【感想・ネタバレ】東京軌道エレベーターガール 1のレビュー

SFというと、ディストピアやサイバーパンクやスチームパンクを思い浮かべがちですが、この作品はそれらと一線を画しています。
地上と宇宙を繋ぐ「東京軌道エレベーター」なるものが開発された世界で、エレベーターガール・伊奈と「東京軌道エレベーター」を訪れる人々の、優しい物語。

この物語に出てくる人々は宇宙へ行くことよりも「東京軌道エレベーター」に乗る事が目的である事が多いのです。それほど、「東京軌道エレベーター」は魅力的という事なのだと思います。
(もちろんそこは、エレベーターガールの伊奈さんあってこそ!!ですが。)

己の業績を悔い罪に苛まされている老人や、宇宙人がいる事を信じている子供、テロと対峙する各国の要人など、訪れる人々はそれぞれ事情を抱えているのです。

1話完結のオムニバス形式で進んでいきますが、中盤から干渉者の存在や多次元宇宙であることが明かされ、よりSF感が増してゆきます。

個人的には、「東京軌道エレベーター」は片道どれくらいの時間乗っているものなのだろうか、長時間なら食堂などがあって宇宙食など食べる事ができるのだろうか?もしそうなら、グルメジャンルとしてもいけるのでは…などと妄想が膨らむばかり…


SFであり、日常系であり、ヒューマンドラマであり、ミステリ要素もある今作、今後の展開が楽しみです。

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予想外

最初はライトなSFという感じで楽しく読んでたのですが、途中から高次生命体(いわゆる神)的な要素が出てきて急速に萎えてしまいました。
それがいいという人もいるのでしょうが(事実、比較的評価のいい作品のよう)私には合いませんでした。
ヒューマンドラマ的側面が強いので、設定をある程度無視すれば今後も楽しめるかもしれません。が、積極的に続刊を買うことはないでしょう。

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2022年09月30日

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