感情タグBEST3
Posted by ブクログ
とてもよい。こういう本当に子どもに良いことを模索する人、しかも力を持ってる人が、どれくらいいるんだろう。この校長先生が好きになった。
Posted by ブクログ
仮に中学生の時に出会えてたら転校してたかも
教員目線というよりは生徒目線で読みました。
学校に居づらさを感じていた自分にとって、救いになるような本でした。
Posted by ブクログ
印象に残った文章
朝礼できちんとさせることが、学校生活で1番大切なことではありません。学校生活で1番大事なことはただひとつ。子供たちが幸せな3年間を送ること。それだけです。
Posted by ブクログ
面白かった。いい本に出会えた。
タイトルから方法と成果の方に目を向けがちで読み出したが、そこには西郷さんの大切にしたいものがありそれを実現したのに過ぎない。
自分としては、自分で考えること、楽しく過ごすことの大事さ、そしてそれを進めてあげるのは愛情だと感じた。
一時期、方法や戦略に思考がシフトしていたが、感情を大事にするということに、気づいた。
親としての価値観も大事
この人の話を聞いてみたい。
良かった(´∇`)
自分も西郷先生のように付き合ってくださった先生方が少なからずいたな~と振り返ることができました。社会人としても、組織の中においてとても参考になる言葉や考え方がたくさんありました。
出逢えて幸せでした。
ありがとうございました。
<(_ _)>
Posted by ブクログ
読んで良かった。本当に読んで良かった。
内容に引き込まれて一気に最後まで読みました。二時間くらいで読めました。
子育て、学校、の話ですが老若男女問わず全日本人が読むと良いのにと思いました。
Posted by ブクログ
私が教員として柱としている「解放教育(同和教育)」の理念がしっかりと背景にあるということを、まずこの本から感じ取ることができたのが大きかったのかなと。
Posted by ブクログ
子どもたちが、幸せな3年間を送ることだけに徹っした校長先生。こうでなければいけないという固定観念や子どもたちに説明出来ない校則に1番縛られていたのは、他でもない大人たち。こんな学校が少しでも増えて、生き辛さを感じている子どもたちが1人でも救われてほしい。非認知的能力を高める方法は、家庭でも是非実践していきたい。
Posted by ブクログ
『校則なくした中学校 たったひとつの校長ルール』
定期テストも制服も、いじめも不登校もない!
笑顔あふれる学び舎はこうしてつくられた
2020年現在、日本で最も有名な校長先生-世田谷区立桜丘中学校 西郷孝彦先生-の著書。
第1章 あれもこれも「ない」中学校
第2章 「ない」中学校にこうしてなった
第3章 子育ては15歳まで-親と子の関係
第4章 学校レポート-これからの子どもたちの育て方
「どんな子でも3年間楽しく過ごせる学校」を実現するために、西郷先生はこれまで学校で「当たり前」と思われていたことを悉くなくしていった。
制服、定期テスト、登校時間、チャイム、宿題など。
他にも、教室の机が整然と並んでいなくても問題なし、校長室を常時開放(スマホの充電もできる)、茶髪可・靴下の色も自由にするなど校則を撤廃、授業中に寝ていても起こさない、子どもが喧嘩しても叱らない、などもある。
西郷先生のこのような方針は、「インクルーシブ教育」と呼ばれ、すべての子どもが共に学べる学校をつくっていくことをさす。「学びのユニバーサルデザイン」とも言われる。
中でも一番響いたのは、生徒がうるさくしているときに教員が怒鳴るのをやめさせたこと。
「子どもは管理するものであり、教員が指示を出すもの」という固定観念(p.44)、確かに自分の中にもあるかも。
でも、怒鳴りつけない代わりに、「生徒が思わず聞き入るようなとっておきの面白い話を準備」するのって、怒鳴って静かにさせるよりもずっと難しいと思う。
自分が中学生だったときと比べて、時代の様相は明らかに変わった。
先生の指示を守る「典型的な中学生」がいわゆる“良い子”と言われていた時代はとうの昔に終わって、これからの社会では「自分でものを考える力」をつけなければならない。
この本に西郷先生が書いていることは決して絵空事や夢物語ではなくて、日本一成功したと言われている中学校の実際なのだから、自分も学校のあり方や教師としてのあるべき姿を今一度見つめ直さなければならないのだろうなと思った。
桜丘中学校の3つの心得(p.59)
1.礼儀を大切にする 2.出会いを大切にする 3.自分を大切にする
他にも、教員にとって励みになる金言多数。
「教員は、素で勝負すればいい」(p.45)
「教員にも、自分の生活や趣味を第一にしてほしい」(p.64)
「どんな子にも、毎日いろいろなことが起きています。授業どころではない日もあるでしょう。それなのに教員が判で押したように「授業に出ろ」「集中しろ」でいいのか」(p.104)
「すべての子どもたちが持っている、よく生きようというプログラムが発動しやすい環境をつくってあげる」(p.137)
「失敗するのが嫌だからと何も事を起こさなかった場合、何ひとつ得るものがありません」(p.159)
「自分のとんがったところを探して、それをとことん磨く」(p.161)
「皆さんも小さい頃、明日は「もっとがんばれる人になりたい」とか「もっといい人になろう」とか「もっと勉強ができる人になろう」と思っていたに違いありません」(p.213)
「自分がいちばん心配だと思う子の面倒を見ます。そして、とことんその子に尽くすのです。その子のために全精力を費やします(中略)すると「愛情ってこういうことなのかな」とわかってきます」(p.216)」
Posted by ブクログ
人間がもともと持っている「よく生きよう」という意思を尊重し、その環境を整える。
世界は変えられるという成功体験を持たせる。
なんとなく読んだけれども感動しまくり。学校教育という観点ではなく、子育てにも通じる!
Posted by ブクログ
改めてぶっ飛んでいる校長先生でした。うちの生徒が修学旅行で桜丘中を訪問し、教育理念から美味しいラーメン屋まで教わって帰ってきた。建前じゃなくて本質的なことが述べられている。自分たち教員が必死に守ろうとしているのは、秩序であって子どもじゃないのではないか。真剣に考えさせられた。
Posted by ブクログ
読んでいて、すごく優しい気持ちになれた。
自分が子どもの頃も、今も、あるべき姿に縛られすぎるが故に、人間関係がうまくいかないというのはすごく感じる。
でも特に教育の世界って、それが当たり前でやってきてるから、おかしいなぁと思っても、従わざるを得ないようなとこあって。
そんなことときちんと向き合って、なぜ、なんのためにやるのか?ということを教員や生徒と対話しながら見出していく姿に、感動。
こんな校長先生が、全国の学校にいてくれたらきっと日本の教育はすごーく変わるだろうなぁと思った。
でも人任せでなく、自分ができることから始めていきたいと思える、前向きになれる一冊だった!
Posted by ブクログ
2020/1/13
麹町中学校の工藤勇一さんと相通ずるものを感じた一冊。子どもの可能性を広げることが学校に必要なことであるはずなのに、現在の学校の多くは子どもの可能性や、思考する、実践する機会を奪う、個性を潰してしまっている場になっていないかという思いを前面に感じました。
また、桜丘中学校の西郷孝彦校長もまた、とても柔軟な考え方の人なんだなあというのが文章を読んでいてすごく伝わってきます。
トップダウンでただ命令や規則を守らせるために生活することに何の意味があるのか、社会に出た時に子どもたちが直面する現実と現在の学校は大きく乖離している現状は否めないと思います。
いきなり全部を実施するのは厳しいとは思いますが、この本を読んで自分が共感したことやなるほどと思ったことはうまく取り入れて実践へと繋げていきたいなと思いました。
西郷校長は教員も広い世界を見ていつでも転職できるようにしなさいと言っているみたいです。そんな色々なことに対して前年度を踏襲して…とか、今までこうだったからそれで…という考えに縛られないで、時代に合わせて思考を変化させていける人でありたいなと思いました。
Posted by ブクログ
道徳のルールはあるが校則はない公立の中学校。公立でここまで変革をもたらせる人や学校は本当に素晴らしいと思う。
いちばん心に残ったのは、「心に怒りを持て。理不尽への、世の中への怒りは絶対忘れてはいけない」という言葉だった。私は自分の怒りっぽいところがすごく嫌いで怒りを抑えて生きてきたけど、ちゃんとそれも認識して原動力として使おうと思った。
また、変化をもたらすには変化をもたらせる立場を目指せ、という言葉。そういう立場を目指したい
Posted by ブクログ
『なんのための校則なのか?』
靴下の色、セーターの色の決まりについて問われても答えられない。
生徒が朝礼で騒がしいのは校長の話がつまらないから。
生徒総会で決まったことは実践する。
服装の自由、定期テストがない、チャイムもない。
日本の当たり前がこの学校にはない。
自由であるということは自ら考えないとならないことなので楽ではない。
出る釘は打たれるけど、出過ぎた釘は打たれない。
と著者は言っていた。
Posted by ブクログ
ーー内容ーー
「すべての子供たちが3年間を楽しく過ごせる」ことをただ一つの目標にする世田谷区立桜丘中学校。校則や定期テスト、チャイムの廃止、制服の自由化など、普通の中学校での「当たり前」から解放し、子供たちが自ら考え、導き出した「やりたいこと」を実現させるために、学校側が最大限サポートする学校環境づくりが特徴的。具体的な取り組みや、その過程や理由も明かされている。さらに親子関係や過程学習など家庭教育のヒントも満載。
ーー感想ーー
制服、チャイム、定期テストもなし!
これだけ読むと突拍子もないようですが、全ては一つの問いから生まれたものです。
「子どもたちにとって、幸せな3年間を送るためにはどうしたらいいか」
それを学校の先生と生徒で話し合った結果の話だということです。
でも、どうしてここまで思い切ったことができたのか?
それは、ご自身の子育てにおいて参考にされたシュタイナー教育の考え方にありました。
===
あらかじめすべての子供たちが持っている、よく生きようというプログラムが発動しやすい環境をつくる
===
植物が誰に教えられなくても芽吹いたり花を咲かせたりするように
人間にも、本来、よく生きようとか、善人になろうとか、がんばろうとか、勉強しようとか、そうゆうものが備わっている。
後から教え込んだからできる、ではない。
だから著者いわく、子育てに「しつけ」は必要ない、ということです。
その代わり「安心できる環境」を与えることが親の役目。
それさえあれば、子どもはすくすくと自分の花を咲かせるのだといいます。
ー
そんな著者のたったひとつ校長ルールは、
「世界を変えなさい」
これを桜丘中学校に赴任してから9年間言い続けてきたそうです。
人と違ってもいい、むしろ「変な人」が世界を変えてきた。
だから不満があるなら自分たちで変えればいい。
子供達はみんな、自分たちで「変える力」を持っていると信じて関わることが大事だということです。
ー
世界を変える、と聞くと日常から飛躍した感じがするかもしれません。
でも、親が子どもにどう接するか。
もっと言うと、親自身がどんな人間でいるか。
それが、子どもたち一人一人に大きな影響を与え、その子たちがどんな大人になるかで世界が変わると思います。
だから、親自身が、子どもには「よく生きる力」「変える力」が既にあると信じて関わることが、きっと見えないところで世界を変えていくのだと思います。
あなたは今日、子どもの何を信じますか?
ーーーーーー
Posted by ブクログ
校則をなくすことが、一番ではない。
あくまでも、手段の話。本質は、「全ての子供を幸せにしたい」である。
だから、校則をなくすだけでは、何も解決しない。
自分の生き方から、見つめ直さなければいけない。
分厚い鎧を着ても、きっと子どもたちには見透かされる。
本気で生きよう!
Posted by ブクログ
過干渉をやめる。子どもの主体性に任せる。表面的に真似してもうまくはいかないだろう。子どもの失敗を許せる覚悟や辛抱強さが必要だと感じた。心に怒りをもって働く。
Posted by ブクログ
こういう学校であるといいな。
こういう風に子どもたちに接することができるといいな。意識低下中でしたが、少し持ち直しました。
いい意味で友達のような教師。
愛情を持って接することのできる教師(これはなかなか難しい…)
真剣に一人の子どもと向き合い、何が子どもにとってベストか考える。
ルールだから。校則だから。教師は偉いぞ、言うことを聞け。(これは今時体罰では?)そんな変なことを言う教師にはなりたくないと思った。
何のためのルールか。何のための校則か。楽しく学校で過ごすためにはどう支援したら良いか。生きていく為に社会に出る為に何を伝えなければいけないか。
日々考えなければいけないこと、改めて学びました。
Posted by ブクログ
・教師は「素」で勝負する。
・子どもには“よく生きたい”というプログラムが備わっているから、大人は環境を整えてひたすら待つ。
・7歳までは神の子。愛情をかける。
・15歳で子離れ。育児はここまで。そこから先は子どもの人生。
・校則はなくても、法律はある。治外法権ではない。
・自由→自ら考えて選択→自立
Posted by ブクログ
生徒が安心して中学校3年間をどうしたら過ごせるかということに重点を置くと学校経営がこうなる。
一度勤めてみたい。
校長視点で書かれており勤めている教員視点からの意見も欲しいところ。
定期テストがないことでの弊害(テスト休みがなく教員の平日の休みがとれない。部活顧問は定期テストの期間が唯一体が休まるのに)とか、付随する成績処理をどうしているかなど。。
管理職視点ではなく現状での教員視点のメリットデメリットなどが欲しい。廊下のフリースペースの対応で教員の空き時間はあるのかなど。
このレベルでの実践だと総合の時間は必要ない気がしてくる。
Posted by ブクログ
「校則をなくした中学校」という、表面的なことばかりが取り上げられますが、この本を読むと、西郷校長の一貫とした教育観というか、生徒観が見えてきます。そういう、背景にあるものも一緒に考える必要があります。
p.39 誤解してほしくないのは、いま桜丘中学校で実践しているさまざまなことは、〝最初に結論ありきではない〟ということです。
たとえば校則の廃止。
「校則なんてきゅうくつだ。だから全廃しよう」という教育論を金科玉条のように掲げて校則を廃止したのではなく、「子どもたちにとって、幸せな3年間を送るためにはどうしたらいいか」ということを考え、議論に議論を重ねていったその結果、そうなったということです。
しかし、この本を読むと、この実践は、学校の力だけではできないと思いました。例えば、
p.15 1年生のクラスを目にした人の中には、あまりの騒がしさに、「学級崩壊じゃないか」と思う人もいるかもしれません。
こういう状態をも見守る教員はもちろん、保護者や地域も同じ価値観でいないと難しいものがあります。
西郷校長は、この学校で10年間校長を務め、この3月にご退職を迎えるそうです。校長先生が退職された後、この学校はどうなっていくのでしょうか。
p.220 もし私が退任したあと、生徒が望む学校じゃない方向に動き出したら、誰かに頼るのではなく、自分たちで変えればいいのです。「ぼくたちはこういう学校にしたい」、「私たちはこういう学校の生徒でありたい」とがんばればいいのです。
どうなっていくか、楽しみです。
Posted by ブクログ
校長の英断でできた「校則をなくす」。
しかし、本来、信頼関係ができているなら、校則は不要なのだと気づかせてくれる。また、居心地の良い学校には校則はなくても良いのだとわかる。
ただし、信頼関係を築くのには時間がかかること、根気がいることもきちんとかかれており、教師の力量と度量が問われるということも描かれている。
この校長だからできたことなのかもしれないが、本来はどの学校もこうあるべきなのだと強く思う。