【感想・ネタバレ】大阪芸大 破壊者は西からやってくるのレビュー

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Posted by ブクログ

今月いちばん印象に残ってるのは大阪芸大の本ですね。我が母校の本です。ずっと読みたいなと思ってたのですが、やっと買って読んだんです。

社会人になってから、何人か大阪芸大卒の人に会ったことがありますが「よくぞ貴方も今まで生き抜かれた!」と握手を求めたくなるような、そんな大学。その絶妙な塩梅が言語化されています。国公立卒には分かるまいこの感覚。

東京芸術大学に名称が似てることから、大阪芸術大学もたまに立派な大学だと思われるのですが、月とスッポン、カレーとウンコと在学中から言われてました。(もちろんウンコ側)

本文でも、世界に羽ばたく芸術家も犯罪者も一緒に学ぶ敷居の低い学校って書いてあったけどまじその通りって感じです。(大阪芸大出身といえば中島らも。ほら、犯罪者!)

大阪芸大の人はあたまがおかしい人がばっかで、フィーリングが合う人が全くいないなと在学当時は思っていたのですが。「わいが南河内のYO-KINGや」とYO-KING的なサングラスをかけて2年間日常生活を過ごしていた俺も大概なものでした。(いわゆる目元が黒歴史)

みんなが右にいったら左に行きたくなってたまらなくなるし、競馬だったら1番人気の馬には絶対掛けたくない人間が行くタイプの大学だったので、なんとなく、今思うとめっちゃ自分に合ってた気もしてます。

夜空ノムコウでいうところの、僕の心のやわらかい場所。そこをしめつけるどころか絞殺するぐらいの勢いで当時の恥ずかしい気持ちをフラッシュバックさせる一冊でした。とても頑張ろうと思いました。

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2024年04月30日

Posted by ブクログ

「大阪芸術大学(大阪芸大)とは何か」を解き明かすということをテーマとした本であり、古田新太氏など各界で活躍する大阪芸大卒業生(中退含む)へのインタビュー部分もあるが、脚本家である著者の自主映画制作に明け暮れた大学4年間の回想記がメイン。
ちょっとした縁で大阪芸大について理解を深めたいと思って読んでみたが、何かを作り上げるという芸大生の青春を追体験できて、非常に読後感がよかった。
「大阪」と冠しつつ、畑や古墳に囲まれた「辺境の地」にある大阪芸大は、東京にある芸大などとは違った独特のカルチャーが育まれ、大学の教育のおかげかどうかは別にして、数々の逸材を生み出してきたということがよくわかった。また、大阪芸大に限らないが、「人との出会い」の重要性について再認識した。

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2020年06月14日

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