【感想・ネタバレ】ホワイトラビット(新潮文庫)のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

1日で読破!
時間がある時は1日で読み終えるから良いよね\(//∇//)\

いやー騙されたねΣ('◉⌓◉’)
途中ん?ってなっちゃうところもあったけど、立て籠りの家違うんかい!ってなっちゃった(゚∀゚)

他にも警察官がお前人殺ししとったんかい!伴ったけど、悲しい背景があったのね(/ _ ; )

立て篭もりの目的の人物も見つかった!と思えばあれれ?とっくの昔に死んどる、、、
じゃあなたは?
え?捕まってたお父さん?いや、父親でもなかった、、、
何が真実かわからなくなってくる( *`ω´)

立て篭もり張本人も2階から落ちた!って思ったらこれもまた違う人物、、、
この本の帯に書いてある通り、全てを疑え!

さぁぜひ!
何が真実かを自分のお目目でしかと見てくれψ(`∇´)ψ

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2024年04月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前から読んでみたい作品だったので、読んでみた。
白兎事件と呼ばれている誘拐立てこもり事件の話。
誘拐ビジネス会社のメンバーとして、誘拐を生業にしている主人公兎田が、新妻の綿子を誘拐されてしまう。
折尾豊(オリオオリオ)という、オリオン座蘊蓄野郎のコンサルタントを連れてこないと新妻の命がないと言われ、追い詰められる兎田。
果たして、オリオオリオを捕まえられるのか?!と言うお話。
いやぁ、今回も面白かった。
視点が犯人側、警察側、他人側とポンポン変わり、時系列や展開の仕方が読み手の気を惹く構成になっていて、あっという間に読み終わりました。
伊坂マジックが今作にはあります、しっかりやられました。

↓以下ネタバレのため注意⚠️







まさかまさかのオリオオリオ◯んでてびっくり。
黒澤(泥棒)がオリオオリオなりすましてたのもまたびっくり。
そんで立てこもりは偽装なのもまたまたびっくり。
立てこもりは隣の家でかーいってのもびっくり。
とにかく、マジックだらけでした。
ここまで大きな仕掛けがあるのに全然矛盾点がなく、それでいてキャラ同士のコミカルさという要素は失われていないので、読んでいて本当に楽しかったです。
過去に不慮の交通事故で娘と妻を亡くした夏之目課長も、感情が取り戻されてよかったなぁ。
にしても、稲葉(誘拐ビジネスのドン)のサディストさは恐ろしかった(あと、悪いけど有能な奴の、危機察知能力の高さは以上!)
兎田と綿子ちゃんは運をもっているね。

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2024年03月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

誘拐グループの兎田が妻を人質に取られ立てこもり事件を起こす、というのが話の本筋だが、空き巣グループの3人や過剰防衛で人を殺してしまった母子など、いろんな人のいろんな事情が絡み合って複雑化していくのが面白い。
時系列は前後して難しいし、少しひねくれた文章なのに説明が丁寧でわかりやすい。淡々と書かれた地の文がいい味だと思う。
綿子ちゃんは終始可哀想だった……でも最後稲葉がろくでもない最後を迎えるという一文でややすっきりする。こういうところも上手いと思う。
黒澤のキャラクターが好きだった。母親が父親から解放される覚悟を決めてすっきりするのも良し。夏之目課長もちゃんと救われてよかった。全体的にハラハラしても嫌さやモヤモヤを残さないところが個人的に読みやすかった。
面白かった。伊坂幸太郎は初めてだったけど他にも読んでみたい。

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2024年01月27日

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ネタバレ

完全に明かしはしないものの、少しずつネタバレというか真相に近づく感じがもどかしくて先を読みたくなった。場面のつながりが始めは見えてこなくても最後にちゃんと線になって解決させられるのがさすが。レ・ミゼラブルをちゃんと読みたくなった。

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2024年04月03日

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ネタバレ

神の視点が使われていることで、読者である自分を自覚できる場面が多くあり面白かった。

解説が結構好きだった

359 人というのは、善にも悪にもなる存在だ。たまたま落ちた穴が、その時代に用いられる基準によって、善と悪に区別される。昨日の善は今日の悪かもしれない。

360 今見ているもの、自分が見ているものだけが正解ではない。
予言だと思っていたもの、未来の先取りだと思っていたもの、これらはみな、既に起きたことの語り直しであり、錯覚なのかもしれない。小説は、時間を超越するトリックとマジックによって、そのことを教えてくれる。それは、かつての神話が果たしていた役割と同じだ。

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2024年01月06日

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ネタバレ

久しぶりに再読。4年程前にも読んでるのに、すっかりだまされてしまった。話の概要を覚えているつもりだったけど、重要なところをすっかり忘れていたみたいで新鮮に読めた。
騙されたと気づくあたりを読んでる時は上手いなぁと感心ばかりしてたけど、終わりの方になるとちょっとさすがに黒澤さんが心配になった。大丈夫そうでホッとしたけど。

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2024年04月01日

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ネタバレ

いくつか伊坂作品を読んできたけど、これはハマりきらなかったという感じ。

ありがちな手法かもしれないが、作中に作者の目線が入ってきてそれが空回りしてるような印象を覚えてしまう。おそらく、作中何度も出てきている『レ・ミゼラブル』をオマージュしたのかもしれないが読んだことがないのが仇となり、受け取り側の努力不足による魅力半減かも。

あと、ラッシュライフでも出てきていた(はず)の黒澤の再登場に心躍るも、万能感が強すぎていまいちヒヤヒヤしないのもいつもと違った印象。

まあ、でも相変わらず物事の大半を言い切ってしまう作風は好き。

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2024年02月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

レミゼラブルを知っているとより面白いんだろうな。何度も引用される名作。
伊坂さんの得意などんでん返しアリ。

以下は本文より気になった文を引用。

「俺の言うとおりやれば間違いないのに!と考えている人間は、そのためには手段を選ばなくなる」
「分かりやすい嘘をつかなくちゃいけない、よんどころない事情があったんだろ?」

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2024年01月03日

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