感情タグBEST3
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沼津にある若山牧水記念館に行く機会が出来た為、お共に連れて行くべく手にした一冊。以下ミーハー感想文。
冒頭「枯野の旅」の散文詩からしてグッとくるんですが、頁を捲った先に北原白秋画若山牧水の似顔絵がバーンと載っているところで笑ってしまうやないかーい!
驚くのは4合瓶位なら提げて草鞋履きで山歩きしている所です。昔の人の健脚さと頑丈さには驚かされます。ちょっと真似してみたい…。
ぼっさんは見た目も性格もイケメンですね!こんな仙人みたいな呑んだくれが、歌を詠み乍ら山奥旅してたんだぜ?とか思うだけで、もう(笑)
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たまに読みたくなり、読むとでかけたくなる。
牧水さんが、関東近郊に出掛けた紀行エッセイ。
その土地を知ってるから、楽しさも倍増、なのだが、とにかくアホっぽいのがとても楽しい。
子規の「病状六尺」も、患って寝ている子規の大食漢ぶりがアホっぽくておもしろいが
牧水も全く高尚な文化人を微塵もみせず(笑)
丸沼では「酒をくれ」ととなり村(って峠1つ越えますよ…)まで買いにいかせ
川原湯温泉から軽井沢まではバスに乗り遅れ、徒歩で強硬突破…も、遭難しそうになりくじけそうになる。
貴殿はアホでいらっしゃいますか?
と、つっこみたくなる。
このおバカさん加減が堪らなくおもしろい。
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発作的な旅、家族がいても関係ない。深い山に住んでいたこともあり、山や自然や鳥の声に郷愁を感じる。
妻も、またかといった感じで旅に出ることを認める理解力。
四万温泉の田村旅館でひどい目に。
今とは違い、旅すること自体が大変。時間も手間もかかる。まさに非日常。
創作誌に投句してくれる地方の同志と会えるのも大変貴重な経験。電話などでも気楽に連絡できないがゆえに、会うというのはものすごく貴重。酒を過ごすのもやむを得ない。
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まなかひに奈智の大滝かかれどもこころうつけてよそごとを思ふ
-熊野奈智山-
ひとり飄々と旅をする姿を想像していたら、実際は、結社の仲間をうきうきと訪ねたり、別れ難くなった友人と予定外の滞在をしたり、人の匂いのする旅人だった。ルックサックを背負ってね。
また来むと思いつつさびしいそがしきくらしのなかをいつ出でて来む
-みなかみ紀行-