感情タグBEST3
新鮮な作品
これまでの作品を読んでますが、いつもと違ったテイストで心穏やかになれる作品でした。
千世先生からのコメントにもありましたが、読者の捉え方それぞれに様々な受け取り方が出来る作品だと思いました。
先生の新しい一面を見れたみたいで新鮮な気分です☺️
続編熱烈希望
擬似父子関係で互いに必要な愛情を満たし合う三十路リーマン春樹と五十路男性の灰田。
他ではなかなか見ない設定だけれど、背景も展開も無理がなくスルリと物語に引き込まれる。
終盤が近付くにつれて(緒川先生らしい?)BLらしき香りが漂うけれど、そちら方向には未展開なままで終わるところがまた良い。
2人の関係についての見解は読者に任せると明記している緒川先生に続編を望むのは無粋なのかもしれないけれど、やはり読みたいな。
ずっと変わらない関係というのは、本当の親子ならばまだしも、春樹と灰田のような関係においてはかなり難しい気がする。
どのようになっていくことがこの2人の「本当の」幸せの形なのか、ぜひ緒川先生なりに表現してみていただきたい。
匿名
色々複雑な事情がある主人公に
女性向け漫画ですが、BL漫画家さんなので、普段BLしか読まない方でも楽しめると思います。逆にBLを嫌いな方には難しいかもしれません。
色々複雑な事情がある主人公に感情移入しました。今後どうなっていくのか気になるので、続きを描いて欲しいです。
◯◯愛
この二人の間にあるのは同性愛なのか、それとも親子愛なのか。
答えは作者の緒川先生ご自身があとがきで述べている。「どちらにとってもらっても構わない」と。
わたし自身、この作品を最後まで読んでも結論は出せなかった。
本の終わりの方で春樹が灰田に向けている眼差しは同性愛のそれに見えたが、灰田が春樹に向けるそれは同性愛とも親子愛とも、その他の愛情ともとれた。特に、春樹が灰田に対してゲイであることをカミングアウトしてからは、灰田が春樹にどんな感情を抱いているのか謎だった。もしこの本に続巻が期待できるのならば、そこでその謎は明かされるのだろう。
だけれど、世の中そんなに全てに白黒つけなくても良いではないかと思ったりする。ダメだろうか?
BLでは有名な作者の温かい親子愛の1冊
主人公が父親を求めていた理由が切なくて読み進めるページが重く感じた程だった
続編を求める人の中には春樹が灰田さんと恋愛関係になる事を望んでいるだろうし、その方が話を進めやすいかもしれない
だけどそうなった場合、一気に陳腐な作品なってしまいそうな気がする
もし続編があるならば、擬似親子のままの関係の2人が見たいし灰田さん視点の話があればいいなぁ
心をえぐってくる
30歳のゲイが、親から与えられなかった父性愛を求める話なんですが。
なんというか、読んでいてツライ。心をえぐってくる。
主人公が小学生なら自然なシーンでも、30と熟年のオッサン2人連れであちこち遊びまわるのですが、主人公が本当に楽しそうで、2人ともなりきっているのが微笑ましくも痛々しい。
最後は含みのある終わり方でした。お父さんのあの表情は、全てわかって飲み込んでるんですかね。今後どうなるのか。作者は親子愛でも同性愛でもどちらでも、とあとがきにコメントを残しましたが…。
BLレーベルから出ていないというのが先入観になってしまい、私は主人公が恋を叶える未来は想像できませんでした。自分の判断でBL的なハピエンにはならなかったのですが、そう考えると斬新な話だなあと思いました。
ステキ
作者様買いです。
普段BL崇拝読者ですが新しい作風!
親子愛なのか年代を超えた友人愛なのか、まさかのBLに向かうのか…
癒される作品です♡大満足!
Posted by ブクログ
緒川先生の作品は衝撃強めでドキドキする展開が多いので、タイトル的に危ない内容なのか!?と思ったら、ゆっくり、じっくり、じんわり優しい物語でした。身近な出来事のように感じられるお話です。
どっち!?
親子愛の様で、BLの様で…切ないラスト…読み手によって色んな捉え方が、色んな愛があるってことらしいけど、気になるラスト…。続きが読みたい!!可愛いくて、切ない…。あぁやはり続きが読みたい!!続きを書く予定はないのであろうか?できればハッピーエンドで。
新鮮。
新鮮な作品でした。
もらえなかった父からの愛とあげられなかった父の愛をお互いに満たし満たされ合う擬似親子の作品。
主人公に秘密があったように、パパのほうにも秘密があるのかなあ。続き気になります。
どんな展開だとしても2人には幸せになってほしいです。
Posted by ブクログ
ニアBLとあった通り、親子愛のような恋愛のようなという感じ。パパが落ち着いていて素敵。春樹くんは真ん中辺りになってくると子どもみたいでかわいかった。でも、30歳と考えると子どもっぽい行動が多くて少し違和感があった。巻数は書いていなかったのでこれで終わりだと思うが、まだまだ二人の様子を見ていたい終わりかただった。スッキリ幸せ!というわけではない感じ…
Posted by ブクログ
★3.5。
親の愛に飢えた三十路のリーマン。具合悪いときに出会ったおじさまに救われ、パパになってくれと思わず口走ってしまい、そこから疑似親子関係が始まった。
エロ無しほのぼのです。最後らへん、かすかに色っぽい雰囲気がただよってたけど。これ、おじさんにはそのまま子供としてリーマンに愛情注いでほしいなぁ。リーマンは失恋だろうけど…
まぁあと実親に関してはゲイの息子を受け入れられない典型的なやつで妹の結婚式にも音沙汰なしって…これもう生殺しもいいとこ。
Posted by ブクログ
センセのニアBL作品。個人的には非BLとまでは言えない設定だと思いました。しかし、レーベルが花音コミックスじゃなく芳文社コミックスなんですよね。女子の登場が無くて緒川センセ名義で、高木センセ名義ではないのは女子向けコミックスではないからかな…
仕事に真面目に取り組むあまり自分にも他人にも厳しい30歳のSEの奈良が主人公です。仕事のストレスを抱え、とうとう通勤列車で体調を崩してしまった奈良を優しく介抱してくれた人がいて…
疑似父子ものというニッチなテーマでした。赤の他人で52歳の灰田に、1時間1000円でパパになってもらう契約…と言えば聞こえが悪すぎで、本当に親子のように(それも幼い息子とお父さんみたいな)動物園や遊園地、花火大会に出かけて無邪気にはしゃいで過ごすだけなのです。
灰田は偉ぶったり説教したりしない、本当に優しい良いお父さんであり続け、奈良も彼にだけはありのままの自分を解放します。
でもそんな楽しげな二人の様子に一抹の寂しさを感じてしまったり、互いを思いやるやさしさに切ない気持ちになったりしてしまうのです。
それはやはり、奈良の生い立ちや家族関係からくるものであり、明言は避けたけど灰田も後悔している家族関係があった事を思わせるからなんでしょうね。
奈良はゲイなので、こんなに灰田に大事にされたらその気持ちが恋に発展するのは時間の問題ですね。
かなりのファザコンだというのもにじみ出てるし。
灰田はゲイじゃないと思うんですが、我が子のようにかわいく思っているのは確か。
このまま、関係を続けていくといつか進展があるかも…とちょっと期待したりしました。
なんだろう、ガッツリ身体の関係とかじゃなくてもっとプラトニックでデリケートな愛情とか、そういうのが二人には似合いそう。
結論として、二人にはぜひとも幸せになってもらいたいのです。続編希望。