【感想・ネタバレ】日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)のレビュー

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Posted by ブクログ

お茶の本ではなくて、もっと大きな、暮らしや人生の本。
今この一瞬を五感で感じ大切にしながら生きること。

私はただ、いるということだけで、百パーセントを満たしていた。

そんな風に感じる瞬間を体感したくて、お茶を習いたいと思った。

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2024年05月04日

Posted by ブクログ

目に見えない何かに追われる日々。急がなきゃ急がなきゃって。仕事もプライベートも。目にはいる景色が右から左に流れ続ける日々で、心ここに在らず状態だった。魂だけが身体を置いて先に行っちゃってた。
この本読んだらさ、昨日でも明日でもなくて、今を全身で感じれるようになった気がする。雨の日も悪くないなって。日々自分を成長させたい。ひとりの人として。精神安定剤な一冊。毎年読みたいね。

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2024年04月12日

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またまた精神安定剤のような本を見つけることができて良かった。
余計な焦りに囚われすぎず、自分の成長だけを楽しめばいいんだなと改めて思った。

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2024年03月24日

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これを初めて読んだとき衝撃的だったのを覚えてる。
人生がかわった一冊。
私の世界に、音が、香りが、やわらかさが、色が、パッとひろがる感じ。丁寧に生きようって、大切にしようって、こころから気付かされた。

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2024年03月07日

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読み終えた時、何か温かい感じがした
自分と重ね合わせるものがあるっていいな
と思った
わたしも季節を感じて生きていきたいな

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2024年03月04日

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私も大学生の時にお茶のお稽古に通っていて、もうすっかり忘れていたのに、読みながら先生のご自宅のお庭、静かなお茶室、お湯が沸く音、炭の匂い、畳の上を歩く音‥鮮明によみがえってきました
森下さんのお茶を通して見える景色がとても清々しく凛としていて、心に響きました。
季節とともに生きていること、今ここにいることを大切にすること。. .
「会いたいと思ったら、会わなければいけない。好きな人がいたら、好きだと言わなければいけない。花が咲いたら、祝おう。恋をしたら、溺れよう。嬉しかったら、分かち合おう。」
私も今を全力でかみしめて、大切にしようと思いました。

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2024年02月25日

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何十年もかけてお茶から学ばれたこと。
深くて、揺るぎない。

自分にすぐできるわけじゃないだろうけど、
今ここにいる、そのときは今を生きることに目を向けて変に不安を感じなくていいこと。一期一会、つぎにこの瞬間があるとは限らなくて、その瞬間の気持ちは大事に扱うこと。自分が不安に思うほど、いまのままでいることは悪くないこと。
そのあたりが心に残った。

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2024年01月31日

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生きるということ、全てのものはいずれ朽ちてなくなること、そういうことは分かっているけれど意識から外れてしまっている。改めて生きること、愛することを全力で行いたいと思った。

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2024年01月24日

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著者が「お茶」を習い続けてきた人生の中での、気付きや想いの紆余曲折が綴られた本書。
自身にとってすごく大切にしたいフレーズで溢れていた。読み手を敬虔な気持ちにさせてくれる、きっと人生で大切にしなければならない、本質的な学びが数多くあるように思う。

「お茶」とは生き方だなあとしみじみ。
折に触れて読み返し、大切にしたい。

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2024年01月23日

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これまでに三度読みました。
お茶のお稽古に通ってる人に読んで欲しい一冊。

お稽古行くのがめんどくさいなぁと思うけど、行ってみると毎回発見があったり、お茶菓子を美味しくいただいたり…共感できるポイントがいくつも散りばめられてます。
 

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2024年01月22日

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お茶の世界とは無縁で
興味もありませんでした。

樹木希林さん、黒木華さんで
映画化されてるし
好きな女優さんが演じてるし
きっと素敵な本だろうな〜 ぐらいでした。

想像を超える良い本で
心に響く言葉がたくさん。
付箋付けてメモして…
今後も手もとに置いておきたい本です

無頓着だった、二十四節気をもっと詳しく知りたいと思いました。

今年の1冊目
感動しました✨





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2024年01月17日

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お茶を本当の少し嗜む程度だけれど、習い始めの戸惑う様子にとても共感し、段々と自然の移ろいを感じてながら、お茶を習い進めていく様子に、静かに気持ちが昂った。
雰囲気がとても好きな作品。

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2023年12月21日

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ネタバレ

お茶を通して、自分と向き合う。
20、30代の女性、、周りと比べて焦る気持ちもわかる。
恋愛だけじゃない。
だからって仕事だけでもないって教えてくれる本。
四季の素晴らしさを先生が言葉ではなく態度、行動で教えてくださって、私もお茶を学びたくなりました。また読みたいので手元に残したい。

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2023年11月27日

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ネタバレ

美しい景色や洗練されたものに触れ続けていると、いきなり感受性が豊かになり美しいものに敏感になる時がくる。

感受性を貯めるという価値観が新しくて好きだった

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2023年11月25日

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【日日是好日】
・日常の中・・・、は!と気づく。
そんな時間と空間を教えてくれる。
・時の流れ、季節、相手への思いやり。
ことばでは言い表わせないものを表現するココロ。
・明日もガンバロー!と思わせてくれる大切な本

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2023年11月23日

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茶道って素敵だなと思った。茶花とか掛軸などへの見方が変わった。
茶道部にお点前をしてもらったことが二度あったが、手順とか全く知らず、ただ美味しい!って飲んで食べてた。この本を読んだ上でもう一度受けてみたくなった。
著者の悩みとかが自分と全く同じでとても共感できた。人生悩みや焦りに押されてばかりだけど、休息も自分にしっかり作ってあげないといけないな、と思った。

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2023年11月21日

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自身が年齢、思考共に若すぎて言語化できませんが、名著でした。
お茶との対話は自分との対話、見つめるべきは自分自身なのではと思いました。
言葉で表現すると薄っぺらく見えますが、深めるかどうかはその人次第なんだなと‥

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2023年10月25日

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会いたいと思ったら、会わなければならない。
好きな人がいたら、好きだと言わなければならない。
花が咲いたら、祝おう。恋をしたら、溺れよう。
嬉しかったら、分かち合おう。
幸せな時は、その幸せを抱きしめて、百パーセントかみしめる。
それが人間にできるあらんかぎりのことなのだ。
だから、だいじな人に会えたら、共に食べ、共に生き、だんらんをかみしめる。

心も体もここにいなさい。五感を使って今を一心に味わいなさい。自由になる道は、いつでも今ここにある。
人間は過去を悔やんだり、まだ来てもいない未来を思い悩んでる。どんなに悩んだところで、所詮、過ぎ去ってしまった日々へ駆け戻ることも、未来に先回りして準備することも決してできないのに。
過去や未来を思う限り、安心して生きることはできない。道は一つしかない。今を味わうことだ。
ただこの一瞬に没頭できた時、自由の中で生きていることに気づく。

人間はどんな日だって楽しむことができる。人間は、そのことに気づく絶好のチャンスの中で生きている。

いろんなことがあるけれど、気長に生きていきなさい。じっくり自分を作っていきなさい。人生は、長い目で、今この時を生きることだよ。

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2023年10月18日

ネタバレ 購入済み

一期一会

映画を見て無性に読んでみたくなりました。その日のクーポンガチャで文学作品15%offが出たのは是非買って読みなさいと言うことなんだと解釈して迷わず購入しました。くどくど語らず、生徒さんが気づくのをじっと待つ武田先生の姿勢がすばらしいですね。見習いたいです。

#ほのぼの #切ない #感動する

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2021年07月24日

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樹木希林、黒木華主演で映画化されて話題に。監督、制作が外国だったかな。お茶の世界は奥が深いといわれるがこれを読むとほんとうにそうなんだと思う。あとがきでこの本のジャンルに迷うと書いてありましたがエッセイ、お茶、哲学、精神、宗教、人生訓、様々に通じていく。初版が平成20年で作者が50代になった頃で今から10数年前の本。20代でお茶を習い初めてその時代時代で感じたことをお茶を通して綴る日々の生活、自然、生き方に触れていく。その時にはわからなかったこと、身失いがちなことが時を経てわかること、人は一生をかけて自身を生きていくこと。とても感慨深い。自分を身失いがちで心細い日は読み返しては癒されまた勇気を貰おう。
続編、好日日記が出版されている様子、また探してみよう。

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2024年03月20日

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生きる時間、世界の見方、豊かさに対する考え方。
読み進める内に、自分の中にある価値観のすべてが色鮮やかに変化していくこと必須。良書。

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2024年05月03日

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春になると読みたくなる本のひとつ。
読み終えたとき、温かい気持ちになる精神安定剤のような一冊。

普段、忙しなく淡々と日々を過ごしているけれど
もっと長い目で、ゆっくりと今を大切に生きようって
今のままでもいいんだって、
読む度にたくさんのことを気づかせてくれる。

もっと五感を使って、人生を楽しんでいきたいなぁ。

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2024年04月27日

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仲良しの親戚にくっついて、興味のないお茶を始めた著者。決められた作法や手順をひたすら繰り返すだけの稽古にがんじがらめになりながら、自分なりの自由に気づいていく物語。
五感や季節をテーマにしていることもあって、語彙の豊富さ、比喩の巧みさが際立って感じた。あとがきに「追いつけない」思いが綴られていた通り、著者の実体験を最大限に言葉に落とし込もうとした熱量が伝わってきた。
毎回変わる掛け軸や食器の情景が浮かんで、機微を感じられる日常に憧れた。身の回りのものを丁寧に選んで使っていきたいと思った。
著者たちが「一期一会」のキーワードから利休の時代に思いを馳せたように、地に足つけて現代を生きつつ、昔の人の感性も受け継いでいきたい。

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2024年04月23日

Posted by ブクログ

お茶を習ってみたいと思えた。
季節を感じる事、今置かれている状況をそのまま受け入れること。
日々生きていく中で意識していないが気がつけばそこにある大切な事を茶道のエピソードから気づかせてくれる。
なんだか優しい気持ちになる内容でした。
「自分は自分のままでいいんだ」と考えさせてくれて、そっと抱きしめられたような気分にさせてもらえる。

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2024年03月10日

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ただ続けていたものが習慣となり、なくてはならないものになる。茶道を取り囲む対話を通じて四季の美しさ、感性の移り変わりが繊細に描写されていて、癒されました。
天気が良い悪いも人間がつけたものというフレーズが好きです。日々是好日。

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2023年11月03日

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物事には全て意味が有り、それを人に教えてもらうのでは自ら気づき学ぶことが大切である。
今日は天気が良い悪いという表現も人間が勝手につくりあげたもので、どんな状況でも楽しもうという考えにもすごく共感しました。
仕事の中で教える機会も増えたが、伝え方も改めて自ら気づきを得るようなやり方も大切だと実感。

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2023年10月20日

Posted by ブクログ

歳を重ねて私もやっと、
人生で一度はお茶のお稽古してみたいなぁと
思うようになって手に取った本。
気持ちだけだけど擬似体験できてよかった!
母が、茶道が好きなのだけれど、
その感覚が分かった気がした。

私も、「お勉強って本当に楽しい」とさらっと言えるおばあちゃんになりたい!
そのためには、細々とでも、やめないでいること。

お茶の世界は、読む前は 静 とか、無 だったけれど、
読後、流れる というイメージに変わった。
そこで出会う人も、季節も、和菓子も、自分も、流れていく。その中で瞬間を味わうのだろう。
季節は4つではなかった。
濃茶も一度は頂いてみたいな

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2023年10月18日

Posted by ブクログ

日日是好日。「天気の日も雨の日も、すべていい日」。素敵な言葉を知ることができた。豊かであるということはこういうことなんだなと思った。
・「今」に気持ちを集中すること
・季節を味わうこと
・五感で自然とつながること
・自然に身をまかせ、時を過ごすこと
・雨の日は、雨を聴くこと
ができる心の豊かさを持っていたい。
特にコロナ禍のこのご時世おいては、いつも感じていたような季節の匂いや音から遠ざかり、とにかく時が過ぎて欲しいと願う間に、季節が一巡してしまった。改めてきちんと丁寧に、今の季節を味わって過ごすことの大切さを教えてくれた一冊だった。
週末に季節のお花を部屋に飾って、季節の和菓子でも買ってこよう。

"ある日突然、雨が生ぬるく匂い始めた。「あ、夕立が来る」と、思った。…前は、季節には、「暑い季節と「寒い季節」の2種類しかなかった。それがどんどん細かくなっていった。" 6

"会いたいと思ったら、会わなければいけない。好きな人がいたら、好きだと言わなければいけない。花がさいたら、祝おう。恋をしたら、溺れよう。嬉しかったら、分かち合おう" 196

"雨の日は、雨を聴きなさい。心も体も、ここにいなさい。あなたの五感を使って、今を一身に味わいなさい。そうすればわかるはずだ。自由になる道は、いつでも今ここにある…過去や未来を思う限り、安心して生きることができない。道は1つしかない。今を味わう事だ。過去も未来もなく、ただこの一瞬に没頭できた時、人間は自分がさえぎるもののない自由の中で生きていることに気づくのだ" 217

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2024年02月24日

Posted by ブクログ

ものの見方や人生の捉え方などなど、お茶を通して見えてくるところが良かった。茶道は全くわからないけど和菓子や風景の描写が綺麗だった。

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2024年03月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

お茶のお稽古を続けることによって、筆者が何をどんな風に得られたかが綴られているエッセイ。

【印象に残った言葉】
「気づくこと。一生、自分の成長に気づき続けること。
「学び」とは、そうやって、自分を育てることなのだ。」

「結局、私が「お茶」だと思っていたものは、私の目に見えるほんの一部にすぎず、全体像は、まだほとんどつかめていない。私は、やはり今も、何も知らないのだ・・・・・・。
しかし、その一方で、こうも思う。お茶は、無数の面からなる多面体だ。」

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2024年02月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なんだかよく分からないけれど、泣けました。
もう一度、次は朗読したいです。

一度だけ、茶道体験をしたことがありますが、
お茶とは、決まりがごとが多く謎めいた世界だと感じていました。
見た目は綺麗だけれどとてつもなく甘いお菓子と、想像以上に苦みのあるお抹茶を、1人ずつくるくると回しながら、とても大切そうにいただく。そんなところに、内の人しか分かりえない何かがあるのだろうと想像していました。

しかしこのエッセイは、そんなふうに肩肘張らずに読めました。
「お茶」は、自分の外のものや内なるものについて、日々の移ろいを静かに見つめるひとときをくれる。そんな風に解釈しました。

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2023年11月03日

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