感情タグBEST3
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なんか性格悪い人多い!
千穂と尚彦がもう本当に腹が立つし胸糞悪い
元通りになった世界で、真っ当に生きる楓太の姿を見ている春輝と真澄の姿にウルッとした
おそらく元通りの世界には存在しない2人が、前の世界の時よりずっと幸せそうで良かった
楓太と千穂と、ラストは登場しないけど鶴巻も、幸せな人生を歩んでいってほしいと思う
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伊岡瞬さんの本が面白くてたくさん読んでます。
どれも面白いけど、この作品はなかなかの読み応えです。
ふたりの主人公が微妙に絡み合って、ふたりを取り巻く人物像もこれまた面白い。
脇役までも脚光を浴びる小説でした。
荒んだ人生に花を添えるような出来事やそんな裏があったのかと思えることや本当に充実した内容です。
伊岡さんの作品大好きです
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面白かったんだけど、尚彦がでてくるたびにイライラした。
なんて奴だ。
ラストはよくわからなかった。
読む人の解釈に委ねるってこと?
実際に二ノ宮キャスティングで映画にしたら面白そう。
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ままならなさがあまりにリアルで、
序盤を読むのに時間を要しました。
読み進めていくと、登場人物の様々な方向への想いが交差していく様子に目が離せなくなりました。
幸せになって欲しいと思わずにいられない人物、
どうしてそんな事を、と思ってしまう人物、
それぞれに訪れる結末も一読者としてはままならないものでした。
それが、この一冊の本により現実味を持たせていると感じました。
理不尽な事はいつでも訪れる、日々の幸せにどれだけ自分で気づいてあげられるか、そんな分かっているようで分かっていない事を改めて考えさせてくれます。
颯太の行動が少し変わっている事に、2人の未来が明るい方向に向かうのではないか、と勝手ながら期待を込めたいです。
一人で抱えるにはなんて切ない祈りを、何故春輝にもたせたのだろうか。2人が出会わない世界線ではなく、鶴巻にも生きて欲しかった。そこが心残りです。
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読み始めて、今まで読んだ井岡瞬さんの作風とイメージが違うと感じた…二人の主人公が交互に違う時代で描かれながら自然に同じ時代で出会う。ピースを少しづつ集めながらのストリー展開は読み手を引き込みます。私の乏しい想像力ではラストの読解に至らなかったのが心残りです。
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最近、本運(こんな言葉ないけど)がいいかも!面白かった!!伊岡瞬の他の本も読んでみよ。
いやあ…千穂こわい。無邪気に可愛い顔して巧妙に残酷なことこれからしようとしてるんやから。ある意味一番かわいそうかもしれん。颯太は最初っからいけすかんくて、嫌悪感半端じゃなかったけど、さすがにザマアミロとは思えない。千穂こわい…。
「祈り」は届いたんかな。誰も彼もが自分のことを忘れて、春輝は大切な人とベンチに座ってた。誰かを生かすことができた。でも、生かされた颯太が地に足つけて生きていけるかどうかまでは、さすがにね。また、騙されるんやね…学ばないヤツ。そして…最後の一章は、???やった。どういうこと。颯太は晴輝を忘れてるし、なんで自分の会社のビラのことも分からないの?うーん。困惑。
もっとSF満載で微妙かな?と思ったけど、なんかその辺でもしかしたら起こってそうなことにも思えた。
そして鶴巻!すき!
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二人の青年が同時進行で進んでいく物語。あまりこういう形の小説は読んだことがなかった。
だいたい小説に出てくる男子は情けない、危なっかしい人だと思うが、今回の二人もそんな感じだ。
だから、その行く末に興味が持てる。
どうしてそうするかなー
そう言っちゃうよね
と、人とのかかわりや状況のシチュエーションに目が離せない。
おもしろかった
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不思議な能力を持ち常に控えめな春輝と、世の中を舐めたような中途半端な性格の楓太の一人称の物語が交互に進行する構成で、特に大きな出来事は起こらないのに何故か引き込まれる不思議な魅力がありました。
途中から存在感が大きくなる鶴巻氏の静かな魅力や、なかなか正体を表さないものの危険な黒さを感じる千穂など、脇役陣の個性も光ります。
ただ、いろんな解釈ができる締め方には不満です。ここまで引っ張っておきながら不完全燃焼でもやもやした感じが残るので、キッチリとした結末を見せて欲しかった。
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先日の「代償」がとても面白く、また伊岡瞬さん読みました。こちらは、また全然違った風合いの作品。
楓太の章と、春輝の章が、順繰りに語られていきます。
楓太は、お調子者で、ちょっとだらしないが、悪人というほどではない。
楓太の章は、私的には、荻原浩さんの文章を思い出すような、軽妙な面白さがあり、危なっかしいけれど、明るくもがく様子が描かれます。
春輝は、真面目で心優しい少年なのに、人にはないちょっとした力を持っていたがゆえに苦しんでいきます。このあたりがもう…辛い。今作の中で、最初から最後まで嫌いだったのが、春輝の友達(といえるのか?)の尚彦。こいつ、ホント大嫌いだわ‼︎ 上手くいかないことは、何でも人のせいにする最悪のヘタレっぷり。「代償」の時にも思ったけど、「春輝!もっとハッキリ言いなよ!」と思いながら読んでいました。
”人にはない力” って、しばしば題材になるし、面白いけれど、当事者や家族関係者の微妙な苦しみを思うと、本当に他人って、持ち上げてみたり非難してみたり、勝手なことばかりするよなあって思う。
それでもやはり、人は人に救われるし助けられる。
鶴巻の男気と、春輝との関係が良かったな。春輝がやっと、少しずつでも心を寄せ合える人、助け合える人を見つけたのに、またいろいろと事件が起きてしまうあたりは、なんだか、可哀想で仕方なかった。
ラストの章は…私にはちょっと分かりにくかったです。解説を読んでみたら、実は文庫化にあたり、手直しが入り、最終章は大幅に書き変えられてるそうです。
(私が読んだのは文庫本)
ハッピーエンドと捉える人もいるかしら?私はなんとなく哀しくなりました。
でも、リーダビリティ抜群。夢中であっという間に読めてしまう作品です‼︎
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オリンピック前の話なんで、まさか延期とかは考えんわな(^◇^;)
オリンピック景気はね…
自分に特殊な能力がある。
そんなに大層なものではないかもしれんけど。
こういう主人公だから、その力を有効というか、お金の道具にせずに、めっちゃしないから…
何かその生き方に好感持てるけど、何かやり切れんもんがあるなぁ〜
能力を隠すけど、昔の記事でバレてツライ目に…で、逃げる。
新しい生活始まって、ええ感じ!で、バレる。の繰り返し。
ある出来事で人を助けて、ええ感じになって来たのに…
「ひとりでいるのが好きなのに、困っている他人が気になってしょうがない。そうして気を揉んでは、己の至らないところを見つけて自分を責める」
何かやるせない終わり方やな…
最後の千穂さんの元気にご立腹( *`ω´)
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どこでどう繋がるのか、徐々にまとまってきて
最後はハッピーエンドなのかバッドエンドなのか
‥
人と違うものを持っているととかく不運になる
お話しってよくありますよね。
春輝がもう少し幸せな最後なら。
でも自分はイヤミス 好きなので敢えて
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不思議な能力のせいで友達を失い、バスケも諦め、
仕事も失う大里の境遇は見てられなかった。
大里も楓大も、読んでいて悲しくなる主人公で
伊岡瞬らしい描かれ方だった。
途中で出てくる鶴巻がとにかくかっこいい。
最後に急に殺されてしまうのが何とも。。
物語の終わり方が???だったが
他の人のレビューを見て
大里と真澄が再会できたという意味か!と納得。
尚ちゃんと千穂は最後まで胸糞が悪かったけど
尚ちゃんに関しては逮捕されただろうし
良かったのかな。
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意外にもSFだった。
それでも筆致は変わらず読後の心地よさもさすが。よく構造をみてみるとありがちな展開ではあるんだけど、さすがによく構成されていて、二者を交互にえがいていく構成もうまく機能していて、次はどうなる!と読み進めたくなる展開だった。
何を書いても上手いですね。
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2日前に読んだのにほぼ内容覚えてない...笑
なんか登場人物達がとにかく胸糞わるかった。
鶴巻さん?ヤクザだけがかっこよかった。
結局千穂とか言うやつも、途中あれ?って思って、やっぱり最後だめだった。
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違う形で田舎を出て来た二人、若者と中年男
の人生が交差した時に起こる人間の
欲望が渦巻く東京と言う場所で
起こる綱渡の様な二人の人生。
1番まともに見えたセールスガールの
女が一番の悪人とは全く食わせ物だ。
最後の新たな2014は、春輝の祈りが
とどいたのだろうか?
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伊岡さんのミステリー感が好きだったけど今回の作品はちょっと違うかな~。面白さはあるけどもいつもの伊岡さんのラストの感じとまた違う。
楓太自体は現代の若者が陥りそうなリアル感があって良かったがラストのインパクトに欠けた
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ダメ人間だからこそ人間味を感じ、その不完全さに親近感を覚えてしまう。のだが本作の主人公はあまり心地よい感じではなく、その愚かさにあーこんなんにはなりたくないなあ、、と思ってしまう系だった。
ちょっとした超能力が色んな人物の人生を狂わせてしまう話だが、色んなシーンでこじつけがすぎるなという感想。ラストのオチもよくわからず、決死の祈りにも関わらず千穂は変わらなかったってことなんですかね?それだと虚しいのだが、、
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不思議な超能力を生まれ持った男性と上司に叱られてばかりで不運な男性を並行して書かれた物語
春輝の他人に強く感情を表に出せない性格に度重なる不幸な出来事に終始やるせない気持ちになった。
一方で楓太の他責思考や不甲斐ない性格が故に引き起こす自業自得な不運な出来事に苛立ちが隠せなかった。
物語の展開が予想していたのと違った。エンディングの締まり方が綺麗で面白かった。
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伊岡瞬さんの作品は、見つけたら買って読むぐらいには結構好き。
ハラハラドキドキの展開やハードボイルド的な感じの作品が好みかな。
今回はちょっと不思議な力がある作品。
現実世界に不思議な力ものはあんまり好きでは無いけれど、伊岡さんの作品なので読んでみた。
終始暗いムードが漂っているけれど、そういう雰囲気は好き。
不思議な力によって暗い過去を背負っている春輝と冴えないサラリーマンの楓太。それぞれのエピソードが交錯して、春輝と楓太に関わる人物同士の思惑が絡んでいく。
最後の展開をどう捉えるか…。
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春輝の最後の祈りがすごく切ない。
世界にうんざりしながらも、大切な人を思い浮かべて最後を迎える。
心が苦しい。
全ての人が願うままの人生を生きて欲しい、
他人の人生を操作するような人がいてはいけない、と思った。
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宮本颯太 20代 アパレルメーカー勤務 次男 O型 実家は落花生農家 父は理容師だったが脳梗塞で入院中、兄は県庁職員 姉、母がいる
大里春輝 40代 超能力で落下物を静止する力があるが、それが元で孤独な人生を送っている
小田尚彦 春輝の同級生、友人だったが春輝に敵意を持つようになる
田﨑係長 42歳、颯太の会社のお局?
吉沢亜樹 颯太をはじめ同僚から金を騙し取る
安田真澄 春輝の同級生。事故死する
新妻千穂 投資アドバイザー
鶴巻 裏社会の権利者。金融業など。春輝に命を助けてもらってから春輝と親しくなる
佐久間夫婦 資産家。妻は腎臓移植待ち
伊岡瞬の本で、半分まで読み進めるのがしんどかったの初めて。登場人物になかなか感情移入できず。ミステリでもなく。後半、伏線が繋がり出して、そこからは読み進められた。ラスト、ちょっと分かりにくい。
千穂は佐久間夫婦(実は資産がない)の妻のために颯太の腎臓を狙う
春輝の力は、自身も半信半疑だが、自分の命を削ることになるが、他人の怪我や山井をを治癒する力がある。自らと引き換えに?颯太を助けたのか?颯太は春輝を覚えていない?
田﨑は老舗呉服問屋の娘
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アパレルメーカーの営業として勤める楓太と、変わった能力を持つ春輝。それぞれ不器用な2人の生き様が徐々に交差していく、ファンタジーでハートウォーミングなヒューマンドラマ。
久しぶりの伊岡瞬。
改めて伊岡瞬の人間描写の巧みさを堪能。
いつもながら脳内で各登場人物の姿見が自然と形成され、登場人物それぞれの性格や心理描写や風景描写もリアルに伝わってくる。安心して、信頼して作品に没頭出来る。これぞ伊岡瞬品質だ。
紹介文にあった『人生が交錯するとき、心震える奇跡が起きる』との一節。ふむ。これはミステリではないんだと弁え読みに耽った。
東京に馴染めないだらしなく他人任せな楓太と、不器用で優しい春輝の2人称視点で進んでいくのだが、終始危なっかしい。第三者による人間の欲深さ、身勝手な悪意に二人がどんどんと巻き込まれていくさまが何とももどかしいのだ。
【特別】を持った人間は称賛される一方で、非難をかうこともある。人はあらゆる感情を働かせて誤解したり、期待したり、自己都合で解釈し折り合いをつけて生きている。そして時に善意を、時に悪意を持った人との出会いにより人生の天気模様は変わっていく。
バイプレイヤーである元裏社会の経営者である義理堅い鶴巻と、金融営業の傍ら福祉活動をしている謎深い千穂が物語の舵を取り進行していくのだが、主役よりもキャラを立たせているあたりが秀逸。伊岡瞬の魅力がまたここでも伺えた。
春輝が最後に切に願った祈りは叶ったのか否か、読者の解釈に委ねられる終い方は私的に好みであったが人によって評価が分かれる作品であろう。
そして改めて痛感したこと。
私はやはり伊岡瞬のミステリが好きだ。
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楓汰の章と春輝の章で交互に進んで行き、最初は楓汰の章を読んでるとイライラしてたけど、だんだん春輝の章も春輝の人の良さにイライラしてきて、尚彦もムカつくし、千穂もなんとなく胡散臭いなと思ってたら案の定だし、いい人だったのは鶴巻さんと田崎係長だけ!って感じだった。
そして、唐突なラスト。。。は???って思ったけど、このラストがタイトルの意味と解釈。。
読後感、、モヤモヤです。。。
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不遇の生い立ちを持った登場人物たちの人生が、ある日を境に交錯する。クライマックスの盛り上がりは引き込まれるように読み耽りました。
不運な時期ってあるものだし、いつまでも続くとは限らない。とらえ方次第、そういうテーゼなのかもしれない。
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望まない少しの超能力を持つため不幸に見舞われてきた男と、自分の不運を田舎やまわりのいろいろなもののせいにして生きている青年。この二人を軸にした話がだんだん近づいていって交わっていくお話。
サブ主人公の青年や主人公男の幼なじみ等、読めば読むほど不快に感じるクズがたくさん出てくる。特にこの幼なじみの尚彦は最悪だし、サブ主人公の楓太もひどい。でも世の中にこういう人間はいるし、思いの外たくさんいるんだろうな。
話の流れは凄く面白くて一気読みに近いスピードで読み進んだけど、ラストが「?」私の理解力の問題なのかな?突然出てきたようなラストに納得かいかず、途中までホントに面白かったがために不満が残る。
良い人が損をする話し
書店のお勧め!ということで購入しましたが、正直肌に合いませんでした。登場人物が二人を除きクズばかりで途中で読むのが嫌になりました。購入したので仕方なく最後まで読みましたが、、、