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新しい世界
藤人が官能的なことをして、
もう子供じゃないことを伝えて、
肝心の座敷童の沈が「出ていかない」という。
元々この家に居たいという意志で健気なのですが、
藤人が来たため、（出ていかないと言ったらまたえっちなことをしてくれるかな）と考えて「出ていかない」と言いました。
藤人、なんかカッコよくてワイルドっぽいけどヤンキーぽくもある感じがします。
なんか好きですよね。
個人的には、
✻ 座敷童も成長する仕組みなのが納得できるうえ着眼点が新しく面白い。
一般的に妖怪の漫画では800歳とか言っているけれど、みんな見た目が若かったりおじさまだったりしますね。
圧倒的に寿命が長いけど、歳は取る。
座敷童の、「歳をとったその後」について着目して描いているのが印象的でした。
また、その上でしっかり描けていて素敵です。
✻ 「居座りたかったら居座ることができる」。
任期満了で成仏するとか、誰かに祓（はら）われるとか、そういうことはなく、
居座れるんだなぁと思いました。アリですね。
既存のものよりも、もっと良い世界を見させてくれて感謝しています。
ありがとうございました。
単行本で爆発的に売れる
単行本の表紙は藤人のSっぽさと沈のかわいさが出ていれば皆買っちゃうでしょうね。
あとは出版社の人にはぜひ推してほしいです。
もっと広告してほしいです。ちるちるとかの広告など。
また、店頭で平積みされるくらいには大事な作品として扱ってほしいです。
店頭で平積みされたらすぐ売れると思います。
よろしくお願いします。
ありがとう
この作者は確実に将来は売れっ子だけど、
現在の、作品数が少ないときに出会えて本当に良かった。
出版社付きの作家は、売れたら大忙しで、丁寧に描けなくなることが多く見られます。
こんなに丁寧に描かれているなんて、嬉しい。
今後も描き直しとか微調整とか更新をせずに、
このままの絵をのこしてほしいです。
実のある漫画
【総評】
絵もストーリーも登場人物もすべて上級。
丁寧で読みやすく面白い。
主人公がかわいい。相手がかっこいい。
それぞれの状況も納得できる。
２人の、人となりも魅力的。
【登場人物】
・沈（ジン）…定年を過ぎた座敷童。
・○○藤人 …神事部東日本支社から沈のもとへ派遣された。１話では苗字不明。
【絵】
画力がものすごく高い。
子供だけど子供じゃないような、少年と青年の間を描くのが、ものすごく上手い。
座敷童のジンを見てて、「まだ現役でいける」でもなく「この年齢で座敷童はちょっと…」でもなく、確かにやや育った子供。
かわいい…。
藤人さんを見てて、いやぁ、ものすごくイケメンですね。
表紙含め３ページ目の2コマ目、確実に良いですね。髪と目と、一番は口が丁寧に描かれていて好みです。
５ページ目の１コマ目の描写も好きです。
まとめると藤人さんの描写で好きなのは
・３頁目２コマ目
・４頁目３コマ目
・５頁目１コマ目
・７頁目１コマ目
・１７頁目４コマ目
・１８頁目４コマ目→お召し物が丁寧に描かれている
・３３頁目２コマ目→簡易的だが腹部の筋肉がしっかりわかりやすく描かれていて良かった
他の表情や描写も当然悪いことはないです。
ただ私の好みで列挙しました。
大人っぽさや腕の筋肉の描写も好きです。
ちなみにジンさんの描写で好きなのは
ページ数は表紙を含めて
・３頁目の３コマ目
・６頁目の３コマ目→かわいい
・７頁目の１コマ目
・７頁目の１コマ目→育ってるなぁと思わせるガタイの良さ、大人っぽさ
・その後の濡れ場いろいろ
もち肌のもちっとした感じが出ている描写が特に好きです。
童顔もち肌の座敷童。
【ストーリー】
藤人さんの苗字が微妙に隠されているのが気になる。知りたいなー。何藤人さんなのかな。
【世界観(+ちょっとあらすじ)】
座敷童に定年がある。
定年を過ぎても、その家に居たくて居座っている座敷童がいる。
この問題を解決し次の座敷童に引き継ぐために神(？)が派遣される。所属は、人事部ならぬ「『神事部』東日本支社」。
求人ならぬ求神を座敷童に渡す。
この「座敷童の定年」・「神事部」・「求神」という世界観が良いです❦
シリーズ作品レビュー
