感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
匿名
面白かったです
作者さんが後書きで書いておられますが、ヒーローが腹黒くて笑えました。でも、その思惑すらひっくり返すヒロイン。姉妹に差をつける愚かな両親に虐げられて育った彼女は、なかなかヒーローの愛を信じられません。なんと三年もの時間をかけてしまうことになります。でも、その日数が二人を本当に結びつける。そのあたりは本当に良かったです。読後感もとても良いお話でした。
すんなりと読めます。
あらすじですでに一目惚れならず一読惚れしてしまい、(ネタバレになるので多くは語れませんが)途中私的に号泣ポイントもあり一気に読みきることができました。
そして…ロザリー最高!
清々しい。清々しいよ作者様!!
身内からの愛情不足ゆえに自身に対する評価が低い。ヒーローの愛情表現を不審に思うのも仕方ない。とは言え、ヒーローもとんだ不器用者だ。
時間をかけ丁寧に育んだ二人の関係性。様々な思いを飲み込み凛と前を向くヒロインの美しさ、腹黒策士様の暗躍、そんな二人を見守る明るく逞しいロザリー。
馬鹿な者達はきちんと泣きを見る。読み手の欲求を満たし尽くす物語。ありがとう。
とても良かったです!
この作者様の作品を読むのは5冊目ですが、共通しているのはヒロインが魅力的ということ。
ヒロインにありがちな自我の弱い健気な娘ではなく、性格は良いのですが言うべき事はきちんと言う強さを持っています。
本作は第二王子に婚約破棄されるところから始まりますが、浮気相手の自分の姉や姉を偏愛している両親に対して堂々と道理を説くシーンで、このヒロインを好きになってしまいました。
ロザリーやヒーローの母もとても良い味を出していました。
ロザリーは不本意かもしれませんが、彼女が誰かに恋するのは想像できないので、パトリックの後妻になって伯爵家を牛耳るのも悪くないのではと思います。
夫の尻を叩きながら素直で可愛い義理の息子を育てる人生も、シュゼットとの関係を考えるならば良いかもしれません。
この2人の関係は主従ではなく親友と言うのがピッタリですね。
最後の番外編を読んで、ロザリーが全て持っていったような印象です。
とてもお薦めの作品です!
物語として最初から最後までとても面白かったし、ストーリー構成も素晴らしかったです!終盤は号泣してしまいました。
誠実で無骨な感じのヒーローが読み進める内にメチャクチャ狡猾な策士というのが分かった時は作者様上手いなぁと感心しました。ヒロインは色々と不遇な環境で諦めながら生きてきたけどそれに負けない芯の強さがありとても格好良い女性でした。でも女性らしさもちゃんと持ち合わせています。恋愛過程はもどかしかったけれどそれがあったからこそ最後がより感動出来たんだなぁと思いました。
ヒーローとヒロイン2人とロザリーのその後を読みたいです!
最後まで飽きないお話
設定はありがちなのですが、この作家さんのキャラクターはみんなすごく魅力的で、人間はいつまでも成長する生きものなのだなぁとしみじみしました。
アンセルムの策略が本当にえげつなくておもしろかったですし、シュゼットの凛としたところと一方で弱さを抱えている人間くささ、そしてシュゼットを支えるロザリーのかっこよさのバランスが絶妙。
すっごくおもしろかったです。また読み返したくなる本でした。
感動した!
いやぁ、面白かったです!この作者さんはホント良いですねぇ。ただのTLではなく、読ませます!泣かせます!キャラが立ってるからかな?
ヒロインが意地っ張りだけど頑張り屋だし、ヒーローはヤンデレ気味だけどひたすらヒロイン一筋溺愛で。戦争が始まってからは泣いちゃうくらい深い話になってきます。お値段は高いけど読む価値ありますよ!
たくましいヒロイン
拗らせまくってかなり遠回りした両片思いの物語でした。両親も姉もクソな家庭環境の中、ヒロインは人の顔色を伺って気を遣い器用に生きていきます。ヒーローの策士っぷりは後半明らかになってきますが、丸く収まって良かった良かったという感じでした。
挿絵と物語からのイメージとが噛み合わなかったのがとても残念でした。
ストーリーも、作者さん買いながら、少し物足りなさを感じました。
腹黒
ヒロインの頑張る姿がとても良かったです。
ヒーローの策士策に溺れるなあたりも面白かったし、よくある婚約破棄ものの中でも、ヒロインの冷静さや賢さが際立っていて面白かったです。
作者買いでしたが、プロローグの薄幸そうなヒロインの描写と本編でのしっかり者の描写との落差に違和感を感じてしまい、腹黒策士も全然登場しなかったため、少し期待外れとなってしまいました。ヒロインがずっと結婚拒んでおきながら身を任せる理由もイマイチ共感できず。。