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Posted by ブクログ
2020/9/4 楽天ブックスより届く。
2020/9/28〜10/6
2年ぶりの原作品。沢崎シリーズとなると何年ぶりだろうか。そんなブランクを全く感じさせない、作品世界。いつものように多重に張り巡らされた謎が最後に解決されるカタルシス。1,2つは読んでいたが、そこもか!という感じはやっぱり素晴らしかった。海津くんという若い魅力的キャラクタ−も登場。次作は間を空けずに書いて欲しいなぁ。
Posted by ブクログ
既刊の長編すべてが、一気読み必至の面白さだった。
いくつかの事件が並行して起きるので、登場人物は膨大。
丁寧過ぎる描写は冗長一歩手前で踏みとどまって、そんなことより次のページへと読み進めずにはいられない。
今作も、やはりそう。
料亭の女将の身辺調査のはずが、強盗事件に巻き込まれ、ヤクザと警察の両方から目を付けられる。
強盗事件で知り合った青年の人懐こさがうさん臭いと思ったけれど、うさん臭いのはそっちでしたか。
前作で沢崎はアラフィフだったのだから、本来は還暦を過ぎているはずだけど、前作から沢崎たちは年をとらないことになったのだそうだ。
だよね。
じゃないと錦織警部は80歳くらいになってそうだもの。
さて、最終章を読み始めても、タイトルの『それまでの明日』のそれの意味が解らなかったけれど、残り10行ほどでそれの意味が明確になる。
年をとらない沢崎も、時代の中には存在しているわけだ。
既に『それからの昨日』の執筆を始めているそうなので、出版を気長に待つ。
私が生きてるうちに完成してね。お願い。