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最初は、橋本弥生さんが犯人ではないかと思った。しかしある事件をきっかけに、陽子の境遇が明らかになってくるうちに犯人はその事件の被害者の息子だと思ったけど、真犯人は陽子の親友であったことに驚いたがさらに終盤での橋本弥生さんからのカミングアウトが一番驚いた。まさか陽子の子供ではなく晴美の子供だったなんて。終始犯人を予想しながら読めたのでおもしろかった。
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湊かなえの本は本当に読みやすい。
この作品は嫌な人が出てこない。
境遇とは、その人の一部であり全てではない。
静かで、読後感の良い爽やかな話だった。
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なんと悲しく、逞しい物語だろうか。児童養護施設で育った二人は大人になり、それぞれの道を歩いていた。だがある日誘拐事件が発生する。
湊かなえと言えばイヤミスの第一人者というイメージが強くあるが、本作で描かれるのはイヤミス云々ではなく人間ドラマである。人の人生は生まれた時から決まっているのか? という問に対し、本作は強く、それでいて暖かい眼差しを向けている。湊かなえらしいトリッキーさを期待した読者には不評かもしれないが、本作の強いメッセージに胸を打たれる人は必ずいるはずだ。
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多分2回目
内容は全く覚えてなかったけど、あおいリボンの詩の部分だけなんとなく記憶にあるような
覚えてない内容ではあるけど途中から展開は予想がついたものの湊さんらしく人間の芯の部分を描いているところはさすが
ただ他の作品と比べると毒っけがやや薄い
読みやすく数時間で読破
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最近色々な作家さんの作品を手に取っていたので、久々の湊かなえさんの作品になります。
子供を誘拐された新人絵本作家で本作の主人公の高倉陽子、誘拐された裕太。旦那さんは父親の地盤を継いだ県議会議員の高倉正紀。陽子と同じ境遇である新聞記者で親友の晴美。
正紀の親友であり後援会の会員で酒屋の岩崎。正紀の秘書の亜紀。
重要な登場人物はこんな感じかと思われます。
陽子と晴美は幼い時に施設に預けられており、両親を知らずに育った同じ境遇同士。
育った施設は違いますが、家族を知らずに育った2人はお互いを家族以上の繋がりがあると信じあっています。
裕太の誘拐により犯人の要求が自分達の出生に関係があることを知り物語が進んで行く感じです。
物語の最期で被害者の娘と加害者の娘が反転し、最終的には被害者の娘ではなかったという事が救いではなかったかな?と思いました。
被害者の娘とその加害者の娘では、これでおしまいにしようと言ってもなんか2人の関係がぎくしゃくしそうだし、、、
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TVドラマの書き下ろしだったとのことで読後にキャスト
を見て松雪泰子とりょうだと知った。キャストを知ってしまうと読みながらどうしてもチラつくのでなるべく先に小説を読むようにしているけど最近は映像化が早いから追いつかない。巻末に『あおぞらリボン』という絵本がありそちらも興味深く読めたけれど実際に5歳児くらいの子供うけはいいのだろうか?あまり絵本を読まずに大人になったからよく分からないし自分の子供たちも絵本に夢中になった記憶はない。孫ができたら絵本を読んで試したい。
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親がいない人が政治家と結婚して、息子のために書いた絵本が売れ、それをきっかけに息子が誘拐される話。
展開が面白いところもあったけど、詰め込んでる感が…笑
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私は少数派なのかもしれないけれど、ハッピーエンドとは思えなくて、ザワザワというかモヤモヤというか何とも言えない感情を持ったまま読み終わったけれど、それがまた湊かなえさんの世界観だと思うと納得して良い作品だと思えるのが不思議。
子供を産んでから読書量が減っていたけど最近は少し読めるようになってきて、湊かなえさんは特に読めていなかったのでサファイアを読んでから立て続けに湊かなえさんの世界観を欲している自分がいる。
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はい、めでたしめでたし、という感じ。絵本のような終わり方かも。ちょっと意地悪しちゃったけど、大好きで仲良しは変わらないよ、みたいな感じです。この作品をつまらないと言ってしまうと、自分が荒んでいるみたいに思える(思われる?)ので、なんとも言えません(言いません)。
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湊かなえさんの未読の作品を読みたいと思い手に取った。
途中で展開が読めてしまったものの、先が気になり一気読み。
イヤミスではなく読後感がいい作品だった。
解説の「人は生まれた環境でその後の人生が決まるのではなく、人生は自分で作っていけるものだというメッセージを込めたい」という湊さんの想いが素敵だなと思った。
「あおぞらリボン」もとても素敵なお話だった。
カラーで読んでみたい。
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境遇が互いを強く結びつけるものであるのなら、境遇により結びつけないこともあるのではないか。
私たちが親友になれたのは、同じ境遇だからなのかな。
境遇なんて関係ない。わたしたちは同じ境遇じゃなくても、親友になれていた
自分の一番望むことが、自分自身の幸せでないことだけは、裕太が生まれたときから知っています。
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基本的に僕は、物語の行末を当てたり予想したりしながら読むタイプではなく、ただただ純粋に読んで、当然のように驚かされながら読み進めるタイプだ。ほんとにびっくりしながら読むので、読書が純粋に楽しい。
だけど、今回は先を予想してしまった。
親友のことも、お母さんのことも。
残念。
びっくりし損ねた。
それでも面白いけどね。
ストーリーを読んだ後、余韻の中で、絵本「あおぞらリボン」を読むのが、この本の価値かな。
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めっちゃ読みやすかったし、面白かった。
湊かなえはイヤミス女王と呼ばれてるらしいので、最後どうなってしまうのかとずっとハラハラした。
黒い内面の部分もしっかりあり、リアルで良い。こういうのも好き。
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思っているよりなだらかなストーリー展開。比較的きれいな終わり方。
特にどんでん返しはなく、想像に易い結末だが、しあわせの形や妬み嫉みの汚さがマイルドだが見て取れリアルな展開だった。
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久しぶりに再読。
幼児期、児童養護施設に預けられたという同じ境遇の二人の女性。
一人は、恵まれた家庭に養女となり、愛されて育ち、政治家の妻となる。
一人は、高校卒業まで施設で育ち、自分の過去に近づく為新聞記者となる。
彼女らは、ボランティアで出会い、同じ境遇に親友になっていく。
彼女らの思い出から創作された絵本が、ヒットしたことから、過去が明らかになっていく。
結末は、ほぼハッピーエンド。
湊さんのイヤミス度は、低め。
あとがきから、ドラマ化の為の小説と知れば納得。
原作あり作品のドラマ化の問題点が取り沙汰されている中、こういった制作の作品が増えても良いかもしれないと思った。
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2人の女性の境遇をテーマに描かれた作品
はじまりは似たもの同士でも、人とのつながりとか様々な経験によって隠にも陽にもなりうる
人ってそんなアンバランスな存在だというメッセージを受け取ったように思う
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同じ境遇を持つ2人。
ある一言で真反対の境遇を持つ2人になるかと思ったけどそうでもない。
特別収録されていた絵本が良くてカラーの絵を見ながら読んでみたいと思った。
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audibleにて
前半〜中盤は、湊かなえ作品には珍しくダラダラとしていて途中でやめようと思った。
後半〜最後の絵本で、持ち直した。
それでも、めちゃくちゃ面白いってことはなかったかな。
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生い立ちが公表されたとしてもあの内容の絵本を書いた作家と教育に力を入れてる政治家なら好感度アップの話題作りになるだろうし、生みの親の素性がどうであれ生まれてすぐに施設に預けられてるなら関係なくない?と思ってしまい、大騒ぎしてる登場人物たちにいまいち感情移入できなかった。感情移入できなくてもいいな、と思った。
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作品のタイトルからして、主人公2人の境遇がキーだとは思った。
特別な意外性はない。
やっぱりなぁ、って感じ。
湊かなえの作品としては、平凡かなぁ。
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施設育ちのはるちゃんと施設に預けられて半年で見つかった里親に育てられた陽子
陽子の息子が誘拐されて真実を公表しろという脅迫文に翻弄されながら自分の親のことを知るみたいなストーリー
陽子の旦那さんいい人
結果的にそんなに悪い人がでてこない
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陽子と晴美、同じ境遇で仲良くなった2人。陽子は議員候補の嫁で息子もおり順風満帆に見える生活。晴美は新聞記者。ある時、陽子の息子が誘拐された!犯人の要求は世間に真実を公表させること。その真実とは一体なんなのか、、
この物語では主に陽子と晴美2人の視点で描かれている。同じ境遇から仲良くなった2人だが、もしも違う形で出会っていたら仲良くなっていたのかという問いかけが印象的だった。
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政治家の妻である陽子と、新聞記者である晴美は、共に児童養護施設で育った境遇にある。陽子の息子が誘拐されて、政治家の事務所に脅迫状が届く。犯人と息子を探していくなかで、陽子と晴美の両親が何者なのかが浮かび上がっていくお話。
物語終わりでは、事件の真相を10年後に公表しているようだ。陽子と晴美が過去の境遇を隠さず、裕太など次の世代に語り継いでおり、希望のもてる終わり方だった。
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サラッと読みやすかった。
あまり深いミステリーを読んだ気分にはならなかったけど、続きが気になって一気に読みました。
綺麗に終わらせたように書いてるけど、実際現実で起こったらこうはいかないだろうと思いました。
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湊かなえは安定に面白い。これは終わり方に毒がないタイプ。友だちの子供誘拐しちゃうんかーいと思った。二人の人物の語りを行ったり来たりするので、最後2人がどういう気持ちで結末を迎えたのかあまりわからなかった。
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心が温かくなりました。言葉選びが素敵でためいき
湊かなえ先生の文章が読みやすくて、面白くて、どんどん読みたくなってしまいます
私の大切な親友もまた私のことを思い浮かべてくれたみたいで、とても嬉しかったよっていう余談
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初、湊かなえさんの作品。
イヤミスの女王と言われていたので、どんなクライマックスかとハラハラしながら読みました。
とにかく息子が無事でよかった。
他の方のコメントにもあったようになんとなくオチはわかりました。