感情タグBEST3
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同期が卒論をこれで書いた。ふたつの物語が交互に進んでゆく、一風変わった感じの小説だった。「ハードボイルド・ワンダーランド」に登場する、リファレンス係の女の子に関する文章で、「世の中には服を脱ぐのが魅力的な女の子はたくさんいるけど、服を着るのが魅力的な女の子はあまりいない」というようなところがあり、私はそこが非常に好きだった。最初の数章分を集中して読み、慣れてさえしまえば、あとはすらすら読める。
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●素晴らしいの一言
●何故、このような物語が書けるのか気になる。想像しようにも、とっかかりがない。
●今までの古今東西の話を下敷きにしているのか…とにかくインプットの量が凄そう
●オカルトな話になるが、何かが降臨しているのか…未知なる世界から電波やら波動やらでも受信しているのかと思いたくなるな笑、それぐらい、普通の感性だと書けない。いや、書いたとしても奇天烈なシロモノに…
●でも、なんだか自分でも書いてみたいな、そんな気になりましたね
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ピンボールと新作を読んでハマった者です。
村上春樹は3作目。新作を読み終わったことをSNSで報告したら後輩から本作を紹介され読みました。
なるほどこれを薦められた理由が分かるような、という感じで、上巻は終わり。下巻が楽しみ。
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はじめて読んだときには、『ハードボイルドワンダーランド』にひかれた。『世界の終り』は退屈とさえ思った。何度かの再読で、ふたつの世界は表裏一体となり(はじめからそうだったのだろう)、不条理にも危険な局面にある計算士の男も、理由がわからずに影を失くした男も、背おうものと失いつつあるものが重なり合う。はらはらするハードボイルドの世界も、静謐な世界の終りの世界も、村上春樹の世界観で、両方とも好きに変わった。
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エレベーターからはじまる物語。とてもワクワクした。設定がもう面白いし、現実的なんだか非現実的なんだか分からない文章が最高だった!村上春樹さん文章は美しいし、分かりやすいし、博識だし大好きだ。あと、たまに出てくる例えが面白くてユーモアたっぷりだったのも最高だった。
まだまだ謎が残されているかこれからどうなるのか楽しみ!!
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心について深く考えるお話だと思う。
自意識と体、心、記憶…
世界の終わりとは
村上春樹の小説は、いつもノートに書き留めながら読み進めた方が、きっと得られることも多いんだろうなと思いつつ、文章の心地よさを味わうだけで精一杯になってしまう。また読み返す
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緩やかに時間が流れていく世界の終わりと様々なトラブルに巻き込まれるハードボイルドワンダーランド。
二つの世界の繋がりはよく分からなかったけど、とても面白かったです。
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-それはなんだかトルコ語のように響いたが、問題は私がトルコ語を一度も耳にしたことがないという点にあった。
春樹ワールド、全開。
メタファーのオンパレードでなにを伝えたいかが一ミリもわからないのにそれが心地よい。
なにが当たり前かもわからない荒唐無稽な小説。
全く共通点のない2つの世界が読むことで次第に近づいていくおもしろさ。
世界の終わりは、ある意味では楽園なのではないだろうか。
読後の余韻をもう一度味わうためにまた再読をするだろう。
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2つの物語を同時に並行させていく村上春樹の長編でよく見る流れ
小さな専門的部分をものすごく壮大にして世界の終わりに発展させていくというよくもまあ思いつくなあと言った感想‥‥と言いたいのですが途中で読むのを中断してしまいあまり内容が入って来なかった
機会があれば再読しようかと思います。
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綺麗な文体で描かれており、日常に思えるような情景も春樹らしい言い回しで詳細に表現されている。
個人的には難易度が高くあまり理解ができなかった。物語は2つの世界を行き来する構成であった。もう少し成長してから出直したい。
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新刊を読んですぐに借りる。
すぐにのめり込んだ。
世界の終わりの生活に憧れるが、ハードボイルドワンダーランドの方が読んでいて面白い。
「間違えようのない簡潔な事実というのはこの世で最も好ましいことのひとつだ」
とかいちいち文章がおしゃれ。
ピンクのスーツの太った女の子も魅力的。
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海辺のカフカは、「味がしつこすぎて」読んでいてしんどさがあり、村上氏の作品を毛嫌いしていたが、これは面白い。異世界2つで繰り広げられる物語がどのような展開、結末をむかえるのか、わくわくしながら読める。村上氏の文章表現も面白い。
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村上春樹さんの本はこれまでちゃんと読んでこなかったけど、これはなぜかとても自分の心に刺さる内容だった。
内容は「世界の終り」と「ハードボイルド・ワンダーランド」の交互に繰り返しながら、後半につれて一気に世界が加速していく。
独特な言い回しや、主人公のキャラクター、どれも魅力的で面白かったです
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村上春樹3作目
ちょっと海辺のカフカの影のない地下を思い出した、なんか繋がってるのかな?
文章が相変わらず語呂が良くて、読んでて気持ちいい
後現実?側の主人公の性格がすごく好き
まだなんもわかってねーから、下巻で紐解いていこうと思いますよ
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二つの世界が下巻でどう収束するのか楽しみ。
暗闇で気づいてたら眠ってたシーン、怖かった。
物語はあと半分だが、読み終わるのが勿体無い。
そう思わせてくれる独特の雰囲気がある。
ところどころに、なるほどな〜という表現があって、めもしたくなる。
記号士とか計算士とか、暗号化技術をめぐる戦いだったり、当時なんでこんなのかけるんだ?という印象を受ける。
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題名に引かれて友人から借りた。
上巻なのでまだ終わってないので、感想は下巻で。
ただ、登場人物に一切名前がついていないのに、誰が誰だが分からなくなったりしないで読めたので、凄いなって思った。
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■ Before(本の選定理由)
15年前?くらいに読んだが中身もろくに覚えていない。ピンク色のスーツの太った娘が出てきた、、ような。
■ 気づき
メタファーだらけだけど、ニヒルな台詞回しが軽快で長さを感じない。以前何かのインタビューで著者が語っていたが、この本では「僕」の一人称だけで物語を展開することに限界を感じ、「僕:世界の終わり」「私:ハードボイルドワンダーランド」という構成を取っている。
■ Todo
下巻も早く読みたい。楽しみ。
しかしまぁ中身はさっぱり覚えていない。
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初めての村上春樹の作品でした。
2つの世界が読み進めていく中で少しずつ交わりが見えてくる、スピード感が面白くて手を止めるのが難しかったです。
村上春樹の作品を沢山読んだわけではないですが、彼の世界観はとても好きです。読書という行為に意味を持たせるのでなくて、ただ本を読む、文字を読むというより感じるという行為が心地良いです。
音楽を聴いて、Tripするよう。彼の文字を読んでTripしています。
だから、彼の作品を魅力的に感じ娯楽と思うのでしょう。
こんな感覚は私だけでしょうか?
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村上春樹の初期の傑作を遂に手に取ってみた。
世界の終り編とハードボイルド・ワンダーランド編が
交互に織りなす物語。
最初は訳がちんぷんかんぷんなとこがあるが、
段々と点が線になっていったところで上巻は終わった。
後半、どんな展開を見せるのか楽しみである。
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別の長編に比べ、冒頭のSF感に驚かされた。SFとロールプレイングゲームのようなファンタジーの行き来は、私が描いていた春樹らしさとは異なる。ので最初読み進めるのに手間がかかったが、面白かった。
「私は気の短い人間を相手にすると、その気の短さを少しずつ試してみたくなるのだ。」春樹の性格を端的に表す一文だと思う。私も同じことをよく考える。
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1Q84を読み終わって、改めて読み返す。
構成の完成度の高さはやはり秀逸。
安易なハッピーエンドにしないところも。
自分とは、人生とは、完璧でもなく、大して素晴らしくもなく、思い通りにも行かないけれど、それでも自分を肯定して受け入れる。
まさに、今の時代にマッチしている。春樹は先を行きすぎたのでしょう。
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異なる二つの世界を舞台に、交互に全く関係なく順番に物語が進んでいく。この形式は初めて出会った。かなり意欲的な作品だと感じる。ハードボイルドワンダーランドがメイン、主流で、世界の終わりは傍流、副次的な物語ではないかと思う。これどころリンクしているような気がするが、確かな証拠はない。その絶妙な2つのストーリーの関係性が素晴らしい。
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クリストファー・ノーラン監督の"インセプション"みたいな"意識の多層構造"を扱ったサイバーパンクテイストの作品なのかな、と。
村上春樹の初期作品はけっこう読んだのですが、最近はあんまり読んでいません。ちょっと読み進めるのに要らない気もする情景描写が多い印象。それと、登場人物達のナルシスティックな感じは相変わらずですね。
僕が小説を推理小説的に読むからかもしれません。
後半の展開に期待。