【感想・ネタバレ】ゲノム編集食品が変える食の未来のレビュー

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Posted by ブクログ

さすがに松永さんの著書だ。遺伝子組換え作物やゲノム編集食品に関する、私のたくさんの誤解を解いてくださった。また、一時期騒がれた種子法の問題に関しても、誤解が解けた。お勧めの本です。

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2024年03月18日

Posted by ブクログ

ゲノム編集食品は、遺伝子組み換え食品とは
異なります。

ゲノム編集食品とは、ゲノムのDNAの特定部
分を切り取って、そこにある遺伝子を変異さ
せることです。これは昔から行われている「
交配」と何も変わりません。

もともと、その食物が持っている遺伝子を活
用するだけなのです。

一方で遺伝子組み換え食品は、外から新たに
遺伝子を追加する技術です。

全く新しい別の遺伝子を導入できるからこそ
「雑草を枯らす除草剤に強い」「害虫を殺す
タンパク質を作り出す」というような自然で
は有りえない能力を持った植物を作り出すこ
とが出来てしまいます。

従来の「交配」では時間がかかり過ぎて、来
るべき人口増加による食糧危機に対応するこ
とは難しいと警鐘を鳴らします。

特に日本は「昔ながらが一番」と、食に関し
ては非常に保守的な考えが大勢を占めていま
す。

今ここで、ゲノム編集食品に対して誤った知
識によってそれを拒絶してしまったら、将来
はとんでもないことになります。

それを回避するべく正しい知識を与えようと
導く一冊です。

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2022年02月02日

Posted by ブクログ

ゲノム編集とは何ぞや?の状態で読み始めたが、内容や遺伝子組み換えとの違いについてよく分かった。報道やSNSの情報を鵜呑みにしてはいけないこと、「オーガニック」だからといって安全な訳ではなく、しっかりと正しい知識を持って食品の良し悪しを判断すべきだと学んだ。遺伝子操作について知るきっかけとしておすすめしたい本。

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2023年06月28日

Posted by ブクログ

遺伝子組み換えとゲノム編集の違い。従来の品種改良との違い(というか共通点)がよくわかり、遺伝子組み換えやゲノム編集をリスク高として批判する一方で有機農業を礼賛することがいかに非科学的で感情論に過ぎないかということがよくわかった。
しっかり勉強して科学リテラシーを高めておかないと、これからの食料問題に対応できない。

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2021年08月22日

Posted by ブクログ

【まったくマッドではない】
「ゲノム編集」と「遺伝子組換え」が全然異なることを理解できました。
(後半は政治的な話で続いたので・・・ですが)

何となく遺伝子を人為的に操作することは危険に感じていましたが、実は昔から普通に行われていることで、あらためてそこだけをクローズアップすると違和感を感じるというものです。絶対値である数値を見れば普通だねというレベルです。

東日本大震災で原発から放射能が洩れましたが、その放射能レベルより米ソが核実験を行っていた冷戦時代の方が、地球上に存在する放射能レベルが圧倒的に高かったという事実があります。
数値で見れば一目瞭然ですが、人は感情的なものに流されてしまうのです。

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2022年08月14日

Posted by ブクログ

ゲノム編集という言葉にワクワクしたので読んでみた。遺伝子組み換えは聞いたことあるけど、正直よく分からん!という知識レベルのため1章のDNA、遺伝子、ゲノムなどの単語の定義を知るだけでもためになる。ゲノム編集技術の話から正しい情報取得が難しい現代で、リスクの取捨選択が書かれている。
東日本大地震、パンデミックなどなどの敵と闘うためには相手の力量を正確に測ることが致命傷を避けるコツなのかもしれない。

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2022年05月05日

Posted by ブクログ

ゲノム編集と遺伝子組み換えと自然変異の違いが分かりやすく勉強になった。
日頃食べている食物も無害なわけではないし、遺伝子組み換え食品が有害なわけでもない。
我々は偏ったバイアスや誤った情報のせいで、素晴らしい革命や新技術を止めてはいないだろうか?

古くから柔軟に新しい食品に対峙してきた日本人。
を支える新技術についても思い込みを排して、冷静に把握しエビデンスを理解し総合的に判断していく社会でありたい。

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2022年02月22日

Posted by ブクログ

育種に関しては専門ではないようだが、丁寧に取材して書かれている。著者が長年取り組んできた、食の安全性に関する記述には説得力がある。きちんとした科学的な理解をしたい人には分かりやすく、オススメできる。
ただ、ゲノム編集は確かに画期的な技術であることは確かなのが、ちょっと賞賛しすぎな感もある。

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2021年01月10日

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