菅原道真 学者政治家の栄光と没落

菅原道真 学者政治家の栄光と没落

946円 (税込)

4pt

4.1

学者ながら右大臣に昇進するが、無実の罪で大宰府に左遷された菅原道真(845~903)。藤原氏の専横が目立ち始めたこの時期、学問を家業とした道真は、英邁で名高く、宇多天皇に見出され異例の出世を果たす。天皇による過大な評価・重用に苦悩しつつも、遣唐使派遣など重大な国政に関与。だが藤原氏の策謀により失脚する。本書は、学者、官僚、政治家、漢詩人として、多才がゆえに悲劇の道を辿った平安貴族を描き出す。

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菅原道真 学者政治家の栄光と没落 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    菅原道真は、日本三大怨霊の一人で、太宰府に左遷されたことは知っていましたが、それ以外は知りませんでした。
    この本を読んで、菅原道真の太宰府に左遷される前のことがよくわかりました。
    菅原道真は、漢詩が得意でした。

    0
    2023年03月06日

    Posted by ブクログ

    道真は冤罪の和歌を詠んだ。
    「あめの下のがるる人のなければや着てし濡れ衣干るよしもなき」
    雨の降り続く天の下一面は乾いている所がないからか、冤罪の濡れ衣を乾かして晴らすこともできない。
    道真の和歌と言えば「東風吹かば匂ひをこせよ梅の花 主なしとて春を忘るな」が有名である。しかし、「あめの下」の方が冤

    0
    2022年09月25日

    Posted by ブクログ

    学者、学問がどうしても政治と接触を持つ時代。枕草子もそうだけど道真公に限らず知的能力の高い名の残らない人々が沢山こぼれ落ちていったんだろうと感じる。
    道真公縁の神社に行っても和歌が紹介されているけど、むしろ漢詩人との事。男性や公的な場は漢文中心だから当たり前だけれど、詠まれた漢詩をはじめて読みました

    0
    2022年07月30日

    Posted by ブクログ

    残された漢詩文を時期ごとに参照することで、道真の実像により迫る内容となっている。心情を推し量ることができる資料がこれほど残っている平安期の人物も珍しいのではなかろうか。読後、大体宇多天皇が悪いという気持ちに。

    0
    2020年11月27日

    Posted by ブクログ

    とても読みやすくて面白い。
    しかし読み終わるも、いくつか謎が。
    ①道真が遣唐使派遣について再度議論を願った本当の理由はどこにあるのか
    ②時平が本当に首謀者なのか
    ③醍醐天皇からの左遷の命令が、急転直下すぎる、裏事情。
    ④漢詩によまれるのは真情なのか。
    など。
    ⑤三善清行って…。
    ⑥なぜ左遷されるここ

    0
    2020年09月13日

    Posted by ブクログ

    菅原道真。
    あの学問の神様で、ゴロゴロ雷を従えて都を恐怖の渦に叩き落としたあの、菅原道真。
    わたしは九州という菅原道真のお膝元(?)に住みながらあまりその生涯を知らなかった。

    興味を持ったのは「応天の門」というコミック。
    まだ文章得業生という学生の時代の菅原道真が、都で起こる事件を在原業平に協力し

    0
    2020年10月14日

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