【感想・ネタバレ】菅原道真 学者政治家の栄光と没落のレビュー

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Posted by ブクログ

菅原道真は、日本三大怨霊の一人で、太宰府に左遷されたことは知っていましたが、それ以外は知りませんでした。
この本を読んで、菅原道真の太宰府に左遷される前のことがよくわかりました。
菅原道真は、漢詩が得意でした。

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2023年03月06日

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道真は冤罪の和歌を詠んだ。
「あめの下のがるる人のなければや着てし濡れ衣干るよしもなき」
雨の降り続く天の下一面は乾いている所がないからか、冤罪の濡れ衣を乾かして晴らすこともできない。
道真の和歌と言えば「東風吹かば匂ひをこせよ梅の花 主なしとて春を忘るな」が有名である。しかし、「あめの下」の方が冤罪の無念がストレートに表現されている。

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2022年09月25日

Posted by ブクログ

学者、学問がどうしても政治と接触を持つ時代。枕草子もそうだけど道真公に限らず知的能力の高い名の残らない人々が沢山こぼれ落ちていったんだろうと感じる。
道真公縁の神社に行っても和歌が紹介されているけど、むしろ漢詩人との事。男性や公的な場は漢文中心だから当たり前だけれど、詠まれた漢詩をはじめて読みました
ある程度古い時代の日本を知ろうと思うと、どうしても手本としていた中国の話題に行きつく。そちらも知らないとなぁ。
道真公の愛した白居易の詩も知りたくなりました。

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2022年07月30日

Posted by ブクログ

残された漢詩文を時期ごとに参照することで、道真の実像により迫る内容となっている。心情を推し量ることができる資料がこれほど残っている平安期の人物も珍しいのではなかろうか。読後、大体宇多天皇が悪いという気持ちに。

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2020年11月27日

Posted by ブクログ

とても読みやすくて面白い。
しかし読み終わるも、いくつか謎が。
①道真が遣唐使派遣について再度議論を願った本当の理由はどこにあるのか
②時平が本当に首謀者なのか
③醍醐天皇からの左遷の命令が、急転直下すぎる、裏事情。
④漢詩によまれるのは真情なのか。
など。
⑤三善清行って…。
⑥なぜ左遷されるここぞというときに残したのが漢詩でなくて和歌なのか。

てな感じです。
謎めきすぎて面白すぎる。

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2020年09月13日

Posted by ブクログ

菅原道真。
あの学問の神様で、ゴロゴロ雷を従えて都を恐怖の渦に叩き落としたあの、菅原道真。
わたしは九州という菅原道真のお膝元(?)に住みながらあまりその生涯を知らなかった。

興味を持ったのは「応天の門」というコミック。
まだ文章得業生という学生の時代の菅原道真が、都で起こる事件を在原業平に協力しつつ解決する作品です。この菅原道真がまたすこぶる賢い。
確かに学問の神様だし、まあそうだよな、とは思いつつ、実際のところを知りたくなった。そんなとき、この「菅原道真」という本が目に入った。

菅原道真がなぜ左遷させられるに至ったのか。
そして、さらに菅原道真とは「詩人」なのか、「政治家」なのか、「官僚」なのか、「学者」なのか…。彼は有能で、様々な才能に溢れているが故の苦しみがあった。本書は道真の漢詩文も紹介しながら藤原基経との関わりや、讒言をして道真を陥れたという時平との関係についても丁寧に書かれている。とても分かりやすかった。

左遷されたあとの菅家については書かれていなかったのでどうなったんだろう?そこまで書かれていたらな!と思いました。

この流れで、怨霊信仰についても調べてみようかな~。
気になるな~。

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2020年10月14日

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