感情タグBEST3
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医学用語が多かったけど 聞いたことのある用語だったりと面白く読めました。
中学生が大人の世界に巻き込まれて利用されていくが、仲間となんとか知恵を出し合いかわしていったり できないこともできないなりに真面目に取り組んで中学生らしい薫くんはかわいかったです。
桃倉さんも佐々木さんもいいひとですね
最後は、大人的な終わりかたで なるほど〜でした
とても、頼りなく感じたパパもカッコよかった!
「ディア、マイ・リトル・カオル。何があってもパパは君の側にいる。伸」 泣きそうでした。
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医療ドラマが苦手な私でも楽しく読めました。
中学生の目線で大学の医学研究室の様子が描かれていて楽しみながら読める医学ミステリでした。
医学に無縁な人にこそ、医療研究の様子を知るためにも読んで欲しいと思います。
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中高生向けに書かれたとは知らず、表紙のヨシタケシンスケさんのイラストにつられ、久々に海堂尊さんの小説を読んでみた。
中学生が主人公の、約半年間の物語。
12の章から成り立っていて、各章には主人公の父の一言が10、残りの2つは、大学教授の一言と、主人公の一言がタイトルとしてつけられていた。
このタイトル、ほとんど自己啓発本。
目次を読み返すだけで、より良く生きるためのヒントになっている気がした。
手帳に書き出しておこうかな。
最終12章、大学教授の悪を退治しようと頑張る中学生、大人の対応で、ソフトランディングさせた大学院生、そしてメールでしか登場しないパパの優しさに目頭が熱くなった。
あとがきに書かれた海堂尊さんの思いもこの作品の一部なので、ちゃんと読んでほしいと思った。
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持病がありお医者さんのお世話になっています。処方された薬のお陰で毎日を元気に過ごす事が出来ていることに、医療へ感謝しています。研究が行われ治療法が決まり、薬が開発され処方してもらうお陰様を思う時、医学研究者の重要性を強く感じました。次の作品も楽しみに読ませていただきます。
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潜在能力試験で全国1位になった主人公カオルが東城大学医学部に入り、レティノブラストーマの論文を発表し、その誤りを謝罪するというのがこの作品の大きな流れ
藤田教授にそそのかされて論文発表から謝罪までしてしまうのだが、中学生カオルには頼もしい友達とゲーム理論の第一人者のパパがサポートして藤田教授の悪意を打ち負かすのは爽快。
桃倉さんはとても良い人で、冷静にかつ総合的に何をすべきかを判断出来る。少しスピード感には欠けるが。こういう人が沢山医療関係者にいれば良いのにと思った。
このような事は世の中にたくさんあって、本作品の登場人物のような人もいる。悪意に立ち向かう勇気を持ったカオルはすごい!
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ひよこを読んでいるうちに、どんなトラブルだっけと気になり、再読。たまご、ひよこ通して読んだらスッキリした。関係がわかった。海堂ワールドはつながっている。過去も次世代も、たても、横も。スゴいな。
エラーはさっさと解決したほうが良い。言い訳を考えたり!何とかしようとするより、間違いや思慮の足りなさを認め、次を考える、行動するほうが絶対良いよね。
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中高生向けらしく非常に読みやすい。ヨシタケさんのイラストも可愛らしい。あの可愛かったアツシ少年がすっかり瑞人みたいになっていて、中盤までずっとアツシと瑞人を勘違いして読んでしまっていた。お調子者の薫が周りの狡い大人におだてられ翻弄されるが、最後にちゃんと自分の非を認め謝罪する潔さに成長を感じた。パパのアメリカからの援護射撃もかっこいい。今作は初読だが、あとがきに書いてあった既読の『ジーン・ワルツ』との関連性がわからなかったので桜宮サーガは途切れずに読まないと。
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著者のあとがきによれば、中高生向けに書いたが医療関係者にも評判が良かったとのこと。
内容は専門用語も多く、また東城大学が数多く書かれている諸シリーズに登場する人物や話題も多く、海堂氏好きの読者も楽しく読めるのでは。
ズルのような形で一躍脚光を浴びた主人公が、強烈な名誉欲と出世欲を持った教授に振り回される姿は、中高生向けというよりはどこにでもある(?)大人の世界かも知れない。最後は勇気を出して敵に立ち向かう、という若者向けのメッセージではあるが、現実的には会社や医療の世界で主人公と同じことができるかどうかは、相当周囲への根回しや覚悟が・・!
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こんな大人本当にいるかな?というのと、こんな中学生揃うかな?というご都合主義的なところはありつつも物語として楽しめた
2021.10.10
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2008年のあとがき、今こそ我々が読む内容。
PCRという言葉がたくさん出てくるが、2008年当時には全く知らなかった言葉が、今、毎日聞く言葉になっている。これだけ医学が注目されなければならない未曾有の事態が起こっている時代。
その時代を切り抜けるのに、生かせるかもしれない言葉にたくさん、出会えた気がする。
『世の中で一番大変なのは、ゴールの見えない我慢だ』
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久しぶりにお薦めしていただいた本を読んだ。
中高生向けに書かれたという本書だが、著者も最後に著しているように、大人でも充分楽しめる。
パパの偉大な存在が海の向こうから僕を成長させ続ける。
そして、海のこちらの僕は周囲の大人や子どもに助けられながら貴重な体験を積み成長をし続ける。
不思議な世界観で、ありそうもない設定ではあるけれど、何故か引き込まれる力強さがある。
私も誰かにお薦めしたい。
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中学生の素直な気持ちがわかりやすかった。
大人ってやつはやですね。
この本にはたくさんの素敵な名言が書かれてるけど
ピックアップされてない一文の
闇なんてそんなもんだ。光を当ててしまえば消えてしまう。
この言葉が好きでした。
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大の大人が子供の発想力を悪にも善にも使用するってどうなの?
大人は自分がプラスと思えば自分の名前&研究に取り組んでいないのに論文に上げ
大人は自分がマイナスと思えば助手に擦り付ける
インタビューも編集でいい感じで編集してあたかも主人公が天才かと思える配列に並べ替える
とても読みやすかったけどちょっとイラっとしました
最後の最後に主人公の親が助けるのですがそれはお見事でございます
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いちばんゆるい読書会In町田
第一金曜日の夜に読書会を町田にて開催していまーす。。
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持参した本を紹介するのではなくメンバー同士本の貸し借りを
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海堂尊さんの物語は、医学の世界とミステリーの世界を軽快にミックスして、わかりやすく読みやすい。
この物語はミステリー要素は少ないが、悪代官のような教授をどうやりこめるのか、そこがスリリングでハラハラドキドキするところだ。
やはり正直が一番強い。簡単ではないけれど。
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きっかけはヨシタケシンスケさんのイラスト。久しぶりに覗いた本屋の平積みコーナーで目に飛び込んできました。
語り口は穏やかですが、権威に対するアイロニー満載の内容でした。巻末にある著者の文庫化へのコメントを読み、今この時に文庫化された理由が分かりました。
中学生の息子を持つ父親として、伸パパの立ち位置に憧れました。
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パパとボクの関係性が、読んでいてとても心地良かったです。始まりの穏やかなパパの雰囲気から一変、クライマックスにかけての存在感がかっこいい。
自分なりの方法を見つけながら、目の前の課題に向き合っていくボク、未来を担う素敵なたまごですね。
大人の夏休みに
児童書的な先品だったらしいが、大切な言葉が沢山散りばめられていて、大人が読んで色々なことに想いを馳せるのもいいのではないでしょうか。
あとがきも面白くて、続けて著者の作品を読もうと思います。
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『モルフェウスの領域』で登場した曾根崎教授の息子が今度の主人公だ。それに、あのアツシがスーパー高校生医学生として登場する。主人公カオルは、網膜芽腫の研究に関する象牙の塔の暗闇に引きずり込まれる。中学生のエエカッコシイと素直さが、物語の流れの中で良く表現された。バチスタの面々も、高階学長、田口教授、如月ショコちゃんは看護師長と、皆さん偉くなっていた(笑) 2008年に刊行された本書は、2022年の未来を描き、2020年に文庫化されたものを読む不思議な感覚を味わった。
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先日読んだ『医学のひよこ』の前作。なるほど、こんなことがあったんですねぇ。
まー、藤田教授のえげつないこと。子供の読む本にこんなリアルなヴィランがでてきてええもんか?!と言うぐらい、トラウマティックな嫌さかげんですな。いい人もたくさん出てくるので、まあ救いどころはありますが、。藤田教授1人だけで、すべての気分を破壊する威力がありますわ。無理。
ともかく、本作では、中学生のカオルくんが、いい実験結果をだしてしまい、追試もしていないのにネイチャーと騒ぎだしたワンマン藤田Pが、中学生のカオルくんに全部責任をおっかぶせてごまかそうとするのを、阻止するという、中途半端にリアル風味なアドベンチャー作品。この次の作品の医学のひよこにくらべると、SF味がすくないが、まあ、おもしろかった。
ひよこの次作は貸し出し中だったので、返却待ち
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エラーは気づいた瞬間に直すのが
最速で最善だとわかっていても
ムダにはムダの意味があるように
エラーの意味を問う中に
人間らしさを見いだせることがあるのだと思う。
人間らしさが一番のくせ者だとも言えるのだが・・・。
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研究の現場(医学)がよく描かれていると思います。向上心に野心が加わり功名心に走る実力なく虚栄が欲しくなると陥るパターン。そんな教授とのバトルが面白い。父の愛が、先輩の愛が、友情が主人公を助ける。最後の1/4は、怒涛の盛り上がりで、あっという間に読み終わり。楽しい物語です。
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海堂さんは後書きで藤本教授のような研究者はそんなにいない‥‥と書いているが、案外多いんじゃないかな?功名心ばかり強くて詰が甘く、部下を思いやらず、何かあったら部下に責任転嫁する教授‥‥いそうだな。
なんだか小保方さん事件を思い出してしまった。
別の件だけど山咲さんの立ち位置が微妙。なんだか可哀想。こちらを先に書いてからジーンワルツ、マドンナヴェルデを書いたので、この辺の所がちぐはぐしてしまったのだろう。
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中高生向けに書かれたということで、なるほど納得!な要素がたくさんでした。
・主人公は中学生。歴史については誰よりも知識があるという自負があるけれど、他はさっぱり。手を抜きながらうまくやっていきたい。
・ある日突然スポットライトを浴びる!
・名言がたくさん。
・勧善懲悪の路線を歩みながらも、世の中の苦さも描かれている。そことどう向き合うか?
・自分の言動の責任は自分でとらなくてはならない。
自分を重ねて読めるだけでなく、やや説教くささもありつつも、考え方に影響を与えるだろうな、と思います。細かい部分の整合性や描写の荒さはあるものの、勢いで読み進められます。
お父さんが全部もっていきますね。こんなお父さんいたらいいです。ずるい。