【感想・ネタバレ】日本語をつかまえろ!のレビュー

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Posted by ブクログ

毎日小学生新聞の連載(2017年3月から2019年5月までの分)を元に編まれたもの。連載時のタイトルは「日本語どんぶらこ」。

著者は三省堂国語辞典の編集者でもある飯間浩明さん、そして楽しいイラストは我らが金井真紀さん。
章ごとにテーマだてされ、そのテーマに則した日本語、言葉にまつわるお話しが見開き1ページで納められています。

小学生向けに書かれたものなので、とても読みやすく、楽しく言葉の知識を得られます。
中村彝さんの彝なんていままで知りませんでした。
そんたく、という言葉も昔は良い意味だったとか。
なんで「いちごラーメン」が思いつくのか、金井真紀さんの絵に感心。
また、苦しいのに「だいじょうぶ」、についてのお話しでは、著者の優しさが感じられて心がほっこりします。

これは小学生に独占させておくのはもったいないです。

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2023年07月07日

Posted by ブクログ

国語は好きな教科より、嫌いな教科になりがち。
子どもの時にこんな本に出会いたかった。
響きとリズム、音で楽しみ、目で見て難しい漢字を紐解いて覚えてみたり、業界用語や日本の中でも西と東で微妙な違いがある言葉、慣用句やooさん、とつい言ってしまう言葉。
相手に届ける言葉、新しく出てくる言葉の解釈、地名と万葉集と、とても幅広く、子どもだけでなく大人が読んでも、子どもからの質問対策にもなるかと!とても良い面白い。
辞書の編纂者さん、ならではの解説が絶妙でたまらない!イラストもとても可愛く、理解を深めてくれる。ステキな一冊だ!


身近な言葉は4音、樫野有香→かしゆか
コンビニ、ファミレス、パソコンetc...

日本語に「し」がつく言葉が多い訳は、中国では漢字が違うしがたくさんあるが、音の違いを日本人は区別できなかったから。

見切れる、本当は「電柱が見切れてるよ!」舞台の袖から見えてはいけないものが見えてしまった時の言葉、から最近は、画面外になってしまった、などの時に使用

学区 ⇄ 校区 
外履き、下履き ⇄ 下ぐつ
体育座り ⇄ 三角座り、体操座り(愛知、福岡、兵庫、岐阜など)

長い、の反対派は、長くない、はダメ
理由は、短い、普通、も含まれるから。
反対言葉に普通、が含まれてはいけない。
完全の反対は不完全。これはok 不完全は異常で普通ではないから。

読めない漢字、きそば→生楚者 と書いてある!

北海道の地名
ベツが付くのは、アイヌ語のペッ が川を表すから
江別、登別、芦別

ナイは、沢の意味
稚内、歌志内

ポロは、大きい
札幌

万葉集 → 令和 by 中西進先生
初春の令月にして 気淑く/きよく/風和らぎ…

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2023年06月09日

Posted by ブクログ

日本語のことばについてのあれこれが、可愛いイラストともに紹介されている。
「分かりみ」や「インフルエンサー」、「令和」など、最近のことばについての解説が面白かった。

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2021年10月15日

Posted by ブクログ

ツイッターでこの本を知り読んでみた。
かわいらしいイラストがふんだんに使われ、易しい文章。小学生新聞に連載されていた記事を単行本にしたものなんですね。
でも、大人もとても楽しく読めました。普段何気なく使っている言葉の意味や成り立ち、読み方など、改めて考え知ることが出来ました。
"続編"も出てるようなので、また追々。

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2021年09月05日

Posted by ブクログ

日本語に関しての言われてみれば確かに気になる話がたくさん。対象は小中学生くらい向けなのかな。知らなかったことやなるほどと思うようなこともあり、大人が読んでも十分楽しめる。「とても」が大正時代より前は「とても~ない」という形で使われていた、室町時代には「とても」は「どうせ」の意味で使われていた、という話は知らなかった。

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2021年11月07日

Posted by ブクログ

「どんぶらこ」はモモ専用なの? 五十音はどうやってできたの? 「おいなりさん」は食べ物? 「考えときます」って本心? 辞典の編さん者が、身近にあって気になることばの面白さを綴る。『毎日小学生新聞』連載を書籍化。

分かりやすい。これの少し大人版も読んでみたい。いつかぜひ!!

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2021年10月08日

Posted by ブクログ

オノマトペから最近の言葉まで。
イラストを交え、面白くわかりやすい。
小中学生が読めば絶対面白い。
もちろん、大人が読んでもいいと思う。

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2021年02月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

私たちが何気なく使っている言葉はこんなに不思議。

毎日小学生新聞の連載をまとめたもので、日本語についての色々なコラム。知っていることが多いけれども、子どもに向けて書かれているのを頷きながら読んだ。

新しい擬態語・擬音語「ふぁさっと」について、日本語で「ふぁ」のつく言葉は確かになかなかない。「ばえる」についても、濁音で始まる語はあまり良くない意味の言葉が多い中、これは褒め言葉であるという新しさ。ここらへんは、面白い発見で、自分も新しい言葉に注目したくなる。

楽しい形容詞が少なくて、暗い気持ちや嫌な気持ちを表す形容詞は多い、という指摘も面白かった。だから、嬉しい気持ちや楽しい気持ちを作文で書こうとすると同じような感想になる。だったら、嫌な気持ちを書いてみよう、もしくは、楽しくて、どう行動したり会話したのか、を書いてみよう、というアドバイスにすごく納得した。これは意外と教わっていないことなのではないか。

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2020年03月21日

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