【感想・ネタバレ】岩井克人「欲望の貨幣論」を語るのレビュー

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Posted by ブクログ

岩井氏の本は毎回感銘を受けているので本書も早速手に取りました。岩井氏と言えば、貨幣論、資本主義論を、アリストテレスやゲーテ、シェークスピア、カントなど、古今東西とは言わないまでも(西&古に偏っていますが)、経済学以外の巨人の視点を通じて分析するというのがユニークな特徴だと思っています。つまり経済学という領域にこだわらないところに面白さがあるわけです。

本書では、どちらかといえば貨幣論を中心に同様のアプローチがとられていました。その意味では、岩井氏の本をこれまで何冊も読んだ人からすると、そこまで新しいことは書かれていないものの、とにかく主張がわかりやすく解説されているというのが本書の価値でしょう。前著(貨幣論、ヴェニスの商人の資本論、経済学の宇宙、など)を読まれた人にとっては復習に、はじめて触れる人は著者の主張が明瞭に伝わってくる本だと思います。

私が今回改めて納得した主張は、資本主義における効率性と安定性の二律背反の話です。「経済学の宇宙」にもその主張は記述されていましたが、本書を読んで理解が深まりましたし、深まったと同時に、実は極めて挑発的な主張でもあるということに気づきました。効率性と安定性の二律背反とは、言い換えるならば自由放任主義(効率追求)が経済の不安定化や行き詰まりを生み出すということなのですが、ふとミヒャエル・エンデの「自由の牢獄」という物語を思い出しました。ネタバレになるのでストーリーは述べませんが、「制約条件のない自由は不自由である(身動きが取れなくなる)」というような話です。またミクロ経済学でも、何かしらの制約条件(例:予算制約)のもとで、ある経済変数(例:効用)を最大化する、という問題については最適解が計算できるわけですが、制約条件がなければ問題は解けません。大澤真幸も、ある本でエンデの同物語に触れ、自由には制約条件がつくべきであると主張し、たしか「将来世代に対する義務」を制約条件として現世代は自由を謳歌すべし、というようなことを提唱していたかと思います。本書改めていろいろと深く考えさせてもらえる本でした。

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2023年05月04日

Posted by ブクログ

こんな本が出版されていることを知りませんでした(涙)。
貨幣論の岩井克人さんの最新の情報、
最高でした。
アリストテレスが貨幣の重要性、資本主義のはしりに言及していてということ。
さすが、岩井先生でした(感謝)。

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2022年06月29日

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著者の岩井克人先生、この方は本当に経済学者なんですか。読み始めてスケールのデカさにびっくり。どこから読んでも面白く、永遠に読んでいたい感。経済学的な見地にとどまらず、全ての学問に通じた壮大な貨幣論が繰り広げられる。
 あのアリストテレスが資本主義の本質を見抜いていた?
 ギリシャ哲学、自然科学、民主主義、孤独、そしてその孤独から生まれるギリシャ悲劇などの文学も、貨幣が起源?
そう言われてもにわかには信じ難いと思う。でも、騙されたと思って読んでみてほしい。経済学に興味の無い方こそ、驚きと知的興奮に震えること間違い無し。
 もちろん、最近流行りのMMT理論とか、仮想通貨についても言及されています。
MMTに関しては、中立的な立場て論じられているので他の書籍より冷静な視点。
 この本読む限り仮想通貨に関しては、通貨とは名ばかり、投機商品と捉えた方が良さそう。通貨として使うには価値が流動的過ぎる、もはや通貨になる可能性は99%無くなった、と。
 まあ、まだまだ値上がりそうだし、投機と分かった上でなら、いつ終わるとも知れぬダンスパーティーでしばらく踊るのも一興かもね。(岩井先生がおっしゃっている訳ではなくあくまでも私の意見です。投資は自己判断でお願いします。ま、私はやらんけど。)
 これも私の勝手な想像ですが、次の金融危機の火種は、この仮想通貨界隈になりそうかな、と。中央銀行のような調整機関が存在しない以上、暴走したら作為的にソフトランディングは難しいだろうし。その時、金融市場にはどのような影響を及ぼすのでしょうか…。と、悲観的に考え過ぎですかね。
 蛇足ですが、貨幣の性質を端的に説明している、自己循環論法「貨幣とは貨幣であるから貨幣である。」のくだり読みながら、某セクシー大臣の進○郎構文ではないか!と馬鹿な事考えてました。すみません。
 めちゃめちゃ面白かったので岩井先生のヴェニスの商人の資本論も読んでみようと思います!(語彙力)

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2021年03月09日

Posted by ブクログ

『私たちは、自由が増えれば安定性が減り、安定性を増やすと自由が減ってしまうという、「自由と安定との二律背反」の中で生きて行かざるをえません』―『第1章 「ビットコイン」は究極の貨幣か』

「欲望の資本主義」シリーズは観るのを楽しみにしている番組の一つだ。主に経済学の立場から現在進行形で起きている汎世界的な金融経済問題の本質に迫ろうとする取り組みだが、追いかける主題は、資本主義を成立させる売買が結局は人間の欲望に根差したものであって、その欲望には際限がないものだ、という事に毎回行きついているように思う。であればどうすれば良いのか、ということもまた番組では経済学以外の分野の知性の言葉を紹介しつつ探っていく。しかし何故欲望には際限がないのかという問いの立て方はこれまでされていなかったように思う。

2019年7月に放映された「欲望の資本主義」シリーズのスピンオフとなる「欲望の貨幣論」はその問題の本質に迫るものだった。中でも岩井克人氏の言はとても判り易く画面を通してその人柄にも惹かれた。このシリーズでは、哲学者であるマルクス・ガブリエルもまたその根源的な問題を解決するための新たな哲学を模索し続ける一人として登場するが、岩井氏は拙速に「解」を探るのではなく問題の本質がどこから来るのかを判り易い言葉で紐解いていく。本書は、放映されたインタビューのみならず、その言説の背景にある広範な知識のエッセンスを更に丁寧に順序立てて解説しようという試みだ。

経済学での主流派である新古典派と不均衡動学派の違いを簡明な言葉で説明し、何故「自由と安定」は二律背反なのかをギリシャのポリス哲学者アリストテレスの考えにまで遡って説く。自説の箔付けの為に古典に依拠する例は枚挙に遑(いとま)がないが、岩井氏の論の展開は、そこに必然を認めてのものであるところがとても興味深い。何故ポリスで貨幣が生まれたのか、という問いに対するアリストテレスの考察。それこそが何故欲望に際限がないのかという問いに対する一つの答えであるからだ。

そんなこと判っても今の現実の問題には何の役にも立たない、という声もあるかも知れない。しかし岩井氏は聖書の文言を引いてこうも言う「太陽の下、この世には何も新しいものはありません」。まさに過去から学ぶことは未来に対する備えの要諦だ。言葉遊びのようだが当然「未来から学ぶ」ことは出来ず、「今、この瞬間」の状況だけ(つまり時間経過がなく、原因と結果の関係が見えない状況)に学ぶことも出来ない。しかも、人間の行動は環境に大きく左右されるとはいえ時代を越えて不思議と繰り返し同じような行動パターンとなって表れてくることもまた事実だ。その似たような行動様式の背景にあるものは、恐らく、本質的に普遍なものなのだろう。岩井氏はその普遍なものを見抜いているように見える。であればこそ、2020年の感染症拡大下の汎世界の状況を予言したような言葉が岩井氏から出て来るのだと思う。

『貨幣は人間に「自由」を与えました。だが、貨幣を基礎とする資本主義社会は、本質的に不安定です。その不安定性を放置しておくと、資本主義社会自体を危機におとしいれてしまいます。その行き着く先は、ポピュリズムか全体主義です』―『第3章 貨幣は投機である』

本書で書き尽くせなかったとする「人間が倫理的な存在になることを可能にする言語について」の著作の出版を熱望する。

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2020年12月11日

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現代の経済学を二分して解説 画期的であり判りやすい 革命的過激さ
①不均衡経済動学・・・資本主義経済の本質 ケインズ・宇沢弘文など
②均衡経済学  ・・・主流派経済学シカゴ学派など
資本主義経済の本質は不均衡動学だが、周期的に経済危機を起こし、財政・金融の支援を必要とするので、そのままでは受け入れにくい
体制の経済学としては「平時の均衡」を前面に出して理論体系を組むのが方便だが、これは反正義の在り方。本家の米国以外では衰退しつつある。
宇沢弘文氏、岩井克人氏とも「正当経済学の不正義」に耐えられず趣旨替えを表明し、経済学会を追われてしまった。「破門」である。
cf「資本主義と戦った男 宇沢弘文と経済学の世界」佐々木実と読み合わせるべき

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2020年05月03日

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 『貨幣論』、『二十一世紀の資本主義論』と続けて読んで、今回、著者の最新の本書を読んだ。上記2冊はいずれも今から30年近く前に刊行されたが、これらで展開された「貨幣」の本質は、たとえその姿形を変えたとしても、その実態は変わらないとわかる。その一方で、これらの本には存在しなかったビットコイン等の仮想通貨や昨今話題であるMMT(現代貨幣理論)に対する見解を述べており、これまでの著書ではカバーされていなかった部分を本書で補足されている。
 本書全体を読んで、アリストテレスとカントの2人の哲学者の偉大さがよくわかる。著者曰く、アリストテレスは資本主義以前の世界で、貨幣の本質を見抜いたり、共同体のあり方の鋭い見方をしてるという。一方、カントは近年台頭したグローバル経済を克服するための対抗策として、その思想は今でも有効だと見なす。
 グローバル化によって、アダム・スミスを祖とする新古典派の影響力が強まったが、これらの学派は非効率、不合理な要素を排除し、効率性、合理性を徹底的に追求する。その結果、市場が不安定化する状態となり、資本主義社会がますます不安定となる。今後、資本主義社会がそう簡単に終わる気配がしないが、その中でも、人間が人間として生きていくには、他者のために生きていかなければならない、と著者は2人の哲学者の思想からそのように結論付ける。

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2023年05月09日

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「貨幣とは貨幣であるから貨幣である」という貨幣の自己循環論法。なんだそりゃ。小泉進次郎が言いそうなトートロジーでもあり、早口言葉のようでもある。しかし、これが真理なのだろう。ただ、若干の補足が必要だ。

お金を使うことは、お金自体に使い道は無いことを知りながら、流通させていることであり、最も純粋な投機とも言える。お金を信じていると言うことだ。貨幣商品説とか、貨幣法制説やMMT論はあるにせよ、本著では結句、貨幣とは、集団幻想として認知され、貨幣という交換価値に帰結する事で貨幣足り得るという主張を採用する。

貨幣の存在を探りながらも本著が面白いのは、アリストテレスのポリス(都市国家)からの掘り下げだ。アリストテレスは、人間は自然本性によってポリス的動物であるとし、共同体全体にとって何が善であるかを絶えず議論し共同体全体の運営に関心を持てるように政治を転換すべきという主張をしていた。アリストテレスにとってポリスとは他者と共によく生きると言う目的を最高に実現できる最高の共同体。

他方、欲求の二重の一致を迂回するために貨幣はが発生した。ポリスを維持するためには貨幣が不可欠である。逆説的だが、貨幣はポリスの持続性を切り崩してしまう力を持っている。貨幣交換が拡大していくと手段と目的が逆転し始めるようになるとアリストテレスは述べる「貨幣が交換の出発点であり、終極目的でもある」。

アリストテレスは自らがポリスの内部に発見した資本主義を〝無限”という悪を求める活動として断罪する。医者には他の人を健康にすると言う本来的目的があり、軍人には戦争に勝利すると言う本来的目的がある。しかし一度資本主義が生まれてしまうと、医者も軍人も貨幣それ自体を増やすと言う決して満たされることのない目的を求める。結果資本主義は、他者と共によく生きると言う目的を最高に実現できる、最高の共同体であるべきポリスから持続性を奪うことにより内部から解体してしまう力を持っている。

貨幣が自己目的化するのは、際限なき欲望の故。また、自らの自由を労働で販売する市民が、他人の自由を奪い自身の自由を守るために貨幣が重要なのだ。複雑化され貨幣に仮託される欲望の一部には、生存本能がある。お金があるから安心だという心理は、その反映だ。以前ぼんやりそんな事を考えていたが、久々にその思考回路をトレース。分かりやすい話だ。

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2023年02月23日

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経済学や貨幣について独学していくなかで、「これからの正義の話をしよう」「ビットコインスタンダード」を読んだ後にこの本を読んだ。
 
貨幣や経済を学ぶに連れ、学問は隔たりなく体系的に学ぶことの重要性と楽しさを覚えている。

また著者の思考をまずは読み取り、その上で対岸の思想を学ぶことも自分の思考を枠の中に留めないためにも柔軟体操として必要である。

前置きが長くなったが、アリストテレスのいうポリスを維持するための貨幣の必要性と、貨幣によるポリスの崩壊リスクというパラドックスについて共感したと同時に、そこに「欲望の貨幣論」の本質があることを理解した。

経済や貨幣を勉強する中で、自分自身これからの未来を生き抜くための手段を見つけたいという「未来の可能性に対する根拠」を欲求していたと感じたが、これは際限のない無限ループだと気づいた。

世の中に完全なものはなく、存在しているものが形を変え、時間軸とともに流転していくだけなのである。
なので我々は歴史から学び、その時にその瞬間に自分のエネルギーを注げる何かを考え続けることでしかないと私は思う。

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2022年08月15日

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「貨幣は、本来人間を匿名にするんです。これが貨幣のもっとも重要なところなんですね。匿名ということは、人間が、ほかの人に評価されない領域を自分でちゃんともっているということ。これが重要なんですよ。」

例えば、住まいを間借りしているとする。するとその家のルールに従わないとダメだし、突然出て行けと言われても抗うことができない。
でも、家賃を払っていれば借家の中は自分の私的空間になる。借家よりも持ち家の方がより私的空間になる。つながりの希求は貨幣化の次のステップであり、村などの地域共同体への後退ではない。

ジェイン・ジェイコブスは市場での商習慣の中で「契約」という概念が生まれ、それが法に組み入れられたと述べていた。このような商習慣の先行は、本書に書かれていた、カネの下の平等が法の下の平等を生み出したのと共通している。個人(法人)という人格単位による社会の形成は商習慣やカネによって作りだされたものである。

人権は法によってではなく経済によって維持されている事実を左翼はどう受け止めるんだろうか。

自由を獲得するための手段としてのカネだったはずなのに、いつからかカネ自体が目的化してしまったことは、人間は自由に耐えられないし求めてもいないということでもある。自由は最終目的にはならない。自由があったところで目的や役割がないと幸福を感じられないというのは、福田恒存の言う「劇的な人間」そのもので滑稽である。

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2020年11月29日

Posted by ブクログ

1)「貨幣とは何か」という問いに対する考察。金銀など「貨幣は価値が高いものだから貨幣である」とする「貨幣商品説」は、かならず[カネの価値]>[カネのモノとしての価値]となるところから棄却される。究極のところ「貨幣は他の人が貨幣として受け取ってくれるから貨幣である」ということになる。
2)ビットコインは投機商品となって[貨幣としての価値]よりも[投機対象の商品としての価値]のほうが上回ってしまったので、貨幣に対する基本定理に沿わなくなってしまった。カネの価値がモノの価値より低くなってしまっては誰も手放さない、交換しない、つまり流通しないから、カネとしては機能しない。
3)しかしさらに突き詰めて言えば、カネが価値を失わないことを信じて使いつづけるということがすなわち「投機」に他ならない。投機はバブルと恐慌を生む。そのコントロールのために中央銀行がいる。貨幣は「自由」を与えてくれるが、貨幣を基礎とする資本主義社会は本質的に不安定だ。自由を守るためには、自由放任主義思想とは決別しなくてはならない。
4)貨幣は人々を共同体的なきずなから解き放ち、「個人」を「市民」にし、人々に自由を与えた。しかしグローバル資本主義=自由放任主義的な資本主義が、不安定・不平等を顕在化させつつある。この逆説に立ち向かうには、アリストテレスが言う「他者との関係における善」にもう一度立ち返って考えてみる必要がある。それにはカントの道徳律が手がかりになる。

1)2)のところは、考え方の整理としても気持ちいい。3)のところもこの人の経済観がよく表れていると思う。4)はかなり駆け足。こういう展開もあるぞというか、もっと根っこのところの考え方なのかもしれない。

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2020年08月16日

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ビットコインは新しい発想ではない、というところから興味を持って読んだ本書。面白かった。
お金の価値は、お金を発行している国家の信頼があるから、と思ってたけどそうではなくて社会全体の信頼による、というのは驚き。

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2020年08月10日

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貨幣とは、を歴史から考察する
お金とは、空虚なものですね。なのに人間の命を奪い、救う。神なのか、ただの紙なのか

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2020年06月11日

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NHKの「欲望の資本主義」に出ていた岩井克人の『欲望の貨幣論』である。「貨幣とは貨幣であるから貨幣である」と見極めて、貨幣の定義は自己循環論法に求められるとの結論に到達する。ビットコインとは何ぞやとか、今流行りのMMTなどにも言及しており、難しい主題ながら、分かりやすい説明がなされていて、分かった様な気にさせてくれる。

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2020年05月22日

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分かりやすく、貨幣の価値の循環論法について書かれていた
個人的に2章以降の内容があんまりためになら無かった

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2023年06月03日

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ビットコインは法定通貨になりえない。
なぜならビットコインがまさに「分散化」された仮想通貨だから。

資本主義社会の本質的な不安定性により、バブルやインフレの時に社会全体の安定性のために行動してくれる、公共的な機関がないから。

アリストテレスは、共同体のみならず、すべての事物はなんらかの「善」を目的にした存在だと考えた。

「善」という目的が実現されると、もはやそれ以上何も望む必要はなくなるから「善」のそれ自体で「自足」している状態であるといえる。

よって「無限」を目的にすることは、決して「自足」の状態に達することができないことを意味する。
すなわち究極の「悪」

「新古典派」=基本的に不純物がないほどに、純粋に市場原理が機能するほどに、効率性と安定性が実現され理想状態に近づくとする考え方。

「不均衡動学派」=効率性と安定性は二律背反である。
市場にあって純粋な競争が行われるほどに、恐慌またはハイパーインフレなどの可能性が増してしまう。
政府や中央銀行の存在があることで、曲がりなりにも安定性が生まれる

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2022年11月24日

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