【感想・ネタバレ】これはミステリではないのレビュー

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匿名

購入済み

20年くらい前にミステリーランドで「闇のなかの赤い馬」を読み、なんだか印象に残る作品で続きが出ないかなと思っていたら、10年くらい前に「汎虚学研究会」が出て更に続きが気になりすぎ、遂に「これはミステリではない」を読んで、まだ続きが読みたい作品。私はとても好き。

#エモい #シュール #ダーク

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2023年08月29日

Posted by ブクログ

いやあ、これは参った!
ラストの「マサムネ」の台詞に大爆笑。
どうしよう。笑いが止まらん。お腹痛い(笑)。

そもそも、爆笑の理由は、もう不条理の極みですよ。ネタバレは、全てが台無しになりそうなのでしませんが、これもアンチミステリか、メタミステリになるのだろうか? タイトルがタイトルだけに。

いや、でも、最初の「犯人当て」は一応、折り合いを付けているし、登場人物、皆の推理のやり取りもあるし、よくぞ気付いたというような、本当に細かい点まで蒸し返してる、これぞ本格推理だと思えるが、しかし。

こういう作品を読むと、私はまだまだミステリのこと、全然知らないなあと真に実感します。勢いで「☆5」にしたくなる気持ちもあり(冷静に考えて自重しました)、それは推理ものとしての素晴らしさというよりは、ラストですね。むしろ、途中の展開は迷走気味で読み辛さもあったのだが、ラストは凄かった。脱力し、恐怖し、空虚さを覚えていたら、笑わされた感じだろうか。最後のウィットに富んだ台詞が、最も推理ものに出て来る探偵らしいというのが、この作品の一番の皮肉なのかもしれない。

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2020年10月31日

Posted by ブクログ

しばらくの間思考が止まった状態になった。確かにゴールテープは切ったはずなのに辿り着いた感覚になっていない。加えて心がざわざわしている。とにかく凄いとしか言えない。

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2020年08月29日

Posted by ブクログ

竹本健治 これはミステリーではない

確かに本格推理小説ではない

ミステリーの作中作

ミステリーマニア群

趣向の犯人

まだ続きそうです。

ここまでが、序章とした感じ、もっと長編にした改訂版、新しい小説にも期待します。お願い致します。

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2023年07月25日

Posted by ブクログ

これはなんだったんだろう…
確かにミステリではなかったのかもしれない。
でも…
"ミステリではない"と謳えば何やってもいいのか。
でもこれをやりたかったから、"ミステリではない"と言っているわけで、文句言われる筋合いはない、と作者は思っているのか。
残るのは不条理。回答が得られたような得られなかったような…。
とりあえず人物相関図は欲しい。

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2021年05月24日

Posted by ブクログ

ミステリではないと銘打ちながら、ミステリであり、最後に有り体な収拾がつけられない。ホワイダニットにこの答えはアリなのか。いや、これも答えだ。推理小説として求められる謎と解答を提示するものではなくて、読み手のエゴを満たすミステリでは無いと言う事か。誰が為の挑戦状かと言う一文にそれを感じる。読み取りたいと言う願望を完無視して嘲笑いながら、登場人物を読み手のエゴから解放している。読み手の為の登場人物では無く、彼らが彼ら自身の為に蠢き夢想する様に読み手側が巻き込み事故され、ミステリな人間のありようを見せつけられる、そう言う意味でのミステリなのかと思った。

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2020年10月31日

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