【感想・ネタバレ】陰陽師と天狗眼 ―巴市役所もののけトラブル係―のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

この本の「もののけファンタジー」のアオリから、なにを連想するだろうか。
山奥にやってくる、形のないもののけ。古からの伝承、そして、ひとの想念。古くから「畏れ」と共に存在した薄闇の中の「怪異」が、この本には書かれている。
キャラクター文芸系に限らず、日本のフィクションでは定番鉄板として愛されている妖怪・あやかし・怪異・陰陽師もの。そこに「お役所」と「バディ」を組み合わせ、二人の青年の孤独と出会い、生きる意味を見出す成長物語だった。

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2020年08月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

異能を持っている青年たちが、それでも自分たちの居場所で日々を一生懸命生きていく。
なんというか、手触りの生々しいファンタジー。
あと白太さんが可愛い。ほんとうに可愛い

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2021年02月06日

I

購入済み

リアル系オカルトお仕事小説

「もののけトラブル係」と一見とんでもない設定に見えますが、やってることは電話を受け付けて書類を書いて、お宅訪問してプリントを渡して、決済して、とまさにお役所仕事。そんなリアルなオカルトお仕事小説でした。
主人公の悩みも突き詰めれば世間一般の『普通』にはなれないという悩み。そんな主人公が怜路や先輩、上司の助けを借り『宮澤美郷』という自分を自分で認め、巴市で生きていこうとする様が丁寧に描かれていて、読後感も爽やかな物語でした。

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2020年08月21日

Posted by ブクログ

表紙から、美郷はてっきりクールキャラかと思ったら、シャイで穏やかなタイプだった。二人がいいコンビになるまでのお話、ってかんじだったので、その後の二人も見てみたいなぁ

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2021年05月22日

Posted by ブクログ

扱ってる怪異は重いものなのに、全体的に割とほんわかした感じで話が進み、トラブルを解決しながら、能力を持った人の心模様とか生き方を描いた物語って感じでしょうか(^^)
ほんわかして良かったです。
陰陽師の美郷のネーミングセンスには笑いました(*゚▽゚*)

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2021年02月15日

購入済み

ジャケ買い

表紙のイラスト、バディ物、イケメン陰陽師とやんちゃ系見た目の山伏というキャラ設定。
そしてオカルトホラー系事件物解決風。これで面白くないはずがない……とおもいきや、なんですよね。
なんというか「惜しい」。
あとがきに「巴市の日常」「町を表現」と書いてあったので、あー確かに……と思いました。
確かに町の描写は良かったし、山の風景などもすらすらと読みやすい。でもね。
私はがっつり事件バディ物が読みたかったんですよねえ。
正直表紙のイラストとの解離でがっかりです、期待していただけに…。
主眼はどこなのってくらいテーマがぶれてる感じ。ふたりの関係性をがっつり書けていない理由はそれか。
巴市書きたくて仕方がなかったって感じ。読んでいてそこはよく伝わってきた。

過去はシリアス、でも既に通ってきた道。思い出のように語られても、読んでる方は肝心の「成長」がわからない。
できれば、時系列で読みたかったなあ、そしたらさぞ楽しめただろうに。
おそらく作者も編集も「強大な力と過去の傷を持つふたりの日常のほほんちょっぴり怪異」みたいなコンセプトなのかな。
事件があっさり、怪異もあっさり。あっさり解決。でも過去はシリアスを抱えてるよ~、って感じ。
なんかねえ、何かの二次創作読んでる気分になりました。
後日談って書いてあるけど、何の後日談なんだろうとさえ思った。これ、本編でずーっと書いてた日常でしょ?
あと思い出し過去みたいな。
狗神の事件のパートほんと少ないし。
ちょっとアマゾンとか他のサイトでレビュー見たけど「爽やか」「成長」とか書かれてて、これ、そんな表現の本かな~と疑問。
これ、ちゃんと手を入れて構成し直したんですか?本当に?
文章もわりとよくてキャラも設定も面白そうなのに構成がいかんとも。
巴市で暮らすふたりののほほん怪異暮らしっていうコンセプトなら買わなかったな。
あとで明かされる山伏側の「真実」も駆け足すぎてほんと勿体ないったら…
もっとその辺がっつり絡めていくべきでしょう、ほんと惜しいというか、あともう少し。
ミステリー的なものも足せただろうに、ああ~。
応援の意味も込めて今回星3。

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2020年10月01日

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