【感想・ネタバレ】神仙の告白 旅路の果てに―僕僕先生―(新潮文庫)のレビュー

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Posted by ブクログ

シリーズ最後の方のクライマックス。
孫悟空や猪八戒、沙悟浄、関羽、赤兎馬、魏夫人、登場人物がいろいろ出てきた。
剛人が薄妃と会話ができるようになったくだりが良かった。巨大で穏やかな神仙の「刑天」が語る場面の描写が美しかった。
司馬承禎とラクスの企みがいまひとつわからない。王方平も敵方だとは思うけど、僕僕は人であった事はないとか、生まれながらの仙人もいるの?本書はかなり重要な情報が書かれていると思う。全部読み終えたらまた再読したい。

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2023年07月12日

Posted by ブクログ

え? え? なんでこう言うことになってるの? と言う戸惑いが読んで真っ先に浮かんできた。

僕僕先生と王弁くんの長い旅が終わり、長安に戻ってきたはずなのに、彼が不可思議な眠りに陥り、それを目ざめさせるために薬種を求めに行く僕僕の前には、様々な相手が立ちふさがる。
今までは敵と言ったら王方平やラクスぐらいだったけど、三国志や西遊記の英雄たちが立ちふさがる展開。
なにやら、大きな争い事に巻き込まれているような、勘違いのようなそうでないような、良く分からない状況。
そりゃあ、なんで? と思うだろう。
その争いは、ある意味、僕僕先生と言う存在自体の謎に関わる事なんだろうけど、過去のことは本編ではあまり明かされていないので、良く分からない。

たぶん、王弁くんが鍵なのだ。
あるいは最後の希望。
欲しかった言葉を得て、いつもはへたれな彼がきっとなんとかしてくれるはず。
そう願いながら最終巻を読みたい。

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2021年11月06日

Posted by ブクログ

中国の有名人(人?)オールスター。大団円的なノリ、大好きです。

これまでも玄宗皇帝のような歴史上の人物は出てきましたが、最終話に向けて一気に一軍メンバーを投入してきた。そんな印象です。

中国史しらなくても、孫悟空や関羽はしってるでしょ?という大盤振る舞い。それほどの危機が天地に迫っているスケールの広がりにビリビリ来ました。
あとは、クライマックスの、僕僕先生のセリフ、、、じれったかった部分、やっとだよ!と嘆息。こういう気分をカタルシスというのでしょうか。10冊読んできたからこその満足感を覚えます。

後一冊、日が変わる前に読み切ってしまいそうです。

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2021年05月15日

Posted by ブクログ

第一章 眠る王弁 第二章 雄黄の髄
第三章 神医と美髯公 第四章 弟子たち
第五章 混沌の囁き

天地にある二つの聖地……神仙の住む蓬莱と仏が住む浄土
そして地には人が住む。それぞれの力も立場も言い分もみんな違いそれぞれの世界で争い、それぞれの世界が争う。不毛だなぁ

人である王弁と神仙の僕僕二人の最後の旅はどこに着くのか

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2021年01月30日

Posted by ブクログ

あと一巻かぁ。。。

もう、登場人物が増えすぎて何がなんやらw
でも、気になった呼称とかを調べてみたくもなるんだよなぁ。

どっかで整理したいな。登場人物も、元のお話達も。

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2021年01月06日

Posted by ブクログ

クライマックスが近づいたところで突然壮大な展開になり、当時人物(?)が多過ぎて関係性が混乱して、ついて行くのが難しくなってきた。
僕僕先生と王弁君が国中を旅する間はほのぼのと楽しい雰囲気だったので、あの頃が懐かしい。

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2022年01月14日

Posted by ブクログ

今回、神仙同士の戦いが多くてちょっとしんどかった。
人間とは命のあり方が違うからハラハラしにくいというか。
また、たくさんの神仙が、敵になったり味方になったりとコロコロ立場を変えるので、読みにくさもある。後半は勢いで読み進めた感がある。
相変わらず次の巻へのヒキは凄まじい引力を持っているので、続けて最終巻も読むことにする。

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2021年07月03日

Posted by ブクログ

のんびりほんわかした冒険旅行奇譚のイメージの僕僕先生シリーズ、第10弾は今までの旅で出会った顔ぶれが勢揃いです。
前作からも間が開いているし、第一巻から数えると干支一回りなので「誰だっけ?」な人(?)もいますが、ほんわか感はそのままに、ドラマチックな展開でクライマックスを盛り上げます。
ささ、次読まなきゃ。

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2021年02月20日

Posted by ブクログ

神仙、妖、人が入り乱れて相争う。
話が大きくなって、有名人もたくさん出てきて、なんだか落ち着かない。完結に向けて、どの様に展開するのか?
期待します。

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2021年01月30日

Posted by ブクログ

このシリーズの第1巻を読んだのは、10年以上前。前巻「恋せよ魂魄」を読んだのは2年半前。登場する神仙の名前がかなりうろ覚え。
王方平、司馬承禎、蔡経とかの敵役(?)が、はっきり思い出せなくて少々隔靴掻痒。
まあ、読みなおせばいいんだろうけれど。
正直、登場人物の紹介ページか、ガイドブックが欲しい処。

稀有壮大な物語なんだけど、どこかゆったりした空気がある。本当は僕僕先生を利用しようとする神仙の思惑の中で、次々に危難が訪れているんだけど。
僕僕が滅びを齎すとは、どういうことなんだろう。

王弁君は早々と眠りについてしまい、彼を助けるために動き出した僕僕も眠りについてしまう。その点にどうしても物足りなさを感じるかな。二人の周囲で神仙や妖に孫悟空達や関羽まで登場して、各々自分の目的のため動き回るんだけどね。

さあ、次はいよいよ最終巻。不満が解消されるカタストロフに連れて行って欲しい。

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2021年01月24日

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