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Posted by ブクログ
オケメンバー視点の裏話は面白い。たた、幼少期や学生時代の話はプロの厳しさを見せつけられたて、むちゃくちゃ大変そう。ネットで調べたところ、すでにN響を退団されているとのことで、時は流れているのだなと思った次第。
Posted by ブクログ
NHK交響楽団第一ヴァイオリン奏者・齋藤真知亜さんによる著書。
おもしろかった~
なかなか知ることのできないオーケストラに関する話
(お金事情、ソリスト、フォアシュピーラー、指揮者、コンマス、バイト!?)などなど、ぶっちゃけくれてます。
でも、私が面白いな~と思ったのは
齋藤さんのヴァイオリン人生
人生を変えた演奏会、師匠、音楽、チャンス、受験
特にA先生の話が最高におもしろかった~
あ~やっぱり基礎って大切
どうしても先に進みたい気持ちってあって
ビブラートとか自己流でやってみたりして
へんな癖がついたり…
ボーイングを大切にしていなかったり…
…ってこれは私のコトか…
これを読めば
オーケストラの演奏会楽しめること間違いなし。
そう!やっぱり会場で生でオーケストラを聴くのって全然違うんだよね~
音が体に響くあの瞬間やら静寂の中にある統一感
楽器同士の共鳴…
あ~オーケストラの演奏会
生でじゃんじゃん行けるようになるといいな~
Posted by ブクログ
面白い!オケの内側の様子がよくわかる。特に、指揮者、コンマス、フォアシュピーラーとオケ全体の意思疎通の仕方については全く知らず、興味深かった。
Posted by ブクログ
オーケストラ内部の人間関係とか、指揮者との関係、コンサートマスターの役割などがよくわかりました。
半分は齋藤真知亜さん自身の自伝になっていますが、真知亜さんを通して東京藝大やN響の裏話も聞けておもしろかったです。
オケマンにとって必要なことは、指揮者の「この曲はこう表現したい」という要望に完璧に応えること。
ソリストも同じらしい。ということは、指揮者とソリストの相性は演奏の質に大きく影響するのでしょうね。
とはいえ、コンマスが指揮者の要望に従いたくない時もあるらしく、オケのメンバに対して演奏中に"音"で指示を出すらしいです。
これを察して演奏方法を変えるオケマンたちも凄いが、演奏後の指揮者との関係が心配になります。
齋藤真知亜さんは、左利きだったので子供の時にピアノからヴァイオリンに楽器を変更した(させられた)とのことです。
左利き用のピアノってないですもんね。
気になったので、左利きのピアニストを調べてみました。(大御所がいるではないですか!)
グレン・グールド
ダニエル・バレンボイム
セルゲイ・ラフマニノフ
坂本龍一
左利きのヴァイオリニストも調べてみると、千住真理子さんがそうみたいです。
おそらく一流の音楽家は右手も左手も自由自在に使えるんでしょうね。
齋藤真知亜さんが弾きたい曲なのかも知れませんが、オケマン(ヴァイオリン奏者)が弾きたい曲というのがあるのだそうです。
ソリストには弾けないことに優越感があるのに加えて、弾いていてとても気持ちがいいらしいです。
それは、
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の出だし部分(これはわかる!)
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の中間部(第2楽章の最後?)
チャイコフスキーの交響曲第5番(特に第4楽章かな?)
ブラームスは短いフレーズが何回も繰り返される「しつこさ」がくせになるようです。
そして、弾きたい曲の筆頭は、なんといってもベートーヴェンで、何回弾いても興奮し「素晴らしい」と感じるのだとか。
N響とフィーリングが合っていて、演奏していて気分が良いのはシベリウスだそうです。
オーケストラに女性が加わったのはかなり最近のようです。
ベルリン・フィルは1983年からで、現在は20名の女性団員が在籍しています。
ウィーン・フィルは1997年からで、現在は148名のうちの1割が女性団員だそうです。
ウィーン・フィルに女性が増えたのは、国籍・学歴・経歴・性別を不問にした目隠し採用を始めてからというのは本当でしょうか。