【感想・ネタバレ】忌み地 惨 怪談社奇聞録のレビュー

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臨場感

一般に読まれている実話怪談本は、体験談を書くものが主流だが、本書は取材そのものを記述している点に特徴がある。空振りに終わることもあるものの、霊体験より取材の方が怖いこともあり、なかなか目を離せない。

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2022年08月02日

ネタバレ 購入済み

相変わらずの怖さ

さすがの怪談社で今回も怖かったです。語りとして聞いたことのあるお話もありましたが、活字として読むとまた違った味わいがありました。

それにしても、怪談の取材って本当に大変なんですね。本に載るのの何倍も取材されていらっしゃるでしょうし、ある意味怪異より生きた人間の方が怖い、という体験もされているでしょう。

そうやって集めたお話を聞かせていただけるのはありがたいし、幸せだなあ、と思いました。

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2022年07月31日

Posted by ブクログ

表紙が怖すぎる。
でもカバーするのはもったいない。
みんなに、見せたいから笑
『文化住宅』『不審者』『O山』『居心地の悪い部屋』『黒いナースコール』『濡れたシャツ』『デスクの下』『電柱』『佇むひと』『Oさんがいるアパート』『死にたくなる部屋』が良かったです。
『電柱』は都市伝説ぽさもあって、こっちに戻る戻れないはなしはやっぱり面白いです。
『Oさんがいるアパート』も糸柳さんが実際体験してはるから余計リアリティー感じて怖さと興味深さと強いです!Oさんがだんだんはなしがおかしくなるとか異世界に入り込みそうで、怖すぎます。
そして福澤徹三作家の文体は相変わらずめちゃくちゃ好きです~!!

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2022年08月01日

Posted by ブクログ

福澤&怪談社、三巻目。
まだコロナ禍のなか、取材はまだまだ本調子でないけれど、宮崎の怪しげな商店街周辺、お馴染みK市、埼玉N駅など、コンセプトの忌み地的な局所怪談はなかなかのインパクト。
特に今回はそういう取材先の人物、怪談のなかの登場人物も怪しげでインパクトのある人がちらほら。
こういう忌み地に住む人というのも怪談じみてくるのだろうか。

個人的にすさまじさを感じたのは一話目の「押し入れの腕」。怪談ではなくその背後にあった事件だが、ちょうど柳田国男の「山」に関する本を読んでいたためか、この話も何か「山に憑かれた」ものを感じた。柳田国男ならこの話も「山の人生」に組み込んでいそうだ。

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2023年12月24日

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じわじわと

相変わらずじわじわと怖い。作中にときどき不可解な現実(?に生きている人が登場するのが、意味分からないけど怖い。
取材して連鎖で移動していくところが臨場感あって好きです。
ただちょっとおおしまてる多用しすぎかなあ。

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2022年07月25日

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