感情タグBEST3
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最近料理本にハマっていて気になった一冊です。
料理を楽しめる人って食に探究心や好奇心があったり、ユーモアやアイデア豊かであったり、ひと手間を惜しまずに注ぐことができる人であるのかなと思いました。
例えば、ウィンナーの話。
私はただ焼けて食べられればいいから油を引いたフライパンに、爪で切り込み線を入れたウインナーを並べて焼いて食べていました。
爪でやるのはただ洗い物を増やしたくないから(笑)
だけど、高山なおみさんの場合は、フライパンに水とウィンナーを入れて、ぐつぐつさせて、ウィンナーを手で押した時にプリッと皮が弾くような弾力になれば、お湯を捨てて乾いたフライパンに油を引いてウィンナーを再度焼くんです。
昨日それをやってみたらウィンナーがプリッとしてて、手間をかけたからこそなんだか食べることが楽しみになったし、普段との違いを味わおうと食べることに丁寧になれました。
贅沢って高級な何かをするじゃなくて、日常生活にほんのちょっとの手間をかけることなのかなと感じました。
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めちゃくちゃ映えるわけでもない、だけどどれも美味しそうな料理がたくさをありました。
食べるとは生きること
真似したい料理がたくさん。丁寧に料理して食べているのがわかる1冊。
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よすぎて買った ラップに包まれたごはんが表紙ですシビれる 自家製ソーセージのレシピをみてソーセージパーティーを開催したけど腸たのしおいしかったまたやりたい なおみさんが離婚してひとり暮らしになってからの本だから、ガチの「ひとりのための自炊」が学べる なおみさんラブ
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とっても素敵だった。一人暮らしを始めて、自炊するようになったら手元に置いておきたい。
こういう素朴で、環境に優しくて、知恵がたくさん詰まってて、時々手間のかかる料理をつくれるようになりたいな。
まな板はすぐに洗って干す、とかも書いてある。ことあるごとにこの本を開いて、私自身の生活に溶け込ませたい。
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ラップに包まれたごはんのジャケットデザインがよくて手に取った。ジャンルとしては料理本だが、それに留まらない著者の私生活をのぞきみる不思議な感覚がある。一人暮らしになった事を本文内で書いており、それが反映されてか寂しさと凄みがある独特な文章。あとがきでの一人暮らしだと米研ぎのときに米が水を吸う音が聞こえるという表現、すごい。
グレープフルーツジュースのビール割り、グラスを冷凍して飲み口に塩をつける。は真似しやすそうで美味しそう。
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黒い鉛筆っぽいモジモジした目次がたまらない。あそこの目次を舐めるように見るだけで、私は幸せになれる。ぜんぶを作り終えるのはいつかなー
でも、味玉は得意料理になった。
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自炊って、学生さんや一人暮らしの人が、アパートのキッチンで、簡単なものを作って食べる、みたいなイメージでしたが、かつての料理人が、家でおしゃれな料理を作って食べるのも自炊。
誰がしても自分のために自分が食事を作るのを自炊っていうんだなぁって改めて思った次第です。
・・・生きるというより、どっちかというより死んじゃうから食べるという感じ・・・(あとがきより)
えっ!! 信じられない、本の中に紹介されている料理を、こんなことを考えている人が日々作っているなんて。
普通こんなふうに生きている人なら、材料にもこだわらないだろうし、手間暇かけて作ったりしない、絶対。
保温炊飯器や電子レンジを持たないというのもこだわりのひとつなんでしょうね。
私が自炊するようになったら・・・怖い。
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日々の暮らしのエピソードともに、本のページいっぱいのおいしそうな写真が楽しい。どれもこれも真似してみたいものばかり。時々手に取って読み返したい。
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真新しかったりあっと驚くレシピが載っている訳ではないけど、淡々と続く日常に寄り添ってくれるような地に足のついたごはんの作り方が載っている本。毎日のごはんは名のつくメニュー(肉じゃがとか麻婆豆腐とか)ばかりで成り立ってるわけではなく、冷蔵庫にあるものを自分の体調やお腹の好き具合にあわせて作りたい、という人向き。写真も良い。
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飲食店を営む友人が、食べる前にいつもきちんと「いただきます」をする男性客について書いたことがある。それを読んでから毎年、大晦日になるたびに考える。来年こそは僕も「いただきます」を言う人になりたいなあと。
毎年思うだけあって、これがぜんぜん身に付かない。手付かずのおせちの前では神妙に唱えたはずのいただきますも、おやつ代わりの餅を頬張る午後にはきれいさっぱり忘れている。年に千回はあったはずのいただきますチャンスはすべて見送り。日々三振の山を築いて、またいつも通りの年の暮れがやってくる。
ひとりで食べるご飯はとても静かだ。美味しくってもまあまあでも、黙ってもぐもぐ噛み締める。今年最初の本は、そんな僕の毎日にそっと寄り添ってくれそうな、高山なおみさんの新刊にした。タイトルからもわかるように、高山さんがいつも繰り返し作っている平熱の料理を紹介したレシピ本だ。
自分のための毎日のご飯は、手間なく作れていつも絶対に「あー、美味しい」としみじみさせてくれる、どちらかと言えば地味な「とっておき」たちへと収斂していく。この本に出てくるレシピも、長距離ランナーのしなやかな肢体のように無駄がない。それでも高山さんの心地よい揺らぎを含んだ言葉のおかげで、慎ましく穏やかな暮らしぶりがありありと浮かんでくる。台所ではなくとっておきの喫茶店へ出かけて開きたい、よくできたエッセイみたいな読み味のする、不思議で素敵な本だった。
あー美味しかった。ごちそうさまでした。