【感想・ネタバレ】いつのまにか、ギターとのレビュー

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Posted by ブクログ

20年前、初めて村治さんの演奏をTVで聴いて、ギターの音の美しさと演奏技術の素晴らしさに衝撃を受けた。そんな彼女の初エッセー、迷うことなく即買いした。所々、差し込まれている写真が美しく、村治ファンにはうれしい一冊だ。読後感も清々しい。

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2022年01月03日

Posted by ブクログ

ギタリスト村治佳織さんのエッセイ。平易な話し言葉で書かれていて、遠い人であった村治さんが、なんとなく近しい人のような気分になった。大きな病気や離婚という人生において大変な時期を、やんわりと乗り越えられたという印象。とても自然体な言葉がすぅっと頭の中に入ってくる。まるで、友だちとカフェで話しているかのよう。物腰は柔らかくとも、さすが四半世紀をギタリストとして活躍されてきただけあって、時々垣間見える芯の強さも印象的。これからの村治さんが、どんな音を奏でるのか、楽しみである。

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2020年01月11日

Posted by ブクログ

15歳でデビューしたギタリストが25年を経て四十路に至って綴る内面の記。語り口がややくどいかな(きちんと説明したいという誠意の現れであるが)と思うところはあるけれども、ギタリストにとって致命的ともいえる腕の神経麻痺などの大病にも悲観しない気の持ち様、周りの支えを素直に受け入れる人間関係の巧みさにとりわけ心が惹かれた。優等生すぎるだろ、という茶々が入ってもおかしくはないくらいだが、軽々しく他人には言えない葛藤も当然あっただろうし、還暦になった頃にもっと生々しい話が聞けるのではないでしょうか。

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2021年11月18日

Posted by ブクログ

クラシックのギタリストである著者の初エッセイ集。

現役のトップクラスのアーティストで、タイトルにもギターの文字が入っていることから、音楽の話題が中心かと思ったらそうでもなく、むしろ音楽よりも自分の心情や、人との関わり等、音楽外の話題が多かった。

実は私は、著者の演奏はコンサートはもちろん、CDですら聞いたことがなく、著者については美人クラシックギタリスト、程度の知識しか持っていなかった。しかし、本書を読むと、順風満帆でアーティスト人生を歩んできたわけではなく、ギターが弾けなくなるような体の故障も数度経験し、一時は活動休止まで追い込まれ、そこから這い上がって現在の活動再開に至ったという話を読んで、がぜん彼女がどんな音楽を奏でているのかに興味がわいてきた。
まずはCDを聴いてみて、さらに興味がわけばコンサートへも行ってみようかな、という気になっている。

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2020年02月17日

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