【感想・ネタバレ】よだかの片想いのレビュー

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Posted by ブクログ

「人間なんだから、強いところもあれば弱いところもある」……「あなたが思っているほど、多くの人は深刻にも真剣にも生きていないんだから」……の言葉に惹かれました。

たまには真剣に物事に向き合い自分の強みと弱みを味わい生を感じていかないとな〜

読んで楽しかったですよ。

ぜひ〜

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2024年03月04日

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顔にアザのある大学院生のアイコが、「顔にアザや怪我を負った人」をテーマにした本の取材を受け、表紙に出たのを機に、初恋と失恋を経験する。
子どもの頃から、アザのことで嫌な思いも、逆に周囲の愛情や本物の友情を感じることもあったアイコ。そのあたりの機微も描かれていて、アイコは幸せだなと思うと同時に色々考えさせられた。

アイコは本の映画化に向け、その監督の飛坂と対談をし、恋をする。
「気まぐれだし、思ったようにしか動けないから。付き合うと大変だし、苦労するよ?」と言われて、「大丈夫、私、頑丈ですから」と付き合い始めるが、最後は、「約束は守ってほしいし、私と会うことを一番楽しみにしていてほしい。相手にもこちらが想うのと同じくらい、好きになってほしい。付き合っているのに片想いみたいな状態じゃなくて。」と感じ、別れることを決める。
この切ない気持ち、共感しかない。

一歩前に進んだアイコに、研究室の後輩、原田くんとの明るい未来が待っていそうな予感に満ちた終わり方がよかった。

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2024年02月29日

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ネタバレ

顔に大きなアザのある女の子が主人公で、不器用なようで芯が強くて、でも弱くて、私もアイコちゃんといろんな感情を一緒に経験した気持ちになった。初恋の心震えるあの感じ、なんで恋ってこんなに始まりは素敵なのに終わりは苦しいんだろうって思った。
そして、どうして島本理生さんの書く男の人ってこんなに好きになっちゃうんだろう。しかも幸せになれないってわかってるんだけど好きにならずにいられないタイプの…笑。何回も、飛坂さんと上手くいきますようにって願ったけど結ばれなかった。アイコちゃんが恋愛経験者だったら、もしくはあの「付き合ってるのに片思い」状態を我慢すれば一緒にいられたかもしれない。でも、あそこで大好きだけど許せないって譲らなかったのもアイコちゃんらしいし、だからこそ対比で原田くんとは一緒に幸せにやっていけるような予感がするんだよな。飛坂さんとのハッピーエンドがよかったけど、そうならないからこそのこの作品の良さなのかなぁとか。

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2023年11月08日

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いやー恋愛小説ハマった。島本さんの恋愛小説はナラタージュもだけど、切なくて苦しくてめっちゃ良い!!!!!これぞ恋愛!!!

島本さんの本はペースが良くて読み進めるのも苦じゃない。

好きだけじゃ恋愛はできないという意味が何となくわかった。いくら好きでも自分を大切にすることを第一優先にする事って結構難しい。
自分を犠牲にしてでもいいからそれでも一緒にいたいと自分だったら思ってしまうかも。


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2023年07月16日

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この主人公のように強い人はそんなにも居ないと思うけど、何かを受け入れて生きてる人はいっぱい居るし、みんな何かを抱えてるんだとは思う。

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2023年05月22日

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切なくて息が苦しくなるような話
みんな、幸せになってほしいなあ

えりこさんのおすすめで読んでみた

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2023年05月16日

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島本理生さんの作品を久々に読んだ。
顔に大きなあざを持つアイコ。
このあざを通してしか人と関わってこなかったから、人をある意味諦めている。
そんなアイコが、自分のことを写した雑誌、そしてインタビューでの出会いを通して恋を知り、今のままでいる自分を認められるようになって行く。
何回りも大きく成長したアイコがとても清々しかった。

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2023年02月07日

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自分の中のコンプレックスであったり、他人といる時に劣等感を覚える感覚を、読んでいて思い出しました。
この本を読むことで、みないようにして過ごしていた自分の中の嫌いな部分・醜い部分と、必然的に向き合わされた感じ。
僕はまだ主人公のように、自分の嫌いな部分を肯定できないです。
いつか自分のそんな部分が、あってよかったと思える日が来たらいいなと読後感じました。

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2023年02月03日

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ネタバレ

すごく良かったです。
アザのある女性の話で、お涙頂戴だったり、道徳的な感じなのでは…と警戒してましたが、ただ1人の女の子の心の葛藤や成長が、アザのない私にもしっかりと共感できました。

琵琶湖と揶揄われた時の担任の対応、アザを気にしていないと思っていた祖父が毎日神社であざが消えるよう祈っていたと知ってしまったときの気持ち、その感情を母に気づかれないようにしたこと、何が正解なのだろう…と考えました。
多分、この本はこれからずっと、ふと思い出しては考えるのだろうなと思います。

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2022年11月28日

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ネタバレ

自分を蔑ろにせず、今の自分で自信を持って生きていく。
そういう生き方を選択することができるようになる、一人の女性の物語だった。
生まれたままの姿で生きていくことを決意したアイコが、とてもかっこよかった。
私は、そんなふうに思えるだろうか。

「前田さん。もし無理をすれば違う自分になれるんじゃないかと思っているなら、その幻想は捨てたほうがいいかもしれない。そのほうが、君はきっと成長できる。たしかに、人は変わることもある。しかし違う人間にはなれない。それは神の領分です」
(P192)

教授が言ったこの言葉が、とても印象に残っている。
もし無理をして変わることができたとしても、自分は自分でしかないのだ。

恋愛小説ではあるが、「愛する人から愛されるハッピーエンド」という形で終わらないのが良かった。
アイコはこの先、ありのままの自分で、まっすぐに生きていくのだろう。
そう感じられるラストが、清々しかった。



顔に大きなアザがある主人公と、『よだかの片想い』というタイトルから、宮沢賢治の『よだかの星』が題材になっているのかなぁと思っていたら、作中にも登場して嬉しかった。

解説内で紹介されていたエピソードを、引用させていただきたい。
(以下、P250から引用)

二人の会話に登場し、タイトルにも関わってくるのが宮沢賢治の『よだかの星』。
周囲から醜いとののしられるよだかは星になりたいと願うが、星たちにも却下され、それでも飛び続けてついに星になる。
この作品をモチーフに選んだ理由については、トークイベントでの作者の言葉を引いてみよう。

「主人公のよだかがいろんな動物にいじめられるなかで、タカに名前を変えろって言われますよね。
でも『名前は変えない』と言う。
名前を変えるぐらいだったら死んで星になりたいって思うところに、何かすごくその生き物のプライドというか強い精神性を感じるんですね。
単純にいじめられて追いやられて星になる話じゃないんですよね、『よだかの星』って。
それは今回の主人公の性格にもあてはまるかなと思いました」

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2022年10月27日

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島本理生さんの本が好きで何冊か読んでいるが、今回も女性ならではの視点で繊細に言葉が紡がれていた。

アイコのアザを「葛藤しながら強く生きて来た証」と無限に広がる夜空に解放してくれた飛坂監督。ひたむきな恋心を知ったアイコに幸せになってもらいたい。

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2022年07月14日

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良くも悪くもコンプレックスとかって、他人に気付かされるものなんだなと思った。
この本に出てくる女性は、生まれつき顔にアザがあり授業中に同級生からそのアザをみて、琵琶湖そっくりだと言われる。それを聞いた先生が、何でひどいことを言うんだと怒りみんな謝る。彼女にとってそれまで何とも思ってなかったアザが、これは恥ずかしいものなんだと認識してしまうことが、女性が生きづらくなる発端となった。
それから男性に恋をして、他人の気持ち、行動などの機微や心情を考えれるようになっていく。

自分では気にしていなかったことが、他人からすると気にすべきことって確かにけっこうあるな、みんな何かしら経験してきたんじゃないかと思った。生きていくうえでこれはどうしようもないけど、気にしない人間になりたい。

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2024年01月08日

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新年一発目は島本理生の恋愛ものが読みたいと思い読みました。歳上の男性との片想いという構図は『ナラタージュ』と似ていて、今回も飛坂の「一緒にいるっていうのは、相手を肯定しながら同じ場所にいることなんだからさ。それは立派な理由だし責任だ。」という台詞にグッときました。ただ良くも悪くもいつもよりアッサリ読めてしまいました。私の感受性が老いてきた?

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2024年01月01日

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ネタバレ

薄い本ですぐ読めた、

宮沢賢治のよだかの星から来てる本、大人になってからだとよだかの星も受け取り方が違う

自分が擦り減る人付き合いは、頑丈でも、周りの人にはして欲しくないし、したくない

顔のあざは極端だけど、触れて良いのかわからなくて、結局何も言えなくってもやもやすることある、距離感って難しい

肩書きとか結果に拘って、それが無くなったら空っぽだなあと思ってずっと走ってる感じもする、フィルターがあるから見えるものもあれば、ないから見えるものもあって難しい

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2023年12月18日

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好きって気持ちがどれだけ素敵でどれだけ危うくて、誰かを思ってる女の子って本当に可愛いし強いの。
ここまでまっすぐな恋愛私できてきたかな。
もっと感情に素直になりたい、伝えたい気持ちは相手に伝えないまま終わるなんて嫌だ。
でも逆に、本当に好きだからこそ一緒にいないって言う選択肢もあるんだとも思った。
自分が大好きで大好きでも
相手にとっては遊びの1人で大事にしてもらえないくらいなら離れるべきなんだ。
本当の好きってそういうことだ、好きな人は自分の中で永遠にかけがけのない存在であってほしいから。
主人公のその気持ちには切ないけれど共感はできた。

友達のまりえが言った、「言葉にしないのはお互い大人だと思ってたけど、関係ないね。八十歳になったって、好きだったら好きって言うし、付き合おうってはっきり言いたくなるもんだよね」
って言葉がなんだかすごく刺さった。
アイコがハッとしたように私もハッとした。肝心な言葉を言ってこなかったり伝えてこないことはつまりそう言うことなんだと思う。
それは、それだけは何歳になっても変わることのない事実なのかもしれない。

本の解説もいつもしっかり読むんだけど、(そこ読むとなるほどそうだったのかってなること多いからおすすめ)
今回はそこに核心につく言葉があったから載せてお
く。
本当にこの本は片想いしてる全ての女の子に読んでほしい。
この紛れもない事実を、とても温かくそして前向きに教えてくれる本だから。

“アイコは自分のことを「頑丈ですから」と言った。
でも、自分を犠牲にして相手に合わせることを「頑丈」とは言わない。それは弱さゆえに相手にすがっているだけなのだ。
アイコの決意は、もう自分を犠牲にしないという思いの表れ。
きっと相手よりも自分の方が一千倍も一万倍も辛かったに違いない。でもそこでようやく真の意味で自
分を愛せるようになったのではないか。
たとえ振り回されても、愛する相手に尽くせることが幸せ、と言う恋愛の形もあるだろう。
でもやはり、個人としては「あなたをないがしろにするような相手とはつきあうな」と言いたい。人間同土、完璧に対等な関係を築くのは難しいし、もちろん、どちらかが妥協したり歩み寄ったりすることだって必要だ。でも常に自分の気持ちをすり減らして、疲弊してしまうような恋愛は私だったら人切な人たちにしてほくない。”

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2023年10月22日

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感性がほとばしる作品だった。
自分を肯定的に受け入れることの難しさを丁寧に描いている。ありのままの自分自身を受け入れるためのトリガーになったのは人を大切に想う気持ちだった。繊細な恋愛感情をみずみずしく描いていて爽やかな読後感だった。

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2023年09月12日

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2012年
顔に生まれつき大きな青いあざのある大学院生。
彼女は、自分のアザを個性と受け止めながらも、恋や交友から離れた生活をしてきた。
そのアザのある女性としての生き方を雑誌に取り上げられたことで、知り合うはずもなかった映画監督と関わり始める。彼女は、彼の隔たりない性格に惹かれて、彼も彼女のひたむきな強さに惹かれる。しかし、映画監督として生きる世界の常識から抜ける事はしない。
彼女は、その価値観の違いに耐える事はできず、初恋に別れを告げる。
彼女のアザという弱い部分から得ていく清さを心地よく読みました。
宮沢賢治の「よだかの星」からのタイトルです。よだかの様に、その外見に周囲から冷ややかな対応をされてきた彼女が、そのアザの部分も含めての自分で生きていく方を選び、そんな彼女を受け入れてくれる次の男子が現れます。ちゃんと見てくれている子はいるんです。

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2023年09月07日

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主人公のまっすぐで素直な感覚が
今の自分には一周回って新鮮に感じた
懐かしさなのか羨ましさなのか
出会いは人を成長させてくれるものだと
自分のことを振り返りながら思う

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2023年06月29日

Posted by ブクログ

大学院生のアイコの顔にはアザがある。ある日雑誌の表紙になった事で、アイコの話しが映画化されることになり監督の飛坂逢太と出会い恋をする。おそらく初恋だったのだろうな。アザに対する考え方とかもこの恋を通して成長したように感じた。こういう終わり方なのね〜と思ったが、なんだか前向きな終わり方だったように感じた。

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2023年05月28日

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彼女の心の葛藤
誰もが抱くコンプレックスから逃げる事なく強さも弱さも含めて
リスペクトでした。
若い頃
コンプレックスの塊だった私に教えてあげたい1冊です。

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2022年11月17日

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ネタバレ

宮沢賢治の「よだかの星」が元になった作品
顔にアザのある女性アイコが、障害を持つ人たちを特集した雑誌の表紙モデルをしたことをきっかけに、映画監督の飛坂と知り合う。

主人公の力強さに惹かれる飛坂
監督の分け隔てないやさしさに惹かれるアイコ

お互い自分にないものに惹かれて付き合うが、すれ違いによって最後は別れる
でも暗い終わり方ではなく、今後の人生をより一層力強く生きていくと思えるような主振興の成長が感じられる作品

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2022年11月08日

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ネタバレ

最初ほ掴めない主人公で、少し読みにくさをおぼえていたけれど、主人公が恋をしてからは掴みどころ見つけられたお話。
紆余曲折あって、最後の方のアイスのくだりからの男の人に可愛いって言ってもらいたかった(てきなニュアンス)のところがぐっと来ました…!
島本理生さん2作目!作品によって雰囲気違うなあと思いました。映画のトレーラーは見たけれど、映画はいいかなあと言う感想です。

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2022年09月24日

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主人公の切ない想いが、それでも前を向こうとする強さが滲みる。
さまざまな感情が入り乱れる初恋を思い出すような作品だった。
「一度切りでいいから、一番にしてくれたら、あとはもうずっと待つから。一生だって待ち続けるから。」
切ないけど、好きになって本当によかったって思える恋は、素敵だな、、、。

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2022年09月23日

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このお話大好きだった。

島本理生さんの小説って重い内容が多いけど、これは決して軽い訳ではないけど、割とサクッと読める。

実写化するみたい、これは見たいな。

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2022年07月13日

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ネタバレ

太田母斑というあざができる病気のことは、以前に漫画読んだことがあり知っていた。イメージもついていたからこそ、アイコに向けられる世間の目や、反応が簡単に想像できた。飛坂さんに出会ってからのアイコは、本当に見違えるように変わったと感じた。高校時代とはうって変わってハキハキした子になったなと思ったけど、実際はアイコは元からこんな性格であることを忘れていた。ひたすら自分を隠すことに徹していたからこそ気づかれなかったアイコの魅力。外見で人を判断することは無くならないと思うが、飛坂さんや原田くんのような男性が増えればいいなと思った。

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2023年09月16日

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生まれ持ったアザと共に、彼女を取り巻く世界と戦ってきた主人公。その中で育まれた強さと美しさが、ひとつの恋によってより磨かれ、表面化される。

読み終わった後に、ピンと背筋が伸びる一冊です!

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2023年06月15日

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子供の頃、宮沢賢治の「よだかの星」が嫌いでした。顔が醜いというだけで、全ての生き物に忌み嫌われ、天に輝く星達にさえも拒絶される悲しい宿命を背負ったよだかが、あまりに可哀想で。地上に生きる賤しい生き物達はともかく、神に最も近い場所にいる星々が口汚く小さな鳥を馬鹿にするなんて!

本作は、そんな現代に生きる「よだか」とも言える女子大生の物語です。
でも、本作の「よだか」アイコは、皆に蔑まれて孤独に星になっていった孤高の鳥ではありません。とても芯が強く魅力的な女性です。もちろん彼女の周囲には、彼女を愛する家族や友人が数多くいます。

顔に大きなアザを持つアイコは、恋から縁遠い生活を送っていましたが、ある日、自分のコンプレックスであるアザを取材した本をきっかけに出会った男性と恋に落ちます。
一途で真っ直ぐな彼女の思いに、同じく偽りのない真っ直ぐな残酷さで、彼は答えます。

「僕は君を幸せにすることはできない」

それでもいいと一度は受け入れ、多くを望まなかったアイコは、やがて1人の女性が望む当たり前の幸せを彼に求めるようになってしまいます。

私を最優先にして欲しい。
今すぐ会いたい。会いにきて欲しい。

あまりに純粋な彼女の恋心が、星のような眩しさで目が眩むようでした。

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2023年02月16日

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初読みの作家さんだったが、タイトルの“よだか”とは宮沢賢治の『よだかの星』から採られているのだろうと想像しながら手にした。意外と感情移入して引き込まれたのは自分でも驚いた。生まれつき顔にアザがある理系女子大生・アイコのまっすぐさが初々しく力強く感じられる作品だった。アイ子の頑なさは一風変わっている。当然アザを隠そうとするものだろうが、アイコは敢てアザを隠さないことを選んでいた。たぶん、彼女の矜持から来たのだろうが・・・。恋愛やミュー先輩のやけど事件などを経て「化粧で隠してもいいんだ」というところへたどり着く所が興味深い。恋した映画監督・飛坂の繊細さも私が許容できる範囲内に納まっていたのも嬉しかった。
呪縛からの解放は彼女が自ら勝ち取った成長だろう。
アイコが迷っていたレザー治療を止めた理由。
「私はずっとこのアザを通して人を見てた。でも、だからこそ信頼できる人と付き合ってこられたんです。ミュウ先輩もその一人です」
映画化もされていて、そちらも観てみたい。

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2022年12月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ミュウ先輩好きだなー。ミュウ先輩はやけどをして初めてアイコの気持ちが分かるようになったみたいな感じだった。確かにアイコの気持ちはやけどをする前のミュウ先輩には分からなかったかもしれない、だけどそのミュウ先輩にアイコは救われてきたわけだし、必ずしも人と分かり合えなくてもいいんだと思った。

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2022年11月22日

Posted by ブクログ

顔に大きなアザのある主人公、恋愛の始まりから終わりを通して、ひとまわり成長するさまが描かれている。きちんと恋愛するってこういうこと。全てに納得できる小説。アイコの気持ちに何度も苦しくて哀しくて泣きそうになった。出てくる料理が美味しそうだった。

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2022年06月17日

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