういう事情を抱えながら右往左往して生きてきた結果、今のその人があるんだよ」
「人を傷つける人は、自分の心が傷ついている可哀想な人。人を騙す人は、人に騙されて世界を信頼できなくなった淋しい人」
印象に残ったことばです。
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作者さん大好きですが今まで読んだ作品とはちょっと違っていてびっくりしました。
結末はやっぱり優しいのですけどね。
コールドリーディング、怖いな。
人の優しさや柔らかい部分に触れて信じ込ませるって辛いな。
この本のお話は良い形で再出発出来るけれども、現実には同じような体験をして深く傷ついたままの人もいるのだろうな、、、と。
ヒヤリとする作品でした。
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ミステリーやちょっと重い本に疲れたら、定期的に森沢さんの本を読みます。
家族崩壊、霊能者、不登校…と何やら不穏なキーワードが並びますが、それらを軽やかに扱いながらいつものほんわかな結末になるのはさすがの手腕。
『人にはそれぞれ事情がある』。そんな風に思えれば人生も好転しそうだけど、なかなか難しいんですよね。
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ほぼハッピーエンド、春香ちゃんが新たな道へ進みたいという前向きな気持ちになってよかった。
人はだれでもそれぞれ事情を抱えているもので、そのうえで右往左往しながら生きている
千太郎先生のこの教え。
本を読むたびに毎度思う。ほんとそれ、って。
春香ちゃんも、パパさんも、この人生の先輩に出会えてよかった。
しおんさんは詐欺働いていたけど、その優しい理由を知れてよかった。
温かい気持ちで読み終えられました。
面白かった。
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マンションの前に川が流れている。川面にも映る2つの空を幼い娘も気に入って、ここに住むことに決めたのだ。川面に映る空は、人の心に宿る逆さの気持ちの表れか‥。
しかし彼女が中学2年の時、陰鬱ないじめを受ける。ありふれた日常が少しずつ壊れていく。それから近隣に住む人たちの、それぞれの物語が語られる。
その登場人物はひょんなところで繋がっていて、推理小説のようにどうなるのだろうと先の展開が気になる。
舞台は梅雨の陰鬱な天気の中で、読み進める私も心配になる。
しかし、事態は一気に解決へと導かれる。恨みはなし。なんとも爽快な終わりかたをする。
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虐め、不登校、洗脳、心理学、
日常に起こりうる問題を家族がそれぞれに
問題に向き合う。その向き合い方に
ついて考えさせてくれて
最後は、清々しい終わり方をする。
家族の問題に向き合っているだけ救われる。
現実には、毒親から逃げるより方法が
ない場合もある。
この本では心理学の知識がキーパーソンに
なる。
読書から現実の生き方のヒントになる人が
いると良いなと思った。
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かなりハードな状況だけど、
この作者さんだったら、重くなりすぎないんだろうなと思って読んでみたら、確かにそうだった。
なにか酷いことをした人にも、そうせざるを得ない事情や誰かへの愛情があったというふうに捉える平和な世界。
世界への信頼感がベースにあるんだろうなと思った。
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かなり前に購入して、積読にしてしまっていた本。
結構厚みもあるし、持ち歩くには重いし、、と読んでいなかったけど、今日読み終わって、どうしてこんなに面白い本を積読にしていたんだ!!と後悔しました
最初の展開が、不安な気持ちになった分、後半の面白さが増すような展開です!
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最初から中盤までは雲行きが怪しく、ハラハラして読んでたけど、最後の最後にすごい伏線回収があって、やられたーー!って感じになった!
森沢さんの伏線の張り方とかほんとに大好きやし、いつもそれに引っかかるのも楽しい笑
終わり方がいつも私好みで、やっぱり1番好きやーー!
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人と人との絆がテーマに多い森沢さんの作品。家族愛は物語の中心にありますが、ちょっとミステリータッチな雰囲気でドキドキします。でも、崩れる家族の物語は読んでいて胸が痛みます。
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お互いの幸せを願っているはずの家族でも、きっかけがあれば歯車が噛み合わなくなり関係が壊れてしまいかねない…心が弱った時に何かにすがりたくてスピリチュアルの世界にのめり込む気持ちはよくわかります。心理学の知識でスピリチュアルのネタばらしをする所は爽快で面白かったです。
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久しぶりの森沢さんの作品。
中学二年生の娘がいじめで不登校に。
その事で少しずつ家庭が崩れそうになっていく。
そこで母親がすがったのが知り合いからの紹介の霊能者。染まっていった。
登場人物、それぞれを思いやる気持ちは森沢さんの作品らしく優しく描かれている。
結局、一番しっかりして逆転ホームランを打ったのは不登校の娘だった。
学校へ行けなくても、あんなにしっかりとして思いやりのある子なら大丈夫だと感じた。
現実なら難しいかもしれないけど。
でも、先を飛ばして読むくらい面白かったし、読みやすかった。
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とても良かった。中学生のひとり娘のいる3人家族の物語。うちと同じ家族構成なので入り込みやすかった。
娘の春香はとってもいい子なのに、理不尽な理由からいじめを受けて学校に行けなくなる。その時の本人はもちろん、家族のつらさがわかりすぎて心が痛くて。だからわかる。母の杏子が藁をもつかむ思いで怪しげな霊能者に心酔していってしまうのも。
崩れていく一家のあたり前の幸せな日々。そこに絡んでくる釣り師の心理学者、霊能者の事情と正体。ラストに向けての解決への盛り上がりが素晴らしい。そういうことだったのかぁ。じわじわと優しい気持ちになります。だましたりだまされたりしたかもしれないけど、悪意を持っていた人は誰もいなかった。人それぞれに事情があって。みんなに誰かの幸せを願う優しさがあるんだよね。
家族再生の物語。読後感が良くておすすめの一冊です。
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12月-01。3.5点。
中2の娘がいじめで不登校に。更に妻は新興宗教のような怪しげなものにはまり。娘も新興宗教に通うようになり。。。
面白い。家族の再生物語、途中ドキドキさせられるが、良かった。
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珍しく推理小説的な要素を持たせたお話。
いじめをきっかけに歯車が狂っていく家族が、霊能者にすがる。
はたから見ると洗脳されつつある。
本人たちは、幸せになりたい一心であるのに、そこに付け入る詐欺ビジネスは、どこにでもあるのかもしれない。
この本では家族が取り上げられていた。
世の中には多くの宗教があり、詐欺ビジネスがある。
本人がどのように捉えるか、ではあるが、はたからみると詐欺である。
でも、抜け出すことは容易ではないのだろう。
統一教会と政治家の癒着がうやむやになってきている。
うやむやにしようとしているのはマスコミであるが、これは腐っているから仕方がないとしてもだ。自分たちだけでやってほしい。国民を巻き込まないでほしい。
昨今の世界情勢を見て、自分が信じてきたものがことごとく揺らいでいることに驚く。歴史はもちろん、大きな事件やニュース、天候(気象)までが偽りであるかもしれない。PCRやマスクは洗脳だと感じている。日本人は目覚めてほしい。すでに日本だけになってきていることに。
本書では、霊的なものを詐欺としています。
一般的にはそうだと思います。
でもいちど、ロズウェル事件の本を読んでみてほしいです。
私達は洗脳されているかもしれない、すべてのことに対して。
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3
不登校になった子ではなくそーなってしまった家族の変化を描き、この家族はうまくやっていけるのか気持ちが沈むが家族の関係性、空気感が良くハラハラする所もあるものの心地良く読む事も出来た
他の人物のストーリーもほっこりポイントはあるので読み続けられるだろう作品だと思う
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あらすじを読むと、ちょっと不穏な雰囲気。
お父さんのこの状況は色んな意味でキツイ。
中学二年生 不登校の娘・春香。
霊能者に救いを見出だしてしまった母親。
日常に忍び寄る不穏な空気…。あ~、やだなぁ。
拠り所にするくらいならまだしも、霊能者に傾倒しすぎてお母さんの方が危うく感じる。
いじめを扱った作品では、いつもハラワタが煮えくりかえる思いです。
読み進めるうちに心配のハラハラから、ちょっと企みを感じるドキドキへ。
人は誰でもそれぞれの事情を抱えていて、右往左往して生きてきた結果、いまのその人がある。
本当にそのとおりだなぁと思う。
川合家みんなが、それぞれに家族のためを想って行動を起こしている。
作品を通して春香ちゃんの成長をとても感じました。
あと、釣り好きの著者を窺わせる登場人物もちょっと嬉しかった。
清々しい気持ちでニヤリ。
こういう終わり方も好き。
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「川合淳」の中学生の娘の「春香」は
いじめにあって不登校になる
妻の「杏子」は
黒猫を飼うと幸運がおこる
水晶を身に付けるとよい
などと口にするようになっていく
春香の不登校をきっかけに変わっていく家族と
洗脳する「紫音」
家族の危機をどう乗り越えていくのか
壊れた心をどう治していくのか
登場人物の思いを丁寧に描いている
物語の描き方もユニーク
家族の物語でもあり
ミステリー要素もある作品
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終わりがハッピーエンドなのでよし。
コールドリーディングということを学べたのでよし。しかし何故母親が子供と同じ方法をとるのか、壊れているから仕方ないのかもしれないけど、ちょっと唐突だった。
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娘の春香が中学校でいじめにあい、登校拒否をするようになった。母は娘を助けるため、リビングの模様替えを始めた。春香の部屋のベッドの向きも変えた。春香が大事にしていた亀を川に逃がし、黒猫を飼い始めた。浄化と言い、ブレスレットを買ってきたり、岩塩を風呂に入れたりした。
それで効果はあったのか?いい方向に向かったのか?
父は娘だけでなく、妻までも洗脳され、家庭が壊されてしまうのではないかと思い、何とかできないかと心理学者の千太郎に相談する。
Posted by ブクログ
学校でいじめられ不登校になった娘を心配して、霊能者を信じ込むようになった妻を、夫と娘が近くに住む心理学者の助けで洗脳を解くというお話。いじめ話がかわいそうで読んでられないという感じだったのだが、後半謎解きっぽい感じになって読みやすくはなった。