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匿名
3話目が印象的。
5話入ってますが、3話目がちょっと切ない話。
ヒロインは大学時代のバイト先で知り合った彼氏と付き合っていて、彼氏は25歳だけどデートの食事は高級店で予約してくれたり、車はBMW。
ヒロインは高級ブランドやハイクラスな物が好きで、何でも「高級」を用意してくれる彼氏が好き。
何故ヒロインは「高級」に憧れるのか?。それは父親の存在が関係していた。
父親は普通のサラリーマンで、悪く言えばケチ。
良く言えば物を大切に使っているので、服がほつれていようとお構いなし。
ヒロイン彼氏や友達がたまたま父親を見るとみんなクスクスと笑うのでヒロインはいつもそんな父親が恥ずかしくてたまらなかったのだ。
そんな父親も幼い頃の戦時中の貧しい体験があったからこその行動だった。
ハイスペのような彼氏も実は…。可哀想だった。
この物語を読むと、何だか自分も昔、そんなことを思っていた時もあったような…。
今思うと、自分こそが恥ずかしい人間だったなぁと思う。
特に昨今、世界が不安定な状況で物価高だし、バブル期が頂点ならば今はそこから再びどん底に向かっていると言えるのかも知れないので、改めて物があって当たり前精神は考え直した方が良い時代になってきていると考えた方が良いのかもと思わせるお話でした。