【感想・ネタバレ】杜子春の失敗~名作万華鏡 芥川龍之介篇~のレビュー

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Posted by ブクログ

凄く面白かった~名作万華鏡 芥川龍之介篇、となっているからどんどん続いてほしいな。
芥川龍之介の短編世界と、現代日本世界を生きる人間が一時的にクロスオーバーする、という筋立て。この文庫本に収められている4編がうっすら連作なのも良いし、過去の小林泰三作品とも重なっているのも長年のファンには嬉しい仕組み。具体的に言うと、玩具修理者、人獣細工、代表取締役アイドル、新藤礼都シリーズを読んでおくとクスっとなります。新藤礼都の性悪さと、河童料理描写の気持ち悪さには若干エグみがありますが、それ以外は控えめなので、小林泰三未読の方にもおすすめしやすいのも◎

新藤礼都の名言をメモ。
『死ぬより辛い目に合わせるのが好きなのよ』
…ずっとついていきます。

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2020年09月28日

Posted by ブクログ

芥川の小説をモチーフにしているが、そこはやっぱり小林泰三。
一筋縄ではいかない登場人物とグロ描写がいい。
バランスがよく、短編集だということもあり、読みやすかった。
ラストは秀逸。

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2023年12月22日

Posted by ブクログ

小林泰三さんワールド全開!!芥川龍之介の名作「杜子春」「蜘蛛の糸」「河童」「白」をモチーフにしたホラー(?)。(説明にはミステリーとあるけど、これはもうホラーといって過言ではない)

意外にハッピーエンドで終わるけど、特に「河童」と「白」はグロめの描写が多め。とはいえ「河童」は結構好き。

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2023年08月07日

Posted by ブクログ

芥川龍之介の小説の登場人物と、主人公たちが様々な手段で交信する、ちょっと奇妙なお話です。なかなか面白い試みだと思います。楽しく読めました。ただし、人食いっぽい描写もあるので、要注意です。

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2022年10月17日

Posted by ブクログ

杜子春とカンダタはちょっといい話だったのに後半…
随所にこれまでの小林泰三作品が散りばめられているところに、切なさを感じる。
大好きな作家さんでした。ご冥福をお祈りします。

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2020年12月30日

Posted by ブクログ

最後の「白の恐怖」の万華鏡のくだりがよく分かりませんでした(涙)?
マルコビッチの穴みたいな感じ?
新藤礼都が突然出て来てビックリ!!
何故に礼都さんが・・

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2020年08月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

上手い、座布団一枚! という作品が多くて、読み終えてスッキリという感じです。
芥川龍之介が本科取りなら、こちらはそのオマージュかな。

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2020年06月26日

Posted by ブクログ

芥川龍之介の名作をモチーフにした連作短篇集。計四作品。一作目からなんだかほっこりする内容で、どうも泰三らしくないな、と意外性を楽しんでいましたが、三作目のグロテスクな表現、そして四作品のなかなかヒヤリとする結末で「らしさ」は健在でした。
しかし、新藤礼都が出てくるとは。。。

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2020年12月15日

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