【感想・ネタバレ】ヤマケイ文庫 定本 山のミステリー 異界としての山のレビュー

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Posted by ブクログ

いやはや、面白くって買ったその日に一気読み!
すっかりブームになった「山の怪談」を含め、人智を越える畏怖、自然の不思議、人間の不可思議さ、「山」にまつわるあれやこれをまとめたお得な一冊。
怪談はきちんと怖いし、天狗か神かそれとも?な不可思議な話は味わいがあるし、自然の神秘を味わう話もあり、人間にまつわる話はあまりに胸糞なものからほのぼの暖かいものまで、ついにはUFOまで飛び出す!とバリエーションが豊かで、次!次の話!と読み進めてしまった。
「山の怪談」が実話怪談の一ジャンルとして確立して、山=異界というイメージも某公共放送がそれを冠した番組を作ってしまうくらいメジャー?なものになったけれど、
まだまだ「異界」の一端を見たに過ぎない、と山登りもしない平地にいきる人間は思った次第。
そしてそんな平地人にとっては、何年も山小屋を経営し、人の死にも毎シーズンたちあうことになる山小屋の小屋番さんというのもまた不思議な存在に映った。

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2023年07月14日

Posted by ブクログ

必ずしもオカルト的な怪異譚ばかりではない、というかむしろその類の挿話は少なく、人や自然、動物等にまつわるちょっと不思議なトピックス、といった趣が強い。
その分、山小屋の主たちの飾らない日常が身近に感じられるような構成になっている。

巻末の解説は田中康弘氏が請け負っており、この二人の競演? には密かに心躍った。

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2023年11月14日

Posted by ブクログ

山小屋の主人や、小屋番達の体験談。
筆者が彼等から聞いた不思議な話を簡潔に綴ってある。
なので、その不思議を解き明かす訳では無い。

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2022年02月02日

Posted by ブクログ

幼い頃から山好きの両親にあちこちに連れて行かれたせいかおかげか、私は「海もの」よりも「山もの」に惹かれる傾向があります。運動嫌いゆえ今は登山はしないけど、このタイトルは読まずにはいられない。

収録されている56話におどろおどろしい話はありません。いわゆる怖い話を期待して読むと肩すかしを食らう。むしろ山のちょっとした不思議に触れて山に登ってみたくなる、そんな話ばかりです。

自然に助けられたり、霊に助けられたり、動物が何かを知らせてくれたり、実際にありそう。熊って普通は人間を避けるものなのですね。そんな豆知識も。

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2020年08月04日

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