「兄にそうしたように俺にも足開いてくれます？」
長年付き合った恋人・ニックに振られ、傷心中の大学教授・ルイ。ニックの弟であるテオに挑発され、思わず「自分からニックを振った」と嘘をついたことから、ルイの受難が始まります。
「教授のこともっとよく知りたいから」とどこからかルイの住所と電話番号を手に入れ、つきまとい、謎の苛立ちをぶつけるテオ（ストーカーとしてはとても優秀）。「兄の元恋人」に向けた敵対心を孕んだ眼差しは、ルイと過ごすうちに「ルイ」個人への柔らかなものに変化していきます。やがて明らかになるのは、テオの異常なまでの兄への執着。しかし、その頃にはもうテオの心はルイでいっぱいになっていたのでした。
「元恋人への未練」「優秀な兄へのコンプレックス」と、ニックへのいびつな思いを軸に結びついたルイとテオ。しかし、ニックもまだルイへの想いがあるのでは……と匂わせる描写もちらほら。もしかしたら今後はルイを中心とした三角関係に発展するのかもしれません俄然楽しみになってきましたところでなぜまだ続きが出ていないんでしょうか？（答：新刊発売したばかりだから）
感情タグBEST3
ここまで
1巻の様子からここまで甘くなる二人だとは想像できなかったけどお互いが好きになればめちゃくちゃに甘くて幸せなストーリーになってよかった！
Posted by ブクログ
▼あらすじ
「いま、兄さんじゃなくて俺を選んでくれたじゃないですか」
ルイの嘘がニックによってバラされたが、テオは幻滅することなくルイに好意を向ける。ルイもテオに心を許し、2人は付き合うことに。
しかし、ニックに突然フラれたことがトラウマになっているルイは、テオも兄ニックのようにやがて自分から離れていくのではないかと不安になる。
そして、「二度も捨てられたくない」とテオに自ら別れを告げてしまいーー?
＊＊＊
ストーリーの完全度：普通
トーン：せつない・シリアス
エロ度：普通
萌え度：普通
総合評価：★4.0
んー？1巻は割と丁寧にストーリーが練られている印象だったんですけど、ここへ来て急に雑になった…？
いや、ハッピーエンドなのは良かったんですよ。テオがルイを気遣うシーンとかルイがニックを振るシーンとか、好きだなって思う点も勿論あるのですが、それにしても展開が急だな〜と思う点が幾つかあってちょっと気になってしまいました…(^^;)
あと、テオは2巻でちょっと可愛くなり過ぎたかな〜。もう少しヤンデレ感強めでも良かったかもしれない。良くも悪くも普通の男になっちゃったなって感じ。
それと、兄弟の家庭内環境が全然明らかになっていないのが地味に気になりましたね。闇が深そうなのは分かるんですけど、そこちゃんと描写してくれないんだっていう…(-_-)
全体的にあっさりし過ぎなので、これだったらもうちょっと三角関係に力を入れるないしドロドロするないししてほしかったなっていうのが個人的な意見です。
あ
面白かったです。怖い兄弟はお父さんのせいかー…。テオのお陰でちょっといい方向に向かったみたいでよかったです。もっとニック兄弟とテオのやりとりが読みたかったです。
好きな作家さんなだけに
お話の進め方も作画も終始丁寧な作家さん。という印象だったので、最後の駆け足展開が残念でした……というよりもなにかあったのかな？と言う印象。絵柄も大幅に変わってますよね。次回作ずっと待ってます。
