【感想・ネタバレ】此処 彼処のレビュー

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川上弘美さんのエッセイは好きだ。もちろん小説も。
多くの作家さんは、小説も書き、エッセイも書いているが、両方読む作家さんは、村上春樹さんと川上弘美さんくらいか。

それくらい、好きなのである。

エッセイはエッセイで不思議な日常が描かれている。

「え」。「あ」。
何回か出てくるこの言葉。いいですね


そして、無性に居酒屋に行きたくなります。

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2013年11月14日

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ネタバレ

川上弘美さんの昔を少し知ることが出来る本。
「カラスの鳴き声が聞こえてくる。寒い。淋しい。蛸よ蛸。祈りに似たもの。でも祈りではないもの。やがて本当の覚醒がやってくる。なめらかに夜が明けはじめる。」

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2011年09月14日

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川上さんの場所に関するエッセイ。
書く人によってはエッセイって途中で読み飽きちゃったりする場合もあるけど、川上さんのエッセイはどのエピソードも面白く読み飽きない。
一気に読まないように、大切に読むように、自分に言い聞かせて我慢しながら大事によんだ。油断するとどんどん読み進めて、この楽しさがあっという間に終ってしまうから。
一話一話が、時にほのぼのと、時にはらはらと、時にどきどきと、どれも心地よいテンポで書き進められている。これからもずっと大事に手元に置いて思いつく度に読み返す予定。

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2011年06月11日

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2007.12. 川上さんの、オノマトペの使い方がとても好き。少し読むたびに、なんだかのんびりした気持ちになってすぐに眠たくなった。だから本当に少しずつ、大事に読みました。

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2009年10月17日

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大好きな川上弘美さん。
持っていることばが、すてき。
ころころ、するする、ほわん。そんな不思議な擬音が似合う。
覚えておきたいフレーズが、ふっとあらわれる。ふいうち。

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2013年02月14日

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場所に関するエッセイ。川上さんの文章が好きだー。くせのない文章。分かる~って共感できるところが結構ある。
「大手町」の中の話。仕事中は“ワタクシは~”って言ってた会社員がプライベートで“おれ”へ一転したところに色っぽさを感じる、と。こういうの私も好きです。

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2012年01月23日

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「神様」「センセイの鞄」の作者ならではの、
ほんわりしたエッセイ。
だからといって、きどっているのではなく
ありのままの言葉を綴っているように思う。
すごくいい。

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2011年09月18日

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月ごとに、世界中のいろんな場所と川上弘美のエッセイ。
昭和33年生まれの川上さんが子どもの頃に見た、
大人になってかつてみた街の景色を、
にゃらりにゃらりと、
少し色褪せた写真を眺めるような文体で描く。

箸休めに最適。

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2011年11月07日

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2010/08/15 ひといきで読めるきれいな掌編。エッセイのお手本にしたくなる。この人の本は、どれも字体が作風にあっていて好き。

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2010年08月15日

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しんみりしたり、なつかしかったり。うまいなぁと思います。ゆっくり楽しんで読めない自分がちょっと悲しい。よいなぁと思ったのになんだったか次の日には忘れているの。コッコ頭はパニックのせい?

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2010年05月04日

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川上弘美さんの本は最近よく読んでいますが、エッセイが読みやすいです。
「ゆっくりさよならをとなえる」「大好きな本」「あるようなないような」「なんとなくな日々」に続いて5冊目のエッセイになります。
1編が3,4ページと短くて50編ほど収められています。

場所についての言及をこれまで避けていたのですが、今回は場所にこだわろうということで地名がたくさん出てきています。

川上弘美さんは放心できる自分の場所を持っているということです。
法律的には自分の土地や建物を所有していなくても、ここはわたしの場所なのである、と言います。
そういう場所は誰にでもあると思います。
わたしが放心できるお気に入りの場所は山の中にいくつかあります。

公園では子どものいない人間と母子連れの人たちの間には意思の疎通はないと言います。
川上弘美さんが子供を預かって公演に行くと、今まで言葉を交わしたことのない赤ちゃん連れの女性が笑顔で話しかけてきたということです。
そして、いろいろな「お母さん」がいるということを川上さんは語っています。

駒場の東大が隠れた花見の名所だと書かれています。
本郷の三四郎池の近くに桜の季節に行きましたが、その桜も見事でした。

本屋さんに行った際に、人は最初にどのコーナーに立ち寄るだろうか、川上弘美さんは料理本コーナーだそうです。
やはり主婦です。

「お説教」についての考察があります。
40を過ぎた頃からお説教をされる頻度が減ったそうです。
お説教は嫌だと川上弘美さんは言います。

憂鬱から逃れる方法として、長電話ともうひとつ、電車に乗って淋しさを味わうというものがあるということです。
丸ノ内線に荻窪から乗ってみたいと思いました。

「行きつけの店」についての考察がありました。
頻度と親愛度がポイントです。
10年に一度ほどの行きつけもあるということです。
東京タワーに怖がりに行くそうです。
川上弘美さんは高所恐怖症だそうです。
わたしと同じです。

川上弘美さんの二人の息子のことも書かれています。
4年前に中学生と高校生の息子がいたということです。
子育ての最中に素晴らしい小説やエッセイを書かれていたわけです。

人はいくつもの名を持っているということです。
川上弘美さんを「川上」「弘美」「かあさん」その他のあだ名で呼ぶ人がいます。
その人をどんなふうに呼ぶかはとても意味のあることです。
関係が変化して呼び名が変わる場合もあります。
自分をどう呼ぶかも面白いことです。
取引先相手には「ワタクシ」と言い、私的には「おれ」と言い分けたりします。

1週間以上の旅に出るときには川上弘美さんは旅ノートを作るそうです。
ノート1冊使うそうです。
北海道が好きだそうです。
わたしも旅の記録は付けます。
1冊1000円ほどのB5版のハードカバーを活用しています。
記録は想い出になります。
帰ったあとの想い出の整理にも役立ちます。

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2009年10月04日

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1月から12月まで思い出の場所について書かれている日経新聞に掲載されていたエッセイ。淡々としていてゆるやかで妙に納得したりもして、気持ちよく読めた。2008/5

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2009年10月04日

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一月から十二月まで、それぞれ三、四のエッセイが書かれています。川上さんらしくゆたりとした文章が、上手い!時間がたつのがゆっくりと感じられます。この時間にひたっていたいけど、それじゃあ今の生活に支障をきたすかなあ〜と思われます・・・九月の最後に『堅田』というエッセイがあって、冬に湖を見るのなら諏訪湖がよいということをちょろっと書いてあって、感動しました。まさにそのとおりです。凍った諏訪湖はとても美しいと思います。

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2010年04月29日

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一年間、毎週新聞に掲載されたエッセィ。
地名を具体的に出すという趣旨で綴られており、タイトルも最初と最後が「此処」と「彼処」以外は全て地名。

いつもながらの川上節で、読んでいて楽しい。
あとがきで具体的な名前を出すと、自分をはっきり書いたような気がするが、全然そんなことはない、と書いてあるのも興味ぶかい。

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2009年10月04日

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川上さんのゆるい文章のリズムの隙間に「ほんわか」の素がつまっています。特筆すべきことのない暮らしでも彼女にかかれば味わい深し。

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2009年10月07日

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川上さんは可愛いなぁと再確認する一冊。
普段あまりエッセイは読まないのでありますが、小説でストーリーを追ったり凝った美しい文章を追ったりするのが疲れてくると、ゆるゆると読めるものを欲するようになります。
「此処彼処」は場所に関するエッセイで、あの町この町にまつわる川上さんの思い出話をたくさん聞かせていただいた気分になれる本でした。
あっという間に読める。

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2009年10月04日

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川上さんの文章は和風(あくまでも私が受けた印象です)で静かで心が落ち着く。どの章も終わりの部分が特に好きです。

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2009年10月04日

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場所に関するエッセイ。
テーマの決まったエッセイというのもおもしろくっていいな。
川上弘美さんのことが好みなだけかもしれないけれど。ふふふ。

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2014年12月24日

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場所にまつわるエッセイ。
豆の話が印象的です。豆ごはんを食べる回数が決まっているなんて ( ´艸`) かく言う私も、たけのこご飯だけは食べる回数が決まってるかも。

川上さんの文書はなんだかほっこりして好き。でもエッセイより、短編集の方が好きかな。

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2014年05月04日

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空港にいる時の所在無し。
ぶかぶかのみょうが。
数々のボーイフレンド。
そして北千住!!!
原猿類を見にアフリカに。
夜のアメリカの道路を病院まで裸足で走る。
虫と呼ばれる車。




必ず綺麗に収束する感じ。
エッセイとしてすっきりきちんと読める。
大御所っぽい?

苦しくなんかないのに、あまりにやわらかくて所在無くなる感じ。

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2009年10月04日

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本書のテーマは自分の場所である。それは、浅草、鶴巻温泉、銀座、琵琶湖といった地理上の場所であったり、近所のマーケット、好きな居酒屋、好きな旅館、好きな抜け道、好きなお花見の場所、思い出の大学寮、電話ボックスといった著者が「属している(いた)」と思われる場所であったり、新婚旅行で訪れた地や思わぬ拾いモノ(誰かの臼歯、骨董のメガネフレームなど)をした場所であったり。

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2009年10月07日

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本書のテーマは自分の場所である。それは、浅草、鶴巻温泉、銀座、琵
琶湖といった地理上の場所であったり、近所のマーケット、好きな居酒屋、
好きな旅館、好きな抜け道、好きなお花見の場所、思い出の大学寮、電
話ボックスといった著者が「属している(いた)」と思われる場所であったり、
新婚旅行で訪れた地や思わぬ拾いモノ(誰かの臼歯、骨董のメガネフレー
ムなど)をした場所であったり

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2009年10月04日

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