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最終決戦間近
ガイアがテュポーンを作り上げ、ユキトたちも仲間や信者を集結させ、最終決戦間近。
勝ち目の薄そうな戦いをどう切り抜けるかワクワクする。
葛藤
主人公の抱えるジレンマ、長らく家族に利用されて生きてきたが故に、他者に対してもそういった接し方しか知らない。それが外道であるとわかっていても。違いは周りの人間がユキトに感謝しているという点でしょうか。信頼がある。大きな違いだと思います。
Posted by ブクログ
前巻にてユキトが「宗教の最小単位」と語った「家族」、今巻の前半部ではその結びつきの強さをこれでもかと感じさせたね
家族を普通に愛していたシアン、けれど価値観が狂っているあの世界においてその家族愛は異端。だからこそ彼女の価値観を肯定して新たな家族を作ろうとしたガイアを芯から信仰してしまったのだろうと判るよ
シアンの信仰心は少し前まで家族として愛していたチビ達を裏切り者と蔑むほど
そういった意味ではユキトが本当に注意すべきだったのは結び付きの強い家族ではなく、そのような集団を率いるガイアその人だったのだろうね
そうして彼女が産み出した外獣がこれまでに登場したあらゆる異形よりも異形過ぎて驚かされる。下手すればロキよりも危険なアルコーンなんじゃないか?
ガイアに敗北して囚われたユキトの姿に一瞬笑ってしまったけど、その後の仕打ちに絶句…
ユキトを何としても殺そうとするガイアの執念も驚きだけど、自身を干からびさせてもユキトを延命させるミタマは何なの……?これは最早愛ではなく確かに呪いだ…。ミタマも謎なら彼女の守護を受けるユキトの存在も謎になってきたよ…
そんなユキトにガイアが語る過去、確かにあれはユキトと被る部分があるかもしれない。家族という存在に信仰のためという理由で利用されたガイア。彼女が抱えただろう絶望はかつてユキトが抱えた絶望と似ている
だからこそガイアはユキトが目を背けてきた後ろ暗い部分をズバッと指摘できるわけだ
そうして暗がりに落ちかけたユキトをぶっ飛ばして引っ張り上げるが如く歌い上げるアル達は良いね。前巻から始まった唐突なアイドル編、それがこのように活きてくるのか
状況は変わらず絶体絶命、それでも勝利に向けて反撃を始めたユキト達がこの強大な相手に何をするか楽しみで仕方ないよ