感情タグBEST3
Posted by ブクログ
クスッと笑えて前向きにもなれる星野源のエッセイ最高です。
こんなに清々しく堂々と『エロ』について語れるのは星野源しか居ないと思う。下ネタもここまで明け透けに語られると逆に爽快。くも膜下出血の闘病中のエピソードもカッコつけず、思ったことを素直に綴っていて親近感が湧いた。地獄から戻って来てくれて、そして素敵な曲を届けてくれてありがとう。
読み終えるとタイトルの意味が分かる。エッセイを読んでますます星野源を応援したいと思った。
Posted by ブクログ
ポップにやさぐれているから、スターなのにそこにいる気がする。
ドームでしか会えないはずなのに、今日にでもすれ違いそうな感じ。
最近惹かれる人たちはみんな、負の感情の見せ方がうまい。油断させるのがうまい。
コンプラが厳しくなっているからこそ、勢いだけでは生きていけないのだと実感する。
肩書きに守られようとせず、利用するくらいの気持ちでいなくちゃ。
【すきな表現】
・食欲vs役作り。この衝突によって生じる熱量をなにか有意義に使えないものだろうかと思案する。
・根本敬さんという存在を紹介する時、川勝さんは「臭いモノのフタを取る人」という言葉を使い、それを「カッコイイ」と評した。
・「頑張らない」という著名人のほとんどは、頑張る大切さを知っている。これを無視して、言葉を盾に堕落をひけらかすのは残念だ。
・生きた証や実感というものは、その人の外的行動の多さに比例するのではなく、胸の中にある心の振り子の振り幅の大きさに比例するのだ。
Posted by ブクログ
良い意味で人間らしい星野源さん
どんなに地獄にいても、そこから這いずり上がろうとする姿は、必死に生きてる1人の人間の姿だと感じました。
彼のマルチな才能は確かに才能なのだと思います。ただ、彼の努力も才能と片付けていいものではないなと感じました。
美談でも特別な人でもなんでもなく、ただ自分の思う信じる道を必死に生きている人でした。
寂しさは友達、絶望はたまに逢う親友、不安はクリエイターの自分にとって親
切っても切り離せないこの言葉を、こんなふうに表現してくれただけで私にとってお守りを手に入れたかのようです。
Posted by ブクログ
星野源のエッセイ
くも膜下出血で活動休止から復活後の女性雑誌の連載に加えて、病気の再発治療を記した書き下ろしを含む
アーティストや俳優としての星野源は知っていたけど、文筆家としての作品は初めて読んだ
前半は、ここまでエロを曝け出す人だったのかという驚きと、それでいて文章の構成の上手さに舌を巻く
そもそも、初っ端のタイトルが「おっぱい」というのに脱力
ネットミームとして、元気のない様子を心配した彼女なのか奥さんなのかが「おっぱい揉む?」と訊ねてくるのがあるけど、同じノリを感じる
まぁ、これは星野源がこれに言及するから許されるわけで、普通はなかなか公言できないと思うよ?w
ドラマ「11人もいる!」は懐かしいなぁ
星野源の弾き語り替え歌が毎回挿入されるんだよね
それにしても、あのときの神木くんもかわいかったな
美人局っぽく関係を持つことになる彼女の名前が「ソアラ」とかのネタも面白かったし
その辺のワードセンスも宮藤官九郎っぽい
映画「箱入り息子の恋」
盲目の女性 夏帆と公務員で真面目一辺倒の星野源とのラブストーリーなんだけど
後半が「どうしてそうなる」という脱力展開だったりとギャップがあったなぁ
裸で走り回る星野源は秀逸
今思えば、真面目な男性という役柄は「逃げ恥」と同じなんだよなー
そう言えば、「将来のお嫁さん」とか書いてるところで、「ガッキー!」と思ってしまうよね
映画「地獄でなぜ悪い」
これはとってもバイオレンスと血に溢れていたなぁ
一回見れば十分かなという感じ
星野源である必要はあったのか?
まぁ、あの気弱な感じの役柄は合ってたとは思うけど
アニメ「聖☆おにいさん」
そう言えば見てない?
実写ドラマは染谷将太と松山ケンイチだったけどね
確かに星野源の声もまぁ合いそう
あと、お酒飲めない人なのね、知らなかった
なのにやってるバンド名は「SAKEROCK」
そりゃぁ同じことを突っ込んでくる人はいっぱいいるよ
後半のくも膜下出血再発治療のところで雰囲気が変わる
変わりつつもエロネタを差し込んできて、ユーモアという要素は変わらない
そんなシリアスとギャグを両立させる文章がすごいと思う
全く関係ないけど、医者でK先生とか言われると、スーパードクターKを思い浮かべてしまう
ま、雰囲気はまったく違いますけど
それにしてもK先生のお人柄は、文章からもよく伝わってくる
本当に患者さんの内面までも考えて治療している人なのでしょうね
術後も女医さんや看護師さんとのやり取りにエロ要素を入れつつ笑わせてくるあたり、メンタルの強さを感じる
その内心の真実がどうあれ、こうやって世に出すというメンタリティに感心する
全体を通して、そこかしこにエロはあるのに下品には感じなかった
ところどころで人生の教訓めいた言葉が混ざっていたり、人は何故生きるのか?という哲学的な示唆も含まれていたり
それでいてとっちらかった印象を受けないのは、前述の通りに文章の構成力に長けた人なのだろうなと思った
Posted by ブクログ
「地獄は相変わらず、すぐ側にある。いや、最初から側にいたのだ。心からわかった、それだけで儲けものだ。本当に生きててよかった。クソ最高の人生である。」
「楽しいことも、辛いことも、濃縮して味わった。病室の日々は、普通の生活の時間よりも遅く、間延びして感じるが、起こる出来事への喜怒哀楽の密度はとても高い。景色の変わらない病室の中は、一見時が止まったように見えるけれど、そんなことは決してなく、働いて、休んで、たくさん動いているたちと同じかそれ以上に、心が動き回っていた。そんな入院生活は、紛れもなく人生をしっかり生きている実感があった。」
星野源のエッセイ。連載していたタイミングにより、後半は闘病生活が描かれている。
まず、この人の文章はすごく率直だ。面白くて笑っちゃうんだけど、無理に笑わせようとした文章ではなく、本心を素直に書いてるのがとても伝わる。下ネタで笑わせたと思ったら鋭い思考も開示してくれて、まさに彼が文中で触れていた三谷幸喜の映画のよう。
後半は苦しい闘病生活のパートだが、その苦しさを隠す訳では無いのに、文章が暗くなりすぎていない。これは、辛さの中にも楽しさを見出せる彼の性格が故なのだろう。上記の文章にもそれがありありと描かれていて、これだけの苦しい生活の中で、「人生をしっかり生きている実感があった」と言える人は、さすがに簡単には死ぬわけがないのだ。
Posted by ブクログ
源さんの日々がありのままに書いてある。
楽曲制作に、ライブに、執筆に、映画に、ラジオに、テレビに、、
多忙な日々を送る中で
出会う人々。
くも膜下出血で倒れた時のこと。
その後の再発のこと。
それを経ての今。
序盤はなかなかのエロで、しかもそれを淡々と綴っているのが面白い。
源さんも、私たちと同じことで感動し、憤り、理想の自分になろうと必死にもがいて生きているのが分かって、
すごく親近感。
くも膜下で倒れた時も、
普通の人間なら絶望するのに、それをどこか客観的に見てて面白くしてしまうのはすごい。
吐くのが上手になったこととか、看護師さんのくだりとか、ちょっと笑ってしまった。
もっと辛いこと沢山あったはずだけど、それを必要以上に書かずに
寝る前に、「また明日の朝、自分と会えるのがとても嬉しい」
と締めている。
源さんがとても好きになった。
Posted by ブクログ
闘病生活の様子を読んで、以前卵巣の腫瘍を取ったことを思い出した。
たった1週間の入院、30分程度の手術だった。
だけど本当に辛かった。
通院だけでも嫌な病院に、まさか自分が泊まっているなんて。しかも腫瘍だなんて。
尿道カテーテル、浣腸、複数の針跡、血圧の機械、本を読むとすぐに吐き気、シャワーの浴びれない頭…等
思い出すと今でも胸がキュッとなります。
その時の気持ちを思い出させてくれてありがとう。
星野源
星野源という人が、よくわからなかった。
一冊目を読み、今作も読んで、まだよくわからない(笑)
でもこの感覚は悪くない。これからも無理せずに自分の世界を追求していってほしい。
Posted by ブクログ
星野源さんのエッセイを読むのは2冊目。読み始めて「あぁいつもの感じだ~」とホッとする(エッセイ以外でもラジオとかで源さんのエロぶりとかの諸々は知っていたので驚かない)。
でも、エロ話の中でさえも、すごく「刺さる」言葉があったりする。飾ったり誇張したりしていないけど、真実味のある言葉が並ぶ。
後半、一転して(と言ってももうダウンしそうな疲れは前半から訴えていた)闘病の話中心。
…多分、エッセイ読んで泣いたのは初めてじゃないかと思う。正確には、エッセイ読みながら泣いたのではなく、エッセイ読んだ後に源さんの作品を改めて味わって、泣いた。この歌詞にはこういう意味があったのか、とか。この作品が生まれた裏ではあんなことがあったのか、とか。
あと、文章力がすごいなと思った。自然体。意外と「自然体」って、難しいと思う。自然体の文章を書くこともだし、自然体の自身を晒すことも。
ご自身がおっしゃっている通り、この作品から何か有益なことを吸収するとかは恐らくあまりないと思うけど(ごめんなさい!)、この作品に「救われた」という人は、少なからずいるんじゃないかと思う。私も救われました。
何回も読み返してます
文庫本最後を読むと、この本を書いてた時の
自分の若さに少し照れている?源さんがいて、
それだけでも買って良かったと思いました。
今でも何回も読み返しています。特に闘病して
いる部分は、最初は読むのが辛くて泣きながら
読んでたけど、今は「この時の源さんの頑張り
が今の源さんを作ってくれたんだ」と素直に
受け取れるようになりました。本当に読んで
良かった本です。
Posted by ブクログ
初の武道館ライブ前にくも膜下出血により休業_人生のターニングポイントとなった3年間。源さんの最悪な状況での切り替え方がすごい!自分ならマイナスにしか考えられないな...。そして、頻繁に下ネタ挟むから読む側の情緒が乱れます笑(さすが)
Posted by ブクログ
星野源のエッセイの中でも特に好き 中でもおっぱいの話は好き。 源さんの下ネタっていやらしさがないというか人に話したくなるぐらい面白くて本気
くも膜下出血再発治療の話はシリアスな内容だったけど執刀医の先生がユーモアたっぷりで好き
男の子だったら共感できる内容とか沢山あったのかなーっておもう
Posted by ブクログ
男としての意見を体現していて読んでいて清々しい。自分をよくわかっている感じがする。
生きた証や実感というのは、その人の外的行動の多さに比例するのではなく、胸の中にある心の振り子の振り幅の大きさに比例するのだと思う
彼の等身大の文章は刺さるものがあった。自分と全く異なる道を進んでいる人を追体験できる読書は、やはり至高の体現
Posted by ブクログ
星野源の人となりが垣間見るエッセイでした。死の淵に立ってもなお、楽しくあろうとする源さんヤバいし、仕事を限界まで突き詰める源さんヤバいし、性欲が異常な源さん面白いし、、、。タイトル負けしない内容でした。やっぱり、源さんは最高です!
Posted by ブクログ
初めて読む星野さんのエッセイに軽く衝撃を受けた。初っ端からの「おっぱい」エッセイ。
「ちょっと待って!まさか朝井リョウさんもビックリの赤裸々トークを…?」というのが読み始めてすぐの感想。
脳内エロを言葉に…というエッセイが多々ありましたが、途中からは“くも膜下出血”の手術した体験談へと変化。
ちょっと読んだだけでも壮絶な体験。
本当によくぞご無事でいて下さいました!!
新たな星野さんを知ることができた。
様々なことを経験して乗り越えての「今」なんだなぁとしみじみ感じた。
Posted by ブクログ
星野源を身近に感じる本。
エロの話はシンプルに面白い、エロの話ってなんであんなに面白いんだろ。
打って変わって後半、ほんとに死ぬか生きるかギリギリな状態だったんだなと初めて知る。
「地獄でなぜ悪い」という曲は聴いたことあったけど、これを読んでから歌詞をちゃんと見て聴きたくなった。
実際術後の様子が地獄すぎてもし自分が…と考えただけで嫌だ。でももしそうなった時は星野源の歌を聴きたいなと思った。
モノを作る人のエネルギーってほんとにすごいなぁと感じる内容でもあった。
Posted by ブクログ
星野源さんがくも膜下出血で倒れ、術後痛みや不安で死にたくなる。そんな時にテレビから流れた「フィルム」という曲。
"どんなことも胸が裂けるほど苦しい 夜が来てもすべて覚えているだろ 声を上げて飛び上がるほどに嬉しい そんな日々がこれから起こるはずだろ"
この本を読んだ上でこれからもたくさん星野源さんの曲に励まされ、寄り添ってもらいながら生きていくんだと思った。
Posted by ブクログ
星野源さんを音楽やドラマでの活躍しかしらない「にわか」の私。とあるきっかけで文章を書いてることを知り気になって手にとってみた1冊。
星野源さんの思考、煩悩、葛藤、ここまで赤裸々に綴られてるとは思わず、所々クスッとさせられたり、人の繋がりに感動したり、いい意味でイメージが変わった。すごく星野源さんという人が好きになった。
くも膜下出血を罹患したことからガラッと空気が変わったのが印象的だった。あとがきにも綴られてたがかなり大きな出来事だったろうなと思う。辛い経験の中ユーモアを忘れない読者への心配りにも感動した。
Posted by ブクログ
イエローダンサーの頃に興味を持ち、最推しというわけではないものの毎週ラジオは欠かさず聞き、なんだかんだで一番情報を受信し続けているをしているアーティストかもしれません。
すっかり人間的に好きな星野源。そんな好きな人の語るものは言葉でも文章でも心地よく入ってくるのが感じられました。
俳優としてはまさに本書の頃の「地獄でなぜ悪い」「箱入り息子の恋」等 童貞役 が似合うし好きですが、前述通り後から見たものなのでリアルタイムな心境が述べられている本作はニヤニヤしながら読み進められました。
経歴としては知っていたクモ膜下出血も本人の文章で読むことでより歩んできた歴史を感じ、何度も泣きそうになりながらもちょっとした一言で笑わされるのでまた星野源という存在を好きになりました。
ところで、童貞役が似合うと書きましたが2023年現在の星野源にその雰囲気が一切無いことに気付き、文中の人前に出る仕事をしていれば顔も変わるという内容の文章に説得力を感じました。
当時と今を比べると全然違うけど、変わらずずっと私の好きな星野源だなと感じます。
Posted by ブクログ
「文庫化に際してのあとがき」では、あとがきから読む派にとって、思わずニヤける文章を残してくれている。
病気で倒れるまで、追い込むクセ・なにかに追い込まれているのを感じた(無理して文章を書いている感じ)が、「この文庫化に際してのあとがき」は、それまでの本文とは異なり、肩の力が良い意味で抜けていて、より自然体であったとも思う。
1冊の本の中でも、本人の考え方や文章の変化を感じられる。
Posted by ブクログ
偶然にも闘病記にもなっているエッセイ。病室での生活は喜怒快楽が色濃いというのが印象的。
アウトプットができないから回りからたくさんのものを感じるし、手術があって人生のターニングポイントでもあるし。
あとがきで本人も書いているようにがむしゃらさが出ていて、泥臭くて、若くていいなと。
Posted by ブクログ
前半のコミカルな源さんの脳内から後半の闘病記。面白いと苦しいが混ざってる本だった。
前半部分では源さんの脳内がそのまま書かれているようで人の脳を見る不思議な感覚があった。
その中でも人に触れて感じたことであったりこんな風に思えるなんて源さんもとても素敵じゃん。と素直に思った。
人間は生きていると自分より他人を立てがちだが源さんの真っ直ぐなところがこの本のなかに散りばめられていた。
Posted by ブクログ
星野源エッセイ3冊目。ハードワークからくも膜下出血で倒れ手術へ経て復活するまでが本人曰く「たまたま」収められている一冊。闘病エッセイというわけではないということなんだけど、だからこそ等身大ですぐそこで触れてしまえるようなさまざまな感覚がある。それにしても3冊目まで少しずつ文章の魅力度が増していて、好きなことを好きなんだから仕事にして良いじゃん!という源さんのそれこそ生き様が文章に乗り移ってる感じがして、そこがとても良い。
Posted by ブクログ
おっぱいから始まる
この本の著者、星野源さんに対してのイメージと全然違うギャップがありとても興味でました。
そして、我らのガッキーを奪った男でもあるのでどんな男かと思ったら、、、最高の変態!なんこの人にならいいガッキーを任せられるな〜って思いました。
おっぱい揉みたい
Posted by ブクログ
病気で休養と聞いて、正直もうそれまでと思った記憶がある。あまりの早い復活、2度目の休養、そして復活。あのざわめきはなんだったのか?とぼんやり思っていた数ヶ月間の話が書かれていた。やっぱり、滅茶滅茶、痛いんだなぁ。生きることは地獄。そう思いながら生きてる源ちゃんに少し勇気をもらった。名医の先生の30分の診察が衝撃的だった。そういう人になりたい。
Posted by ブクログ
星野源さんのことを知ってるようで知らないことが多かった。
生きた証や実感というものは、その人の外的行動の多さに比例するのではなく、胸の中にある心の振り子の振り幅の大きさに比例するのだ
という言葉にとても共感した