【感想・ネタバレ】若鷹武芸帖のレビュー

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Posted by ブクログ

岡本さとるさんの「若鷹武芸帖」(2017.11)、新シリーズのスタートです。岡本さとるさんの作品にはずれはございません(^-^) 編纂所、武芸者、角野流手裏剣術、女芸者の4話。女性を含むいろいろな流派の達人が魅せてくれます。まとめるのは、直参旗本、新宮鷹之助25歳、きりりとした若殿です。

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2017年12月09日

ネタバレ 購入済み

家斉の武芸帳編纂所が無事始まる

主人公の新宮鷲之助はお城で小姓組番で仕えていた。小さいときから熱心に剣術道場に通い、稽古に励んで立派な剣豪になった。小姓組番は将軍の身辺警護にあたるのが勤めである。彼は剣に強いのと育ちの毛並みの良さがあるが、反面世間を余り知らないという欠点もある。
そんな彼は、将軍家斉から武芸帳編纂を命じられた。廃れゆく武士の武芸を調べて書き留める仕事である。新宮家の敷地内に武芸帳編纂所が建てられようとしている。鷲之助の相棒として柳生心陰流の水軒三右衛門が来る。それから彼の知古である円明流の松岡大八も加わり、仕事始めに「角野流手裏剣術」を調べる。
この手裏剣術は角野源兵衛を流れの元とするが、その時は富澤秋之助が流派を継いでいる。その秋之介を探し出して、流派の詳細を聞き出すことを目指したものの、秋之介はある事件に関係して亡くなっていた。札差の主の殺しに関係しているのだが面白い事件である。面白く感じるのは、やはり世間知らずの秋之介がいるからであろうか。
もちろん、角野流手裏剣術も武芸帳の始めに載ったのである。

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2021年01月25日

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