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非常に面白い歴史もの
どのくらい史実に基づいているのか、私には正確にはわかりませんが、18世紀の生活、服装、髪型、街並み、社会の仕組み等、本格的に描かれているように思います。非常に興味深く、歴史好きにおすすめです。仕立てるドレスには、驚くような工夫がこらされていて、読みものとして面白いです。
実在の人物で、本当にマリーアントワネットのドレスを作っていた人ローズベルタンの物語。面白かったので、本当のこの人を調べると、最後の頃は結構傲慢というか鼻高々になっていたとのこと。しかも、最期は落ちぶれていくらしい…。
この史実と物語がどう融合するのか楽しみです。ついでにベルサイユのばら好きな自分としてはその目線からも見られて楽しい。
Posted by ブクログ
単純に服飾の話だけでなく、当時の労働事情やジェンダー、文化的な要素も解説してくれて面白い(というか切っても離せない状態だったのだが)。
キャラクターがみんな魅力的なのだが、実在の人物だというから凄い!
これは凄い
マリー・アントワネットのモード商だった実在の人物、マリー=ジャンヌ・ベルタンを主人公にした物語。
各話末のコラムでわかるように、作者がとにかく歴史を調べ、当時の雰囲気を忠実に再現している。
もちろん、マンガなので創作の部分も多いが、緻密な時代考証によってウソくささが全くない。
そして、ストーリー自体はこの手の王道であるマリー・アントワネットを巡る話。
これは、歴史好きと多くの女性にウケる作品になっていると思う。
その分、随所に「暗い未来」を暗示させる描写があり、それが悲しいが。
絵も非常にキレイで、かつデフォルメされた際のキャラも良い感じ。
マリー・アントワネットも非常に魅力的な少女として描かれている。
ここまできっちり時代考証をされると、他のこの手のマンガが書きにくくなってしまうのではないだろうかと心配になるくらいの作品。
ただ、欲を言えばメジャーすぎるマリー・アントワネット絡みではなく、もう少しマニアックな時代の話も見たかった。
(もっとも、それでは売れないと思うが)
次はぜひ、中国の宮廷物語を描いてみて欲しい。
すてき
働くマリーカッコイイです!
自分の仕事に誇りと情熱を持っている彼女のこれからの仕事にも期待が高まります。
髪結いの彼との関係も楽しみです!
おお!ベルバラのお針子さんサイドのストーリー。華やかなドレスがとても魅力的!まさか、デュバリー子爵?なんか聞いたことあると思ったら!デュバリー夫人!マリー・アントワネットの険悪な仲だった。デュバリー夫人って、確か娼婦だったような(ベルバラの中では)ここからのし上がってアントワネットに仕えて栄華を極める過程が楽しみ!
面白い
表紙からもっとゴテゴテした漫画かと思ったが、中身はすごく読みやすい。歴史物の漫画で、マリー·アントワネットが出てくる時代を題材とした作品。今後の展開に期待したい。
時代ものであり職業もの漫画
18世紀のフランスを舞台にした漫画は多いが、この作品は激動の歴史をファッションの文化を中心に読み解いていて、こだわって描かれたドレスや髪型の華やかさ、繊細さに目が奪われます。また、この時代で職に生きる女性の逞しさが見ていて爽快です。
一人の女性の生き様
現代とは全く違う価値観、社会を生きる主人公。その中にあって己を曲げる事なく自前の技術だけで針子の頂点を目指す。
綿密に表現された作中の背景も合わさり彼女の姿は眩しく惹かれてしまいました。
とんでもないこだわりを感じる
史実ベースの物語っていうのは大体こだわりとか細かいとこの描写に力入ってるものだけど、中~近世のヨーロッパを舞台にしたものは人間の美醜が色濃く出るからか特にすごいね。しかも、服飾なんて題材なもんだから書き込みもまぁ大変そうで…幕間でも体調不良って話もあったし気を付けつつ続いてほしい!
Posted by ブクログ
あの有名なマリー・アントワネットを取り巻く人間模様をファッションの側面から描き出す作品なのかな?取り敢えずはタイトルにあるようにマリー・ジャンヌ・ベルタンという女性が主人公のようだけど
驚きだったのは物語を彩るのは架空の人物ではなく、実在の人物であったことか。ただでさえ有名なマリー・アントワネットという人物の波乱万丈な人生を彩る人物が実在となれば、それだけでワクワク感が増してくるような気になるね
本作には主に2パターンの女性が登場するように思う
女を武器に生きる女。仕事を武器に生きる女
身の振り方として仕事を選んだベルタンが主人公なのだから、本作の方向性は仕事に生きる女性だけを魅力的に描いたっておかしくないのに、一方で女を武器に身の振り方を選んだララやベキューも生き生きと描かれている
これはどちらも当時としては正しい生き方であるとしつつ、ベルタンの仕事が結局の所、女性を魅力的に仕立て上げる事を生業としているから2パターンの女性の在り方は対立せず、共存する形となるのだろうね
それにしてもこのベルタンという女性はこうと決めたら迷いなく、そして止まること無く行動する女性だね
第一話の時点で彼女の腕前は師から認められつつも「この程度ならパリにごまんとある」と評価される程度の腕前
だというのに自分の仕事を認めさせる為にベキューに啖呵を切ったり、求められる服のヒントを探るために娼婦の溜まり場に座り込んだり……
それらの行動は力強い勢いを伴った才能を感じさせるものだね
だからこそ、そんなベルタンの周りに異なる才能を持つ人物が集まったのかもしれないけど
天性の髪結い技術を持つレオナール、自分の価値を高める男を捉える才能を持つベギュー、そしていずれ訪れるマリー・アントワネット……
これは意外と面白い作品になりそうだ