感情タグBEST3
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昔の作品らしいのだが、初読。作者が若い時だけあって、人物造形などが如何にも漫画チックでステレオタイプな感じがあるとともに、国家間のせめぎあいが如何にも同じくステレオタイプで、書き込みは甘いものの、若さゆえの物語の引っ張り方とスピード感が良いため、読後感はなかなかよろしい。
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小川一水らしい勢いがある海洋冒険小説。商船をおそう未知の海洋生物がでてきて、最初日本人は関心を持たないのだが、よく考えたら海のライフラインをたたれたらまったく成り立ちませんでしたとさとるような描写が秀逸。
ちょっといやらしいあたりも毎度ながら、ご都合主義的だけどちゃんとハッピーエンドで終わるところ、気分転換に最適です。昔の作品で、最近の筆力には負けるのであえて星4つ。
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専門用語が多く使われている割には、それらを解釈しやすいようざっくばらんな表現に直してあったのが好印象。
物語としてはまぁ、壮大な喧嘩でしたね・・・的な。
海洋冒険モノとしてはよく見られがちな展開であった。
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面白かったし、思った通りに好きな系統の話でした。
これ、もとはソノラマ文庫なんですよね?
ちょっと色っぽすぎるかな~、と思いました。主人公達の関係が(笑)
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再刊もの。朝日はソノラマの再刊に力をいれていうようで。
作者いないわけじゃなかろうが。。。少し色が違うか>最近の作家とソノラマ
8年前なので決して古臭いわけでもなく、今でも充分通用するアイデアだし、面白く読ませていただきました。
そこはかとなく今の作者に通日ものも感じてみたりとか。
あとは天冥の標の続刊を(苦笑)
Posted by ブクログ
人気SF作家による海洋SF的な作品の新装版。
海洋SFって言えば自ずと想像するのはやはり
未知なる生物との邂逅、そしてトラブル、それを
乗り越える人類って構図だよね、うん。
殆ど記憶が薄れてしまっていますが昔に読んだ
梅原克文さんの傑作「ソリトンの悪魔」を思い出します。
やはり今作もその期待を外さない内容でニュークと
名付けられる未知なる巨大な海洋生物が現れ、タンカーなどの
巨大船を襲撃していく...というストーリーですが、そのニュークに
対峙する面子は民間の資源探索を行うスタッフ達。
ハードな軍用用語や名称、呼称が飛び交う、割と本格的なゴツさと
その登場人物達はライトノベルのような軽妙なキャラ設定が
アンバランスですが、そこが今作を重すぎるSFや、パニック小説に
しなかった上手さなんでしょうね。
パターンっちゃパターンですがやはり好みの設定だけに
自分の中の評価は甘くなります。山岳小説、海洋小説大好き!