感情タグBEST3
設定をもっと活かしてほしかった
良かった点
①主人公の方向性。
優れた魔力と行動力を持つが、恋愛にだけは疎い主人公。気になるヒロインの為に行動するが、解決方法が奇抜で面白い。
②ヒロインのストーリー性
奴隷にまで落ちた元王女候補が復讐のために主人公の手助けのもと、権力を手にいれるために行動する成り上がりストーリー。
最初の主人公との掛け合いにすごく期待できました。
悪かった点
①まず主人公の魔王が行動も能力もブレブレ。
素敵な恋をする為に出会ったヒロインに最初の求愛後全くアタックをかけない。お前なにしに声掛けにいったん
だ。
能力のお花畑は花を咲かせる能力なのに、いきなり一巻から生き物生み出して、先行きが不安すぎる。「生物を支配する」を曲解してもそうはならんだろ。
②ヒロインのポンコツぶり
王女となる為に教育、所作を学んだ有能な元王女候補の筈なのに、いきなり始まった推理パートで見せるポンコツぶりはやばい。
ディベート力など、内面を評価されたのに全くとして内面の能力が小説内に盛り込まれていない。
最終的に主人公が事件を解決してるのを見てるただの「ここから成長予定のお姫様」に、、、。
ただのそこらへんの頭の悪い貴族の娘の方がまだ救いようあった。
③物語の進め方。
王子様、その王子を誑かした女性が全く出てこないので、ヒロインの正当性がまったく感じられなかった。
主人公が調べていたにも関わらず、その結果を1巻の間は情報が開示されすもやっとしたまま終わった。
また、悪名を轟かせたヒロインとして登場し、誑かした女性をいじめてた悪女だった筈なのに、合流してからは一気に性格が良くなり、読んでるうちに「なにをしたいんだこれ、、、」となった。
④奴隷という設定
自由にしすぎ。ヒロインはみせしめにして楽しませてた筈なのに、余裕で町から抜け出してる意味がわからない。
しかもその理由が2、3行で済まされてるし、先にそこを盛り上げてストーリー化して欲しかった。
(王子から牢屋を出る条件を出されるとか?)
以上です。読んでから5分くらいで書いてるので、読み直せばもう少し違う見解もあるかと思いますが、言いたいことはレビューのタイトルどおり「もっと設定活かして」ってだけです。編集仕事してください。