感情タグBEST3
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前に映画を見たことがあったので、その記憶を辿りながら読み進めた。その日渋谷に来た一人をあのちゃんが演じてたことを最近知って、そのシーンも印象的だった。戦争は終戦を宣言したら終わるわけでなく、関係したすべての人に思い傷を、一人が負うにはあまりある傷を負わせる。自分はそのことを本当の意味で理解することはできないのかもしれないが、それでも理解する努力はしなければいけない。そんなことを考えました。
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ある日テレビ局に「恵比寿にあるカフェに爆弾を仕掛けた」と爆破予告がくる。
その取材に下っ端の2人が恵比寿に出向くと、1人のおばさんがいて、下っ端のうち1人が椅子に座らさせられる。
なんとその椅子には、重量に反応して爆発する爆弾が仕掛けられてるとか。
爆弾はそれだけで終わらず、犯人から「次は渋谷のハチ公前」と予告される。
たくさんの警察や爆弾処理班を配置させるが、爆発ギリギリまで爆発の居場所に気付けず、またたくさんの野次馬がいたせいで、たくさんの死傷者を出してしまう。
そんな渋谷のハチ公前で、怪しい動きをしている男がいた。
その男が犯人じゃないかと疑った1人の女により通報され、追い詰められるが、その男は犯人ではなく、他に思い当たる人間がいるという。
その人間とは、20年前に自分と母親を捨てて行方不明になった実の父親だという。
その父親を追い詰めたが、何故かその場に居合わせた恵比寿でのおばさんと話をしたがっていて、場所を変え話をすることを条件に爆弾のパスワードを教える取引をした。
場所を変えるための車の中でパスワードを教えられるが、その直後にその父親の車が川に落下し、直後に爆発が起きた。
その父親の遺体は翌日の捜査で見つかったが、おばさんの遺体は見つからなかった。
一件落着に見えたが、テレビ局の下っ端のところに、おばさんから手紙が届く。
なんとあの事件の犯人はおばさんだった。
そのおばさんは、夫から爆弾の知識を詰め込まれ、自殺した夫や戦死した仲間のために復讐をするためこのようなことをしたと。
様々な人が登場し、色んな場面が交差し、ドキドキ感もあって、読んでて楽しかったです。
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すごい本やった。
東京に爆弾が仕掛けられ、首相に対話を申し込むが、首相は「テロリストに屈しない」と拒否。
爆弾が。。。
という展開。
色んな人が集まる東京。
そこでの爆弾というワード。
錯綜する人物像の中で、犯人は。。。
一気に読めたシリーズに入るな。
すごかった。
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読み進めてくごとに
まさか!?え?そうなの?
という展開の目白押しで
クライマックスで
もしかしたらそうじゃないかな
と思ってたんだよなぁ
という感じでした。
とても面白かったです。
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最初は東京に爆弾を仕掛けた犯人は誰か…怪しい人が次々出てくるという定番のストーリーだと思って読んでいました。テンポも良く飽きることなく読んでいました。ただ…この本はそれだけじゃなくて…。とてもおもしろかったです。
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映画を観てから読んだ。
ボヤっとしてた部分や、??だったところが
ストンと腑に落ちて(あたりまえか)スッキリ。
そして今の時代にあまりにもピッタリすぎて。。。
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内容はテロだったり戦争のことで、残酷な面もあったが、現代身近な場面も多いので読みやすかった。映画も観ると平和ボケしている日本を実感させられる。
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映画を見てから読もうと思ってたけど、いつ映画を見に行けるか怪しくなってきたし、待ちきれなくて小説購入。
スピード感が最高。文章のリズムがうまい。
面白い本に出会うとスマホを触る時間が減ってよい。
小説で読んでしまったけど、映画でも見たいという欲がむくむく。
日々の慌ただしさにかまけて、他人事に思ってることの多さよ。
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話題の映画化原作、初めての秦建日子。
クリスマス直前の東京を舞台に、犯行予告して凶行に及ぶ爆弾魔と、それを追う警察、そして巻き込まれた人々を複雑に絡めて、その顛末を描いていきます。
あまりのスピード感と圧倒的描写に一気読み!そして最終章~エピローグの意外過ぎる展開!!
すっかりヤラれました・・面白過ぎでした!
映画も気になります・・・(^_^;)
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2020年に映画化された秦建日子さんのクライムサスペンス!スピード感があってサクッと読みきれました!後半はスピード感が軽くてもう少し重厚な展開が良かったなぁと思いましたが最後にどんでん返しがあって唸りました!
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ジェットコースターのように息もつかせぬ一気読みさせる小説。
結末がおざなりの感はあるものの、人物関係の深読みなど考えさせられ、楽しく読ませてもらった。
しばらくこの作家を追いかけてみたいと思う。
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爆弾テロを題材にしたサスペンスです。一発目は犯人からの脅し。2発目ホンモノだぞ、と犯人から予告があり、総理大臣と話をさせろ、みたいな要求がある。総理は「日本国はテロに屈しない。テロリストとは交渉しない」と断じ、実際に渋谷でテロが起こり多くの死傷者を出す。このあたりの描写は、テロの予告があっているのにのこのこと出かけていく若者や、何も知らずにたまたま通りかかる会社員、嫌だなーと思っているのに友達に連れて行かれる女の子など、普通の人たちがテロに巻き込まれるバックグラウンドが書いてあってドキドキする。面白くはない。人間はなんて愚かなんだ・・・と思う。
しかしちょっと、主人公(と言っていいのか?)の須永の家庭環境の設定がしっくりこなかったな。母親との関係が。お父さんの人物像はなかなか面白かったけど。
国としてテロに対処する、とか、平和を守るということの意義を問題提起した小説・・・なのかもしれないけど、そこまで考えさせられるというよりはただのエンタテイメント・サスペンスでした。
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現代社会に一石を投じるサスペンス。
明日起こるかもしれないようなリアリティーで、自分自身の普段の意識について考えさせられる。
ラストには衝撃もあり、一筋の希望もあり、読後感も悪くなかった。
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映画化され、昨年12月4日から公開された作品の原作。
なるほど。本当は、映画を見に行こうと思っていたのですが、このコロナ禍。映画館に行くのは断念して、本で読むことに。
映画と原作では、中身が全く異なることが少なくありません。映画を見ていないので、映像化されたものがどういうものであったかはわかりません。なので、原作を読んてみての話ですが、なかなか切ない話。クライムサスペンスではありますが、これは時に政府に対する、一種の皮肉でもあるんじゃないかと思いました。
日本で、この作品のように、クリスマスシーズンの恵比寿や渋谷で爆発物が爆破したら、かなりの被害が出ますね。いやぁ、怖い。
タイトルが『サイレント・トーキョー』となっていますが、もともとは『And so this is Xmas』というものでした。クリスマスが舞台なので、もともとのタイトルの方がよかったような気もします。
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何でもない日常とすぐ隣り合わせにいる闇、悪夢ののコントラストは見事。人間の死の状況を明確に書くことで、よりその現実が突きつけられる。日常って何?って少し考えてしまった。
リアルさ
映画が公開されるとのことでその前に読んでおこうと。最後の解説にあるようにとても読みやすく、すぐに話に入り込めます。面白いフィクションだけどいつ自分の身に起こっても不思議でないリアルさに恐くなりました。映画も観たいと思います。
Posted by ブクログ
映画を見ずに初見で読みました。
テロリストと刑事のよくあるような内容と思いきや、やっぱりよくある内容でした。
最後もすんなり終わった感じ。
アイコが犯人と繋がってることやショーンなど無理やり人間関係を繋げて、ややこしくしてる風だけど、やっぱりよくある内容だった。
でも読みやすいので星三つ
Posted by ブクログ
スピード感がありすぐ読めた。
特に始めの3ページで引き込まれていく。
内容は登場人物が多い分、
薄くなっているかなぁ。
特に仁さん。
よくわからんまま終わった。
Posted by ブクログ
〇クリスマスに起こるむごたらしい爆発の犯人像が浮かばない
クリスマスプレゼントを買いに行ったおばあさんがベンチに座ると、男がやってきて
「立ち上がると爆発しますよ」と言い残していったところからこの物語は始まる。
座る人間が変わったのち、ほどなく通報され機動隊がやってきて、そして、液体窒素をかけた瞬間、爆発した。
犯人は声明文で、首相と対話させなければ、次は本物を爆発させる、と宣言する――
渋谷のハチ公前で爆発すると予告されたが、機動隊はその処理はおろか、見つける事すらかなわない。気づいた時にはもう遅く、多くの、無関係な一般市民が巻き込まれてしまう大惨事が描かれる。
その中で異質なことはいくつもあり、
予告VTRに出演した男性と共に行動していた女性は行方不明、行方を追った先ではさらに爆発、謎のノートが残されている。
現場付近をうろうろしていた須永の不審な行動。
そもそも、犯人の目的が警察も読者もつかめないまま進んでいく事件。
再び東京のどこかわからないところでの爆破予告がされ、いったいこの事件は解決されるのだろうか。
**
事件の真実に近づくために、無鉄砲ではあるものの、刑事の世田と友人の印南が爆破で失明してしまった高梨の行動力が欠かせない。
2人が交わったとき、事件は回転し別角度から解決に向かっていく。
謎が始終多い。
一番は須永の行動の不審さが際立つ。犯人だと思ってくれと言わんばかりに。
犯人が犯人として気持ちを語っている場面がまったく誰の口からも語られない(警察ですら犯人像をつかみきれない)ので、誰が犯人と推測するのも難しいのだが、タイムラインも少し入り組んでいることを念頭に、戻ったりしながら登場人物の関係を整理して読むのをお勧めする。
ただし、真実は最後までわからない。
息を飲みながら読み続けてほしい。
**
コロナ禍になってから東京には行っていないが、書いてある通りの爆発が街で起こったら、起こる前に身を守る行動を取ることができるだろうか。
秦建日子氏は、雪平刑事シリーズ・アンフェアの原作者でもある。
人間の暗部を、そして爆破のむごたらしい様子を、いずれもありありと表現されていることにも注目して読みたい。
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クリスマス目前の12月22日に恵比寿で起きた爆弾テロ。
犯人の要求は首相と生放送での対談。
次の爆弾は渋谷駅のハチ公前と予告されたが、首相はテロには屈しないと要求を拒否。
予告の日、渋谷駅のハチ公前は野次馬で溢れ、最悪の事態が起こる。
平和な日本で起きた爆弾テロ。
取材に行くテレビ局のスタッフ。
偶然居合わせた人たち。
テロの実行役にされてしまう人たち。
面白半分で見に行く野次馬たち。
さまざな立場の人が登場し、誰が主役とも言えないストーリーの進み方が逆にリアル。
まさかと思うことが起こり、急に迫ってくる恐怖感。
ラストは予想外で、ぞわっとしました。
Posted by ブクログ
平和ボケを吹き飛ばす作品
非常に読みやすく、疾走感がありました
映画で【気になってたが観ていなかった】ので読みました
自分が勝手に思ってた作品とは違いました
Posted by ブクログ
渋谷に仕掛けられた爆弾
犯人からのメッセージを発信させられる
気の毒な若者とオバサン。
事情のありそうな警察官。
秦作品は伏線と時系列が入り混じるのが
魅力であり難所。
今作もとても面白く回収させてもらいました、
が、一箇所回収しきれなかった。
かなり気になります。
映画も見ようと思います
Posted by ブクログ
ひょっとして?とは思いましたが、そうだったんだ!という結末でした。
現在と過去が入り混じっているうえ、意味のわからないところもありましたが、なかなか面白かったです。
Posted by ブクログ
人の気持ちを考えながら行動しなさいと、誰もが親や周りの人達から言われて育ってきたと思う。
人の気持ちなんか考えてられない様な状況が迫りくるのがこの小説。でも、深いところで人の気持ちを上手く汲んで行かないと悲惨な結果を招くことになる。。
全てにおいて一番真実に近づいたのは、公太なのかもしれない。
Posted by ブクログ
スラスラと読めました。初めての作家さんでした。
物語としては大掛かりな爆弾テロという割には
あっさり終わった感じがしました。特に犯人の
動機は納得出来ませんでしたね。こんな事で
普通の主婦が他人を巻き添えにするのかって
感じです。話の途中で色んな人が出てきて
グランドホテル形式の話しと思いましたが余りにも
短すぎてそこまで劇的な感まで至りませんでした。
犯人(?)に行き着くまでの捜査などを細かくして
もうちょっと長くても良かったかも?
何かちょっと惜しい感じがしました。
Posted by ブクログ
スラスラっと読めました。展開もハラハラするもので良かったです。
意外にあっさりしてたかなぁ〜
犯人の動機もちょっと、う〜んて感じで、それでテロ起こす!?みたいな所はありますが、娯楽作品として楽しめました。
Posted by ブクログ
映画から見たため比較してしまうけれど。
映画で不完全燃焼の部分があったため、読んだ。
やっぱり描写は丁寧だったけれど、そこまで読むことは必須では無かったかも。
映画で?と思ってシーンも特に大きな何かはなかった
最後のシーンが、好き。
事件だけ起こして、勝手に死んでいく、みたいな展開は好きではなかったから。
裁かれるべきとも思うけれど、それは物語だから、議論すべき点ではないね。
映画では、戦争の悲惨さが際立ったんだけれど、小説だと現代社会への少しの希望も見えてよかった。
上で必須ではないと書いたけれど、映画がとても面白いと感じた人は読むと楽しめるかも。
私は映画もこの本も普通に楽しめた。
Posted by ブクログ
映画見て、モヤモヤしたから一気に通読。
納得。
スッキリしました。
1番作者が言いたかったことが、映画ではうまく表現されていないんじゃないかなぁ。