感情タグBEST3
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ好きな1冊となりました。
私にはどんな本と付録を選んでくれるんだろう?って気になりながら一気に読みました。
自分のものさしだけではからず、色んな角度から色んな解釈や気持ちがあるんだということ、然り気無い言葉や行動が誰かの救いや助けになってること。
温かい気持ちになりました。
定期的にまた読みたいです。
Posted by ブクログ
どれもステキな話でした。イヤな人も出てこないし。メリーゴーランドの件は、自分にあてはまって泣けました。
今後の人生に参考になるような本でした。
Posted by ブクログ
心が温まる短編集でした。
こんな素敵な司書さんがいたら毎日図書室に通ってしまうと思います。
登場人物それぞれの悩みにそっと寄り添ってくれる司書さんの言葉、選ぶ本がとても魅力的でした。
1冊の本に人生が救われることがあることを強く感じました。
Posted by ブクログ
一気に読んでしまうのがもったいない、少しずつ噛みしめて読みたい本でした。あっという間に読んでしまって、さみしい。ロス感を感じます。もう一度読みます笑
一字一字大切にしたい言葉があふれていました。
Posted by ブクログ
司書さんってすごい仕事なんだなぁ。。。
そして、こんなコミュニティハウス近所にあったらめっちゃ楽しいだろうな。羨ましい!
夏美40歳の話はめちゃくちゃ自分のことかと思って、涙無くして読めなかった。これ、私のことでは?夏生まれのとこも含めて、そのまんまやん。
30代ニートの子や副業でアンティークショップ開きたい男性や、65で部長職を退職した人など、さまざまな人たちが描かれるのに、描写が細やかで丁寧で引き込まれる。
小町さんの紹介した本はどれも読んでみたい。(私の小町さんイメージは、銭天堂の紅子さんでした。)
本への愛情がどの文からもひしひしと伝わるので、本好きさんには絶対おすすめしたい。
Posted by ブクログ
お店を始めたいが一歩を踏み出せない人、子育てのため担当の仕事をおろされた人、定年退職してどうしようかあてのない人などがそれぞれの話の主人公になる。そこには必ず、コミニティセンターの司書見習い女子と司書の小町さんが関わってくる。借りようとした本以外にも、何か一冊その人の人生に影響を及ぼす本を入れてくれる。誰にでも、現実的に起きるような各種主人公の迷いに、背中をおしてくれるようなほのぼのな話。前話に出た人も、他の話にも登場し、少なからず影響を与えている。まさに、バタフライエフェクトのような感じ。著者のいろいろな作品で、縁を強く意識して書いているなというのが伺えます。どんな生き方をしている人も絶対に否定しないのが、この作者の好きなところだと感じました。
子育てにより、職を離れざる得なくなった女性の、自分ばかりなんでこんな思いしなければならないんだというはなしを、メリーゴーランドにたとえていたのが印象的でした。
同じ本屋大賞2位でも私はこちらのほうが、好きです。まだまだ、作者の本読んでないのがたくさんありますが、楽しみに読んでいこうとおもいます。
Posted by ブクログ
コミュニティスペースの図書室で勤めている、小町さゆりという司書と小町さゆりが紹介した本を通じて、人生に迷っている人たちが前向きになっていく。
図書室を中心として、複数の物語が紡ぎ出されている。
何気ない日常でもその物事に対しての見方、捉え方で人生は豊かになることを感じさせてくれた素晴らしい本だった。
Posted by ブクログ
ぐりとぐらの本でこんなにもどんな本だったか、どの場面が好きかが変わるなんて素敵だなと思う。私はたまごの殻に乗って帰る最後のシーンが一番好き。今は誰にでもできる仕事をしてるけれど、それは誰かからも必要とされる仕事であるのかもしれないと思えた。続けていればわかる日が来るのかな。
他のエピソードも楽しかった。
Posted by ブクログ
コミュニティーハウスという公共施設にある図書室が舞台。
ものすごく大きな身体の司書の小町さんと、司書を目指しているかわいらしいのぞみちゃんがいる。読んでいくうちに、ふたりともどんどん好きになっていき、ここに通いたくなる。
各章に出てくる人たちも、他の章にもちょこっと登場したりして、その後が垣間見えるのが楽しい。
こんなふうに未来に光を与えてくれるような、あたたかい小町さんが、身近にいたらいいなぁ。本の付録の羊毛フェルト、ちょっと欲しい。
ママ編集者の話が好き。子どもがいることで迷惑にならないどころか、それがアドバンテージとなる職場なんて、すごい素敵。ほとんどの仕事は、子どものことで融通きかないと嫌がられてしまうのに。ママに優しい職場、いいなぁ。
Posted by ブクログ
理想と現実の狭間で揺れる人たちが優しくて明るいタッチで描かれています。
彼らの日常は不安、怒り、諦め、というもののようです。
そこで出会ったのは、見た目はファンタジー?な司書の小町さん。
小町さんが、彼らのために選んだ本は…これは何なの?というかんじ。
もれなく小町さんのハンドメイドの付録がついてきます。
しかし、小町さんはウルトラ級の塩対応の方なので説明などは一切ありません。
「?」から物語が進むのですが、登場人物たちが本と付録から自分を見つめ直すヒントの糸口を見つけて行く様子には、謎解きのようおもしろさもありました。
また彼らは状況がだんだんと良くなるにつれて、周りの人たちの見守ってくれていた温かいまなざしにも気がついていきます。
ふと周りを見てみると、新聞や看板などに「個」とか「孤」という文字が目に付く昨今。
その中で「輪」や「つながり」を意識させられる作品はとても心が和みます。
ふんわりと温かな春の陽気にくるまれるような心地のよい作品でした。
Posted by ブクログ
何度か読み返したくなる本だった。
きっと自分の年齢が変わるにつれて、今の自分と重なったり、昔の自分と重なったり、未来の自分を想像したり、
はたまた家族のことを想ったり、さまざまな気持ちになるんだろうなぁと思った
一気にスルスル読めて仕事の休憩時間や、
ちょっとした合間時間に読める内容なことも良かった◎
また読みます
Posted by ブクログ
ここ数年で一番の良本!
文章も読みやすく、時間も忘れ一気読み。
それぞれのストーリー同士のつながりも楽しめ、笑いあり涙あり共感ありの最高の一冊。
司書の小町さんはマツコ・デラックスさんをイメージしました。
Posted by ブクログ
短編の人々が少しずつ繋がって、世界が回っている。それって現実でも知らずに起こっていること。
時間がないから何もできない。自分はこうだから‥。そんな思いも、目線、考え方を変えれば人生は良い方向へ変化していく。
そんな簡単なことではないけれど‥とても共感できる作品でした。
Posted by ブクログ
選ぶのは君だ。the choice is yours.
選んだのは君だ。 you chose it.
人は様々なきっかけで思考し、行動する。そのきっかけは、私の場合は本であり、言葉であり、物語であることが多かった。
現実では奇跡も起きないし空も飛べない。魔法も使えないし異星人と出会えない。
それでも、本を読む前のあなたと、本を読んだ後のあなたは何かが違っているはずだ。
ここではないどこか。本の中ではそこに行ける。壁を抜けられるし、月が二つある世界に迷い込む。
短編集でしたがそれぞれの登場人物がつながっていてすごく面白かったです。心が温まり何度も読み返したくなる素敵な作品でした。
ほっこり
久々に押しつけがましくない本に出合えて大満足。自分の事ではないのにどこか自分と被っている。けれど直接ぐさりと傷をえぐってくるわけではない。最近少々お疲れ目だったので ほっこりできました。小町さんの付録私も欲しくなってしまいました。どなたかかレビューで書いていたように、小町さんが本当に途中から「マツコ」さん以外に見えなくなってしまったのには困りました。続編期待。ぜひぜひ小町さんの旦那様との詳しいエピソードを聞かせて(読ませて?)頂きたい
本好きにはたまらない
ちょうど長く勤めた会社を辞めたところで、全てのストーリーに少し涙した。でも、そう本は私にもいつも素敵なインスピレーションを与えてくれる。それを改めて思い出させてくれた本だった。とてもいい本だった。息子に勧めよう。
Posted by ブクログ
何気ない日々、何気ない出会い、そこから始まる新しい一日、素敵な出会いが描かれている温かな本。心が疲れたら、こんな図書室に、立ち寄ってみるのもいいかもしれない。
それぞれの人の、それぞれの日々があって、それがみんな大切な日々で、小さな奇跡に満ちている。そんなことを思い出させてくれる。
おすすめ。
Posted by ブクログ
連作短編5話。いずれも職業に関連する話。と言っても、仕事の成功を目指す話ではない。「何をお探し?」 自分の本当に欲するものは何かを再発見する物語だ。
Posted by ブクログ
5つのお話しがありましたが、必ず司書の小町さゆりさんと司書補の森永のぞみちゃん、呉宮堂のハニードームが出てきました。
それぞれ小町さんの例えが違っていましたが、思い描く事ができて良かったです。
前の章で出てきた人達も関わっていて、全体的に1つにまとまる作品でした。
5つのお話しともに、ぐっとくるフレーズや内容があり、優しくなりたいと感じました。
特に3章の夏美 40歳 元雑誌編集者は子育てと仕事に関する話しで子育て中の孤独感ややるせなさ、子どもへの愛情と旦那への不満が当時の自分も似たような思いがあったなと感じました。
私も小町さんに相談して本を選んでもらいたいな〜そして付録も欲しいです。
ハニードームを食べてみたくなり、本当にあるのか調べてしまいました。
読み終わってホッコリした気分になれる作品でした。
Posted by ブクログ
身近にいそうな人たちのそれぞれの悩みにいろいろ気付かされた。自分では経験し得ない大変さや悩みに触れることができた。メリーゴーランドの例えがすごく好き。
Posted by ブクログ
言葉がそっと置かれているようであり、濃密。
そのためか、数日かけて1話を読むペース。
自分というフィルターにかけ、何を受け取っただろうかと、反芻する時間が、必要だったのかなと。
Posted by ブクログ
今に行き詰まりを抱えている人々が司書の小町さんに本を勧められて、日常が動き出す短編集。
さらりと読めて心温まった。
自身ではどん詰まりに思えても、人や本に出会うことで違った景色が見えてくる。
一歩前に進める。
登場人物それぞれが自身とどこか重なって、彼らがもがきながら一歩進む様にパワーをもらえた。
司書の小町さんのふわっとした存在感のためか、リアルな話でありつつどこかファンタジックでおもしろかった。
☆3.7
Posted by ブクログ
癒されたりして元気を貰えた本。とっても良い本だった。
心に残る文章が、たくさんあった。
「人生なんていつも大狂いよ。どんな境遇にいたって、思い通りにはいかないわよ。でも逆に思いつきもしない嬉しいサプライズが、待っていたりもするでしょう。結果的に、希望通りじゃなくて良かった、セーフ!ってことなんかもあるんだから。計画や予定が、狂うことを、不運とか失敗って思わなくていいの。そうやって変わっていくのよ、自分も、人生も。」
「どんな本もそうだけど、書物そのものに力があるというよりはあなたがそういう読み方をしたっていう、そこに価値が、あるんだよ。」
「本も、作り手の狙いとは関係ないところで、そこに書かれてた幾ばくかの言葉を、読んだ人が自分自身に紐づけて、その人だけの何かを得るんです。」
それから、図書室のレファレンスコーナーの、司書さんのカリスマ的な魅力が、印象深くて良い!!その司書さんが本を選んでくれて更に可愛いい羊毛フェルトを付録で渡して貰えるなんて絶対に、通いたくなるなと思った!!「何をお探し?」などと深みのある低い声…観音様のようなしんとした慈悲が感じられる表情で…訊ねられてみたいし、私も本を選んで貰いたいなぁ-!!(妄想してゾクッとしてる)
ほんとに羊毛フェルトの手芸って無心になれて楽しそうでちょっとやってみたくもなってる(影響受けやすいので…)
そして読書など、好きなものを大切に集めて、心のままに自分のアンソロジーをつくれるように心が、動いたことを大切にしていきたい…
そんな風に思った!
Posted by ブクログ
本屋大賞2位
2023年米・TIME誌が選ぶ今年の必読書100冊
じつは司書が適当に選んでいた本を、利用者が自分で(勝手に)想像して、感謝しているというのが好きだった。
日常に元気をくれる
バタバタと忙しくて癒されたかったのか、あらすじを読んで即決。
ひとつひとつの物語の主人公は自分と重なるところはないのに、なぜかとても共感できました。
彼らが図書室で出会った本とその「付録」に、自分なりの意味を見つけていく中で、生きるという大袈裟なものではなく、日常に元気をもらった感じがしました。
人と人との繋がりの大切さを、これを書きながらこの本に教えてもらったんだと、改めて…
繋がっていく物語です。
Posted by ブクログ
「何をお探し?」って、「ですか?」を付けない話し方に癖が強いとちょっと驚く。
小町さんの見た目も話し方もくれる物も全てが癖強なのもきれいにまとまり、読後はすっきり心もほっこり。
登場人物たちのそれぞれの行動が波紋のように影響し合いそれぞれの人生を広げていくが、振り返ると自分の人生や行動もきっとそうだったのだろう。
そう考えると自らも物語の中にいるような不思議な気持ちになる。
過去と他人を変えることは出来なくて変えられるのは自分と未来だけ、なんてことを聞くが、変えようとしたことは変わらなくて、きっと何気ないことが周りを変えているんだろうな。
Posted by ブクログ
「たいした仕事じゃない」のではなく、私が「たいした仕事をしていない」だけなのだ。
どこかで、沼内さんを見下していたんじゃないか。あのお客さんや、食堂のおばちゃんに対しても、つまらない自尊心が働いていたんじゃないか。
主人公ひとりひとり置かれた状況が違う短編集で、とても読みやすかった。どの話も心が温かく前向きになる。
自分の置かれた状況が変わると心に刺さる話も変わると思うので、また時間を空けて読みたい。
Posted by ブクログ
女性の作家さんに多い物語そのものに重点はなく、
誰かに響きそうな言葉を散りばめるエッセイ風の小説
どうも最近の本屋大賞上位作品に多い気がする
エッセイ風が好きな人が多いって事だと思うけど
つまり、書店員に女性が多いから、エッセイ風の小説が本屋大賞上位に君臨することになるのかと思ってググってみたら、書店員の男女比は半々らしい
むぅー
まあでも
何故面白いと思えないかの理由が明確になり
個人的に好みでないエッセイ風の作家さんを把握できるようになったので
これからは気を付けよう。
これからは、
Posted by ブクログ
ゆるっとつながっていく短編集。
ハートフルで水戸黄門的な定型展開、安心して読める。
私は人と自己開示しながらコミュニケーションをとるのが苦手で
だからこそ一方的にむさぼれる読書を愛してしまうのだけど、
本書を読むと、読書はきっかけにすぎなくて、
「人には人が必要」とどこかで読んだフレーズがぽっと浮かぶ。
結局こころを一番揺さぶるのは
創作物を通してではなく、
心と心の直接のつながりであると改めて気づかされた。
全体像が見える距離感で、心を与え合うあたたかい関係を大切にしたい。
読んでいるときはべただなあ・・とか
生意気なことを考えていたけど、
裏表紙を閉じた今、たくさんのシーンを受け取っていることに気づく。