【感想・ネタバレ】P+D BOOKS 東京セブンローズ(下)のレビュー

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Posted by ブクログ

 分厚い単行本を一日に12頁ずつiPadで撮影して、通勤電車での読書の友にしていました。
 戦時中そして戦後すぐの日本の首都東京の様子が描かれていて、当時の社会や家庭の様子、日本人の考え方や考え方の変化をありありと思い浮かべることができました。井上ひさしさんの「日本語」に対する思い、こうあるべきという方向性がうかがえてこの数週間は本当に楽しい通勤でした。古い漢字や古い言い回しもたくさんありましたがそれにも直ぐに慣れて読み進めることができました。
 作中の女性たちの逞しさや日本と日本語を思う心の美しさ、それと終章での大どんでん返しがこの作品の読みどころです。

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2021年12月24日

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