感情タグBEST3
大変だったんですね…
山本さほさんのファンで他の本もたくさん読みましたが、他の本には登場しない彼女のネガティブな体験が描かれている本です。でも安定のおもしろさ。治安が悪い地域だったのかな…大変でしたね。
途中からシリアス路線…?
「岡崎に捧ぐ」では終始明るく楽しく?な展開でしたが、こちらは話が進むにつれ作者の心の叫びみたいなものが聞こえてくるようで、読んでいて少しつらくなりました…。でもそれがあとがきにあった「感情が動かされた」感動ということなのでしょうね。
「岡崎に捧ぐ」も面白いので、この作品を先に読んだ方にはぜひそちらもおすすめしたいです。
Posted by ブクログ
きょうも厄日ですとは打って変わって
とても心が苦しくなった。
クスっと笑えるところもあるけど、どうしてこうもうまくいかないのか。
なんでこんなに周りの人は冷たいのか、と
あまりにも理不尽な目に合う作者が
ただただ可哀想で読んでて辛かった。
いつもは辛い事や悲しいことも面白おかしく描いて
笑いで浄化させている山本先生だが(勝手にそう思っている)
本当はこちらの方がリアルなのだな、と。
でも不器用な先生だからこそ愛しい。
同じように生きづらさを感じる方は共感するところがいっぱいあると思う。
この本を読んで、不器用なのは自分だけじゃないと心が救われる作品。
Posted by ブクログ
筆者の若い頃のトラウマ体験記である。美大に落ちて関東から神戸に引っ越し、独り暮らしをしてリセットしようとするが、地域のアクの強さに打たれて孤立してしまう。たしかに関西人は概して標準語の話者を排除しがちかもしれない。また筆者自身が二十歳前後であり、なおかつ自分が誰でもない時期なので、自らのアイデンティティ危機とも重なっていたことも一因だろう。若さ故の危なっかしさ、クライシスの回想録として、よく共感できる作品。
Posted by ブクログ
自分の中の何かが壊れてしまうような感覚を持ったことのある人に刺さる漫画だと思いました。「岡崎に捧ぐ」程のコミカルさはありませんが、人間関係で辛い思いを経験したことがある人は何かしら共感できる内容だと思います。この物語の後に漫画家としてデビューした著者について知ることで、今が辛くても希望が持てるのではないでしょうか。
ラスト3ページが心に刺さりました。知らない土地で知らない人の中でとても頑張られたのだと思います。
知らない地に引っ越して、受け入れられず悪意にさらされて一人ぼっちでって、地元を離れた人なら大小なり経験していることだと思う。
私もその一人で、なんともいえない気持ちで読みました。
漫画はとても良かったのですが、値段に対しボリュームが少なく感じて、もっと読みたかったなーという思いで星ひとつ減らしました。