NHK「欲望の資本主義」制作班の作品一覧 「NHK「欲望の資本主義」制作班」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします! 作者をフォローする フォローするとこの作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
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作品一覧 2022/08/19更新 岩井克人「欲望の貨幣論」を語る 試し読み フォロー 脱成長と欲望の資本主義 試し読み フォロー 欲望の資本主義3―偽りの個人主義を越えて 値引きあり 試し読み フォロー 欲望の資本主義2―闇の力が目覚める時 値引きあり 試し読み フォロー 欲望の資本主義5―格差拡大 社会の深部に亀裂が走る時 値引きあり 試し読み フォロー 欲望の資本主義4 スティグリッツ×ファーガソン 不確実性への挑戦―コロナ危機の本質 値引きあり 試し読み フォロー 欲望の資本主義―ルールが変わる時 試し読み フォロー 1~7件目 / 7件<<<1・・・・・・・・・>>> NHK「欲望の資本主義」制作班の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 欲望の資本主義2―闇の力が目覚める時 丸山俊一 / NHK「欲望の資本主義」制作班 マルクスガブリエル氏の主張が心に残った ・資本主義はショウ(show)である ・資本主義には代替性がない。そのため内部に外部を作り出そうとする ・環境運動など非営利活動をきっかけに自然が商品化される 二酸化炭素や綺麗な空気の値段など Posted by ブクログ 岩井克人「欲望の貨幣論」を語る 丸山俊一 / NHK「欲望の資本主義」制作班 岩井氏の本は毎回感銘を受けているので本書も早速手に取りました。岩井氏と言えば、貨幣論、資本主義論を、アリストテレスやゲーテ、シェークスピア、カントなど、古今東西とは言わないまでも(西&古に偏っていますが)、経済学以外の巨人の視点を通じて分析するというのがユニークな特徴だと思っています。つまり経済学と...続きを読むいう領域にこだわらないところに面白さがあるわけです。 本書では、どちらかといえば貨幣論を中心に同様のアプローチがとられていました。その意味では、岩井氏の本をこれまで何冊も読んだ人からすると、そこまで新しいことは書かれていないものの、とにかく主張がわかりやすく解説されているというのが本書の価値でしょう。前著(貨幣論、ヴェニスの商人の資本論、経済学の宇宙、など)を読まれた人にとっては復習に、はじめて触れる人は著者の主張が明瞭に伝わってくる本だと思います。 私が今回改めて納得した主張は、資本主義における効率性と安定性の二律背反の話です。「経済学の宇宙」にもその主張は記述されていましたが、本書を読んで理解が深まりましたし、深まったと同時に、実は極めて挑発的な主張でもあるということに気づきました。効率性と安定性の二律背反とは、言い換えるならば自由放任主義(効率追求)が経済の不安定化や行き詰まりを生み出すということなのですが、ふとミヒャエル・エンデの「自由の牢獄」という物語を思い出しました。ネタバレになるのでストーリーは述べませんが、「制約条件のない自由は不自由である(身動きが取れなくなる)」というような話です。またミクロ経済学でも、何かしらの制約条件(例:予算制約)のもとで、ある経済変数(例:効用)を最大化する、という問題については最適解が計算できるわけですが、制約条件がなければ問題は解けません。大澤真幸も、ある本でエンデの同物語に触れ、自由には制約条件がつくべきであると主張し、たしか「将来世代に対する義務」を制約条件として現世代は自由を謳歌すべし、というようなことを提唱していたかと思います。本書改めていろいろと深く考えさせてもらえる本でした。 Posted by ブクログ 脱成長と欲望の資本主義 丸山俊一 / NHK「欲望の資本主義」制作班 トーマス・セドラチェクと斎藤幸平の対談がエキサイティングだった。二人のイデオロギーの定義が微妙に噛み合わず互いに何度か確認し合う。チェコ出身のセドラチェクは、コミュニズムに生理的嫌悪感がありそうだ。 この討論で気になったのは、共産主義、社会主義、資本主義が税率で規定されるかの論。9割税率は共産主義...続きを読む、社会主義は5割未満だと。一義的に言い当てているかは微妙だが、分かりやすい整理。共産主義イコールソ連の失敗例と捉えるのは誤りと斎藤幸平は言うが、税率が高いという事は、それだけ中央の権力が強いという事。集権的な体制が膠着され易く、ファシズムを生みやすいだろう。勿論、低い税率で一党独裁を成し得る国もあるから、その逆は言えないが、高税率は税金の使い道の決定権が強大化するのだから、強権的になるはずだ。 対して、資本主義は基本的にコモンを解体し、富を独占することで人為的に不足を生む。これが金儲けを可能にする。私有の富の増加は共有の富の減少を伴う。これがローダーデールのパラドックス。すなわち、資本主義は、権力を国家ではなく、資本家に言い換えているだけだと。GAFAMのようなプラットフォーマーを見ると、その言い分もわかる。 人間が絶えず富を求め欲望が生まれる一因は社会システムにあると、ブランコ・ミラノヴィッチ。脱商品化、過剰な広告の禁止、行き過ぎた所得制限の禁止など、ガチガチの共産主義者ではない、マイルドな提案を斎藤幸平。セドラチェクの発言。欲望を仮想空間にエクスポートする。学びや物質も。持続的成長、平等化の鍵になるだろうと。そうなれば面白いと思う。 もっと、競争は緩やかに、弱者に優しい社会は作れるはずだ。しかし、それには、国と国の利害対立を調整する装置機構が必要。オンラインに理想国家を実現しても、最後は、肉体に限界あり。難しい…。 Posted by ブクログ 岩井克人「欲望の貨幣論」を語る 丸山俊一 / NHK「欲望の資本主義」制作班 こんな本が出版されていることを知りませんでした(涙)。 貨幣論の岩井克人さんの最新の情報、 最高でした。 アリストテレスが貨幣の重要性、資本主義のはしりに言及していてということ。 さすが、岩井先生でした(感謝)。 Posted by ブクログ 欲望の資本主義3―偽りの個人主義を越えて 丸山俊一 / NHK「欲望の資本主義」制作班 GAFAと現代市場経済の是非という、2よりも分かりやすいお題だったので自分みたいなもんにも読み進めやすかった… 共通して、GAFAの企業倫理と市場独占方針には大批判的 健全な競争原理を回復すべく、政治・経済からルールの改善・徹底を強化するべきという感じ。 ホスキンソン氏とティロール氏が、仮想通貨...続きを読むが公益に寄与するか否かについて真逆の意見だったり 世界最高の頭脳の最高の倫理感を持ってしても、方向性って定まらんのやなあ…と切ない気持ちになったり。 良い特集なだけに、文末の丸山氏のナルシスティック(故に不必要に冗長で難解)な文章はもうちょっと控えめになると良いな… 引き続き、資本主義に参加しながらも、それに全BETするような生き方をしないようスタンスを考え続けたい、等思う。 Posted by ブクログ NHK「欲望の資本主義」制作班のレビューをもっと見る